昨日は『パガニーニ・ミーティングス』の3回目だった。
3回目だし、今までしていないことをやろうと、私が決めたのは『24のカプリス』から2曲弾くこと。
昨日は、13番と24番を演奏した。
13番は、今まであまり弾いたことがない。(というか、カプリス全体そうなんだけれど。)でも、出だしの柔らかな曲調と中間部の激しさのコントラストが好きなんだよな。
あと、練習していて気が付いたのは、この13番は私のテクニックに合っていること。だから、弾きやすい。
パガニーニの、ギターとのデュオ作品において言えることは、簡単そうな曲が弾きやすいとは限らないということだ。なんかリズムが変なところに来たりする。
それよりも、この13番のほうがずっとすんなりと自分の中に入ってくる。超絶技巧曲なんだけれどもね。
しかし、このところ路上演奏も始めたせいなのか、一人で弾くときの自分のテンションが手に負えないほどだ。高すぎる。心拍数はまるで全力疾走しているかのようで、実際にはそこまでではないのであろうが、体感的にはそこまでいっている。
だから、昨日もカプリス2曲弾き終えたあとはガクッときてしまっていた。
お客様には、「悪魔のようなパガニーニ」を感じて頂けたようで何より。
それと、昨日の発見は舞台上でとみーを先生、と呼び始めたこと。なんか、自然にそうなったんだよね。
そんな、昨日でした。
2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。