だいぶヤバイことになってきましたね。新型コロナウィルス。
さすがの私も、このことについて口にしないわけにもいかなくなってきた。
いや、こういう事態になって思い出すのは、第二次世界大戦中のウィーンなんですよ。
あのとき、目の前で家族や親友がゲシュタポに連れられていく、自分もいつ連れられていくかわからない、そんな状況下。
本当は禁止になっていた音楽会が毎晩繰り広げてられていたというんだよなぁ……。
史実につき、記憶が不確かなもので申し訳ないのですが、
ウィーンフィルや有志による音楽会。そこにものすごい人数が集いそれでなんとか精神を保っていた。ナチスによって上演禁止だったユダヤ人作曲家の作品なんかも演奏されていたんじゃなかったけな。だって、あの「パパパパーン」な結婚行進曲で有名なメンデルスゾーンも、映画『ヴェニスに死す』で音楽が使われたマーラーもユダヤ人ですよ。もっと言えば、歴史に残るヴァイオリニストにもユダヤ人は多い。例えば「愛の喜び」のクライスラーとかね。避けて通ることなんてできるもんか。芸術の前では人種は関係ないと言いたい。
それこそ、当時のウィーンフィルのコンサートマスター、シモン・ゴールドベルグだってユダヤ人だった。彼は連行されてしまって、戦後アメリカでリハビリ後また復帰したけれど。
ゴールドベルグが連行されたジャワ島の収容所でも、音楽は必要とされていて
秘密なんだけど実際は公然と音楽会は催されたんだよな……。
何が言いたいかというと、
音楽や芸術文化がないと人はだめになってしまう。
あの、気がおかしくなってしまいそうだった戦時中のウィーンでも音楽があったから人は明日を生きることができたし、それをわかっていたからナチスも目をつぶっていた。
そうして、そこまでしてやり続けていないと、
音楽って、できなくなってしまうものなんです。芸術家にとって、表現するということは、空気や水と同じようなものだから。表現の場がないと枯渇してしまう。我々が、この状況においても活動をし続けようとするのはそういった理由からなのです。
ここで、一つのツィートをご紹介させて頂くから、よろしければその文面にある通り、各ライブハウスのyoutubeのチャンネル登録をしてほしい。これをお読みの方々は、クラシック音楽や文学好きの方が多いのだと思うのですが、一人でも多くの方に登録して頂き、実際に各youtubeをご覧頂き、一定の条件をクリアできると各チャンネルは
・広告収入を得ることができる
・ライブ配信ができるようになる
よって、ライブハウスが現況でも収益を得られ、且つアーティストたちのライブ配信が可能になり、私のような末端音楽家でも活動の場を確保し続けられるようになる。
ということなのです。
お待たせいたしました。皆さんの返信を中心にライブハウスのYoutubeチャンネルをまとめました!是非片っ端からチャンネル登録して頂いて登録者数1000人超えを目指し、ライブハウスの選択肢を増やして下さい!随時追加していきます。追加希望のお店の方はリプ頂ければ! https://t.co/QpPH80JVFf pic.twitter.com/zEhL6kKaTY
— 佐藤boone学@四谷アウトブレイク店長 (@boone4649) March 25, 2020
やる場所さえあれば、私はいつだってどこでだって弾くぜ。山の上でだってな!
そんな、今日でした。