昨日は我らがオールパガニーニシリーズPaganini Meetings7を無事開催でき、ご来場の皆様大変ありがとうございました。
「パガニーニってこんなに面白かったの!?」って声もあり、そう。そうなんです。
私たちもやってきて気がついた。
この人、並の音楽家じゃないって。
そりゃーそーなんすよ、同時代の人々に最も影響を与えた音楽家と言っても差し支えないだろう、あらゆる芸術家が皆彼の高額なコンサート(通常の3倍の価格)に出かけ、シューベルトなんかは質入れして聴きに行ったらしいからね。ちなみに当時のウィーンは借金は当たり前のことで孫子の代まで借金があるのが普通だったらしい、と何かで読んだことがあるので質入れもなんてことなかったのかもしれないのだが。
そのパガニーニの作品の中で、ほとんど演奏されないものを我々は常に演っている。
なぜ演奏されないかというと、実はギター伴奏による彼の作品は超絶技巧の上に伴奏が非常に複雑で凝っていて、要するに二人とも大層苦労するのだ。オーケストラ伴奏の協奏曲とはまるで別人なんですよ、君。あれがパガニーニの全てだと思ってもらったら困るね私は。
で、その複雑怪奇さをもって例の24のカプリスに私は取り組んでいる。いやぁ、これはなかなか悪魔的で奇妙で気持ち悪い作品群ですよ!思いっきり気持ち悪く弾いてやるぜ!
そんなコンサートシリーズ。私がトミー呼ばわりしているあいつは、実はギター連盟の理事であり、アルバムがレコード芸術誌の特選版となり、我が母校洗足音楽学園大学にても先生をやっているという大変立派なお方なんである。ドクターペッパー飲んでるけど。
当日の詳細はこちら。
2021年1月17日 13:30開演(13:15開場)
世田谷区上馬4-4-8 新町駒沢ビル2階
(東急田園都市線・駒沢大学駅 西口徒歩1分)
そして!そしてなんと、この日はこの物珍しいパガニーニオンリーのミニアルバムを発売予定だよ!私、頑張って練習するよ!来られない方には通販諸々ご用意致しますので、ご安心を!!
みんなで、コロナ乗り越えよーね。いい顔してお会いできますように。