昨日の首都圏は雪模様でしたね。雪というより、みぞれか。

そんな中、てくてくと狛江まで出向いて私が行ったのは

 

尺八の三塚幸彦さんがお弟子さんの松村湧太さんと演奏されると知ったから。

 

三塚さんは、以前共演させて頂いたことがあって、その豊かな音色と熱い息遣い、とても素晴らしい演奏をなさる上にお人柄まで温厚で本当に素敵なお方なのだが、三塚さんのところにいらっしゃる松村さんも大変才能豊かな方だと伺っていて、以前からお会いしたかったから。

目の前でお二人の熱演、いくつもの曲を聴かせてもらい、改めて尺八はいい楽器だなぁと思いましたね。日本が世界に誇る音色だと思う。雪の日に聴けた尺八、風のような音色。

 

ちなみに、吹いてらした楽器は三塚さんが開発された金属製の尺八AireedX。竹で作るものと比べて、安定した量産が可能だとか。三塚さんの作る尺八はもともととても吹きやすいことで定評があり、それが更に制作もしやすくなっていくということだそうです。

 

私のように、300年前にストラディヴァリウスが完璧に完成させたヴァイオリンという楽器を弾いている者にはわからないことだけれども、楽器の完成度は奏者には非常に大事というか、それがないとそもそもいい音楽もなかなか奏でられないと思うので、三塚さんの理念には素晴らしいものを感じて帰ってきた。

あ~、そろそろ久しぶりに尺八と弾きたいな~!

 

そんな、今日でした。