非常にニッチな話題で恐縮なのだが、

私はヴァイオリンを弾くときに、肩当てをしない。

 

ご存知でない諸氏のためにご説明申し上げますと、肩当てとは楽器の裏側に取り付けるものです。楽器を挟みやすく安定しやすくするためのものです。

いろんなタイプがあり、木製(滑り止めとして薄いゴムのような素材も貼られている)や、プラスチックのような製品もありますし、革でできているものもある。

ヴァイオリニスト、ヴィオリストにとっては、実は常にホットな話題でもあります。

 

だって、自分の骨格にあったものを探すのはなかなか大変よ。

 

私も子どもの頃はいわゆるKUNの肩当て(最もメジャーと言っても過言ではないと思う)をつけていて、そののちは肩当ての旅に出ていたのですが、いつの間にか肩当てなしの状態に落ち着きました。旅の間には、滑り止めの薄いゴム製品を代用したりもしていたな。私の師事した先生のうちお一人は、革布をご自分で切って作成されていました。自作も珍しくない。

 

なんだけど、

まぁ、本体(この場合、私のことだ)をご覧頂ければお分かりの通り、

私は首が短い。

腕も短い。肩幅もそんなにない。なんと言っても

手が小さい。

 

(個人的にこの手の小ささを「業界最小サイズ」と称しております。)

 

そうすると、演奏のための運動をする体積の中で肩当てが占める割合が、相対的に大きくなるのではないか?

 

そう、考え

 

なしで弾くことに至りました。

 

私の場合は、肩当てがないと左手の高い位置に移動することが楽になる。あと、案外低い位置というのは手の幅が広くなるため(ギターと同じですね)これもないほうが指を開きやすい。

安定性については、逆にいうとあまり安定させず弾く、ということになりました。これも慣れだと思うのだけど、いつも体重移動しながら弾いているからそれで合っているのかもしれない。

 

こんなふうにして、弾き方って一人ひとり全く違ってくるから面白いよなぁ。

と、結論づけてもう寝ます。

 

今日の写真は、いつもの例の山。こんな風景もあるんだ。面白いよね。

そんな、今日でした。

本体をご覧になれます。ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2