逆立ち

『安』 2019.0810

結局、今日も熱は下がらないままだ。昨日、日中はとみーと明日のリハーサルを4時間ほど行い、その後遠方まで別のリハーサルに出かけた。どちらも外すことができないものだったのだが、ちょっと無理しすぎたのかもしれない。

で、今日の午前中は布団から全く起き上がることができなかった。空腹なのに食欲も出ず、ひたすら寝入る。

 

午後になって、よろよろと食事の支度をし始めた。何せ、まっすぐ立っていることもできないから、野菜を切る手もおぼつかない。口からはため息以外出ない。

そんなふうにして、ごま油で豚肉と野菜を炒め、生春巻きの皮をもどして適当にくるむ。で、私はこれをポン酢で食べるのが好きだ。今日はゴマポン酢にした。近所のスーパーで売っているプレミアムなんたら、というオリジナル商品だ。

 

やはり食べると少し元気が出る。

そうして、ご飯と味噌汁を用意して梅干し(母のお手製)を添えた。

 

「あら。これ、いいお店の”しめ”じゃない。」

 

そう、思った。

 

かくして、私はちょっといい気分でご飯と大根の味噌汁を平らげ、その後スポーツドリンクを1ℓ飲み干し、だいぶすっきりしたところで、夜はなんと日課の不完全逆立ちとでんぐり返し、その他床運動もろもろまで成し遂げ、練習をし、

 

「あー。安心した。」

と、思った。

 

そんな、今日でした。

 

写真のスポーツドリンクは明日のステージドリンク。絶対このくらい飲み干すから。

ソロコンサートシリーズ「青の時代」ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

『悦』 2019.0714

最近の私の目下の課題は、以下の事柄を一日に全て成し遂げることであった。

・練習(ヴァイオリンとピアノ両方)

・運動(散歩、山歩き、逆立ちやでんぐり返し、バレエの動き等)

・作曲

・小説の執筆

 

これらをすべて行い、かつ社会との接点を持ち、仕事場でもある住まいを快適かつ合理的に保つことはしばらくの間難しかったわけであるのだが、この数日それが可能となってきて、とても喜んでいる。

そう、喜んでいるのです。やったぁ!!てな気分なの。

 

案外家事というのは気分転換にとても良いから、この活動を始めてから家事がよく進んでいる。判断も速くなるし、そのぶん勉強したいことや合間の読書もできるようになって素晴らしい。

で、今日はこれまで訪れたことのない、普段とは違う別の山へ行った。雨でぬかるんでいたけれど、たいそう楽しく散策してきた。で、思った以上に疲れちゃったから、おうちに帰ってきてお昼ご飯はとりあえずビール。私も休日気分だった、ということで。

 

そんな、今日でした。

聴いてる方を「やったぁ!!」と思わせたい、ソロコンサートシリーズ。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

 

 

『返』 2019.0604

今日も練習。練習の合間に散歩をし、練習し、家で体操し、練習する。

無限ループのようだが、体力の限界があるので、案外ループするのも難しい。

 

この数日は、ピアノもほとんどさらっていない。ひたすらパガニーニを弾いている。

合間の体操は、最近逆立ちもどきを取り入れているのですが、加えて気持ちがいい運動は、でんぐり返しである。

でんぐり返し。

なんなんでしょうね、この名称は。

 

前転と呼べば、もう少し格好が付きそうであるが、要するにやっていることはでんぐり返しなのです。

 

これは恐らく人により体質のタイプがあると思うのですが、

私の場合は、子供のころに得意だった動きを取り入れると身体の力が抜けやすいような気がしている。

で、実際やってみると気持ちがいいものだから、調子に乗って何回もやっている。

 

いい年して、公開でこんな話をして、まさに恥知らずが進行しているようですが、そこまでして練習しているのだ、とどうか暖かく見守っていただければ幸いです。

 

で、写真は昨日載せられなかった夕飯。いさきを大根と煮て、ぶり大根のようにしてみました。今日もこの残りを食べよ。

そんな、今日でした。

舞台で、でんぐり返しはしません

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

 

『逆』 2019.0529

ついさっき思いついて試してみたことなのですが、

何かというと、

 

練習の合間に逆立ちをする。

 

これがとても良さそうだった。

 

前にもいつかの日記で書いたとおり、楽器を弾くことと心身のバランスを整えることはつながっていると思っていて、日々里山散策に出かけたり朝散歩を行っているのも、全てそのためなのです。外に出かけられないときは、部屋の観葉植物を愛でていたり、とかね。

で、昨今の私は何しろパガニーニという恐ろしい人の作品群に向かっておるので、そういったことをより考えております。

 

小休止を入れながら練習するのだが、そこでストレッチをしたり軽い体操をしたり。で、その取り組みに簡単な逆立ち(といっても腕で支える筋力はないから頭で支える)を取り入れてみたら、いいですね。脳の働きも良くなるかのような感じがする。

脳の働きというのも不思議だな。

最近気が付いたけれど、演奏には動体視力の良さも必要ではないか、と思うし、人の認知の9割以上は視覚情報によるもので聴覚情報からは少ないんだよな。音楽家はきっとそれが多いんだろうけど、人本来の機能としては視覚からの認知を脳はしやすいわけであるから、それを工夫したほうが楽に演奏できるんじゃないか、という気がする。少なくとも練習するときはそうだ。楽譜の見方によって演奏はずいぶん変わってくる。そしてその楽譜を見ることは動体視力も実は大きく関係しているのではないかなと思う。音楽の流れにより耐えず動く手の動きと併せて譜面を見る、というのはその辺の能力も関係していそうだ。

 

とか、そんなことを思いながら過ごしているので、毎日練習部屋と山との往復なんだがこれはこれでとても興味深く、楽しい。

 

写真は、山にある水車小屋。今日の山は実にいい空気と風だった。

そんな、今日でした。

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」