阿佐ヶ谷

『黒』 2019.0329

そういえば、私の初ソロコンサート(厳密には初めてではないのですが、ピアノと歌もお披露目したのは初めて)はまだ数週間前のことだったんだな、と月日の流れにびっくりしている。

その翌週に、阿佐ヶ谷ヴィオロンでバッハの無伴奏パルティータ第3番全曲弾いたからかな。合間に曲を書き、動画を撮り、今週は秘密の特訓といい、びっくり箱のような人生である。もう、あれから1か月以上は経っているような感覚だよ。

そうして、明後日は今年からお世話になっている渋谷 La.mama でオープニングアクト出演です。

そのあとは、4月14日に渋谷松濤ムジカチェレステでクラシックの室内楽、24日に原宿カーサ・モーツァルトで日本の和を歌でお届けする「和美 ~wabi~」にも出演が決まっておりまして、

大層、ありがたいことです。

 

それぞれ、内容も雰囲気も違うのですが、

頭の片隅に、それらの曲や内容、背景をイメージしながら、練習は目の前のものをメインにやる。

今のところ、私はそんなふうにして挑んでいる。

 

ムジカチェレステで演奏するベートーヴェンも、やはりベートーヴェンらしい大きさがあるし、その響きを想像すると、リハーサルでの音出しが楽しみで仕方ないんだよなぁ。やはり、私はクラシックのアンサンブルが大好きなんだ。

ベートーヴェンといえば、実は最近ひっそりと彼のピアノソナタを部分的に練習している。単純に、弾いていれば音楽が身体の中に入るから。これは決して人前にはお見せできない部類の研究のようなものなのですが、こんなふうにして、ブラームス、ラヴェルも少しだけでいいから、ピアノを通して身体に欲しい。

ヴァイオリン的目線とは全く違う、じわじわ入ってくる感じがまた、この世にこれ以上面白いことがあるかよ、という気分になってくるのです。

 

とまぁ、本日も特訓後にはまるで朽ち果てる女であり現在も疲労進行形であるゆえ、もう、とっとと寝てしまえ、という気分の今現在でございます。

写真は、練習に必要な三種の神器の一つとでも呼びたい、バランスボールでありますが、いくぶん写真が生々しかったゆえに、モノクロへと加工を施してみました。正に、欺瞞に満ちている。

 

そんな、今日でした。

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

『山』 2019.0311-2

私は強欲な女であるから、今日は日記を2回書くのだ。だって、さっき書いたのは、昨日の日記だもん。

 

昨日のコンサート明けて今日は、山に行ってきました。朝起きた瞬間から、自然にまみれたくて仕方なかったからです。

公共交通機関を乗り継いで、1時間ほどのところにある山。雨上がりでぬかるんでいるところも多くて、舗装されているところしか歩けなかった。舗装されている道がある山を山と定義していいのかどうか疑問に思うところではありますが、

ここでは、私にとっての山、

ということでお願い申し上げます。

 

風もなくて、木のざわめきもない。鳥のさえずりに耳が癒される。

とても気持ちよくて、帰り路はなんと、交通機関を利用せずに徒歩で街まで帰ったのです。

途中、道を間違えたりして、正味2時間かかった、我が下山。

下山後(つまり本来の意味での下山のみならず、街までの帰路も含めて下山と呼んでいる)、まずやったのは

マックでポテトとコーラである。

 

こんなの、半世紀ぶりだ。。。

 

と、思えるほどの、爽快感。実際、何年ぶりだったんだろ。

 

しかも、そのあとは、ジムでサウナに入る。

 

しかも、そのあとは、バッハの練習をする。(16日の阿佐ヶ谷で演奏します。)

 

なんて、なんてことなんだ。

 

山のあと、サウナに入ったら。そのあとはビールでしょう。そこを敢えてバッハの無伴奏。

頭がおかしいんじゃないか、と思いつつ、今日の強欲な一日を閉めようと思います。

 

そんな、今日でした。