Notes

『暗』 2019.0703

こんばんは。田中幾子でございます。

今日はまだまだ練習するのだけど、ちょっと疲れたから休憩がてら日記を書くことにした。

 

最近、暗譜の仕方を変えてみて、それがなかなか良さそうなので意気揚々と練習に向かっているのでありますが、

それはそれで、脳の認識の仕方が変わるのだろうな。違うちょっとした不都合が生じたりする。

 

で、その不都合をその都度修正しながら行うわけですけど、案外これが曲によって違っていたりするものだから、どこまでどうできるのか未知数だったりもする。

 

まぁ、演奏というものには正解はない、ということなのでしょう。

聴いて良ければ全てよし、と思うタイプなので、細かいことはあまり気にしていないのだけど、本番は一期一会だからね、やはり怖さもあるわけです。

 

とは言え、ヴァイオリンは暗譜で弾くのが一番面白い楽器だと思う。とことん気持ちよくなれるというか、どっかいっちゃう。

もっといきたいから、がんばろ。練習に戻ります。

 

そんな、今日でした。写真は、新品の松脂。この美しさは使う前の一瞬にしか存在しない。

全てはこれのために 

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

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『呟』 2019.0702

今日は東京都美術館へ出向いてきた。来週で終わるクリムト展に行ったのだ。

人出が多いわりにはスムーズに観ることができたように思う。鑑賞の感想をここで書くととてつもなく長くなってしまいそうなのでそこは割愛する。それにしても、彼や周囲の人物の描いたポスターにとても心惹かれた。センスさえあればなんでもできるような気がする。

 

夜は相変わらず練習。あれをさらい、これをさらい、とやって疲れてこのくらいの時間になってくると自分がまるでもぬけの殻になってしまう。先ほどまでのやる気満々だった私はいったいどこへ行ってしまったのだろうか?

もし隣に私のパトラッシュがいたらそこにあの有名なセリフを呟きそうである。けれども独居である私は犬も猫も飼っていないから、呟く相手がいない。いるといないでどちらが幸せなのだろうか。

 

今書いたことは数十秒後に忘れているだろうことを確信し、本日も終了することと致します。おかげさまで、今日も逆立ちとでんぐり返しは順調に行うことができたことはご報告いたします。

 

写真は、美術館の近くで見つけたのぼり。私は試す勇気がない。

そんな、今日でした。

パトラッシュは出てこない。ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

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『万』 2019.0701

今日の収穫。

①楽器屋さんで毛替えをしてもらったこと。

②新しい暗譜の仕方を発見したこと。

 

もう、この二つの収穫だけで私は十分だ。おしまい。

 

という気分です。

 

①このところの首都圏は正しい梅雨の時期として相応しいだけの雨天であるから、湿気で伸びても大丈夫なように短めな毛になっている。正に、夏毛という感じだ。それに加えて松脂も新調した。今までのがだいぶ少なくなってきたから。この度はベルナーデルという種類。このくらい重めなほうが、本番で塗る回数が減るからいい。

②数日前から気になっていた練習方法を試してみたら、暗譜にもたいへん有効だということに気が付いた。これはいい。かなり暗譜が効率的に進みそうだ。

 

と、幸先いい出だしの7月です。でも、もう眠いから寝たい。それは今までと変わらない。

 

そんな、今日でした。写真は、楽器屋さんの近く。こういう建物があるのが都心ならではの愉しみだな。

楽器も本人も万全に整えております。ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

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『予』 2019.0630

6月もおしまいですね。

さて、私はこの先の自分の仕事のことを考えている。

 

少し創作活動に集中したいという気持ちがあって、特にこの夏は小説「雨女」と、それとは無関係の作曲に取り組みたいと思っています。

といっても、「青の時代 vol.3」と「パガニーニ・ミーティングス vol.2」はたいそう練習しないといけないプログラムなのでありますが。

 

昨年「虚飾遊戯」というタイトルで尺八豊嶋貞雄くんと、とみーと私、ベース東純二という4人で演奏したのですが、そのときの「朝もやの中へ」という曲がある。その日もやった「バンケット」もそうなのですが、ギターをじゃかじゃかかき鳴らす民族風な曲を書きたいんだな。あと、どすーんと暗い音楽も書いてみたいし、「春ウララ(仮)」はあれからもっとお洒落になったから、そういった雰囲気のものもやりたい。

 

あとは、「雨女」。小説とサウンドトラック音楽というセットで「雨女」ワールドをどうやって皆さまにお届けできるかしら、と思案中でございます。

 

そのあとは、11月と来年3月に私が楽しみなコンサート企画があるので、現在のソロやパガニーニとまた違った面白さを感じて頂きたいとこれも密かに準備中。クラシックとオリジナルを織り交ぜてド派手な音楽にしたいな。

 

ね、いろいろと考えているでしょ?

そんな、今日でした。

その前にこれがある。ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

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『走』 2019.0629

今度のソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」 で演奏予定の一人コンチェルトは、大変忙しい曲であり、そのせわしなさが聴くぶんにはとても楽しくていいのだが、弾くには大変。そんな作品である。

このところ、それにかかりきりになっているのですが、

やっとこさ、暗譜の目途がたってきた。

 

現在の無伴奏活動を始めてから、どれもこれも暗譜でないと弾けないから今年は暗譜の年とでも言えるほど暗譜しているのですが、

 

それにしても、バッハもコンチェルトも

 

まるで、全力疾走しているかのようだよ。弾き終わったら息も絶え絶え、という感じだよ。

 

ヴァイオリン弾いてて疾走するとは夢にも思っていなかったな。合間の運動も考えると、身体と頭を使うことの境界線がまるでわからなくなりそうだ。走るのなんて苦手なのにさ。

 

と、わからなくなっているところで本日終了のサインが出ている田中幾子でございます。

 

写真は、夕飯に食べたビーツのトマト煮。近所の八百屋さんで買ったビーツ。美味しかった。

 

そんな、今日でした。

あなたの夏の3曲も募集中!お客様感謝祭「青の時代 vol.3

『癒』 2019.0628

今日ふと気が付いたことがあった。

3月からソロコンサート「青の時代」を始めて、おかげさまで3回目を迎えることになる。そして、ギタリストとみーとの「パガニーニ・ミーティングス」も8月に2回目がある。

ソロコンサートのときには、無伴奏バッハの他に一人コンチェルトと称してメンデルスゾーンやブルッフを弾いてきた。(今度は違うものを用意している。)

パガニーニはもちろん、あの恐ろしいパガニーニを弾いている。

 

気が付いたこととは即ち

 

練習スケジュールが大変なこととなっている、ということだ。

 

今の今まで気がつかなかった。私ってばかだ。

 

自分でやっておきながら、この練習が続くことに気がつかなかったのだから。

 

そう思いながら練習して疲れ果てたところにおうちバレエでぴょんぴょん飛び跳ねているとだいぶ心身共に楽になってきた。やっぱり、好きな運動は癒してくれるんだな。と再確認した今夜。

 

写真は、愛用の弦の袋。

そんな、今日でした。

本番の緊張がないと人生楽しくないからソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

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『地』 2019.0627

私の毎日と言えば、まず練習。合間に散歩や山歩きや運動。このルーティンがメインで、ヴァイオリニストらしそうなキラキラした世界にはとんとご縁がない。お洒落なレストランやカフェに行くこともない。物欲もあまりなくて私が持っている大半の服飾品は母の手縫いやおさがりなど。そしてそれが気に入っている。ちなみに普段愛用の外出バッグと本番用の荷物入れも、母の手縫いの布製です。

楽器屋さんがある代官山に出向いても、用を済ませたらすぐ帰ってしまうことがほとんどだし、リハーサルや本番で楽しい街に行ってもそう。とにかく今はやることが多いのだ。

 

と、長々と地味暮らしの内情をご説明したのには理由がある。

 

それは、今日の写真も山だから。

 

私の行く山には本気で「これ、ドラクエとかで敵が出てきたら間違いなく滑り落ちて重症を負うやつだよね。。。」と思わせるような箇所がちょくちょくあって、里山の癖に常に危険と隣り合わせな局面では、「私、これを乗り越えたら精神強くなってヴァイオリンも上手くなるかも。。。!!」と信じるしかないような瞬間があって、今日もそれでずいぶん鍛えられました。リアルドラクエだぜ。この場合の敵は己ということで。

 

おかげで、帰宅したあとのご飯が美味しかった。平和って幸せだ。

 

そんな、今日でした。写真は、どう見ても迷宮への入り口。

本番の内容はむしろ派手です。ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

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『枝』 2019.0626

ご存知でしょうか。

弓の毛には、枝毛ができるんです。

 

馬のしっぽを漂白して整えてある弓の毛ですが、その中でもとりわけ綺麗な状態のものを、選別してあるわけで、動物の体毛ということは人間の体毛と同じ考え方ができる。(と思う。)

 

そんなわけで、弓の毛も弾けば切れるし枝毛もできる。弦にゴシゴシ当てて摩擦を起こして音を発しているわけですから、当然なのです。

 

という話を今日は人とした。

弦も切れるし弓の毛も切れるんだよ。私は本番で弦が切れたことはまだないけど、あってもおかしくない。真新しい弦だって切れることはあるのです。

 

ふふ、マジメな話もできるんだよ。

 

写真は、知り合いのお宅で頂いたフィリピンのお菓子。お芋を揚げて甘くしてある、大学芋のような感じでした。甘かった。

そんな、今日でした。

髪の毛は切れません。ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

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『頭』 2019.0625

先日から募集している「あなたにとっての夏の3曲」ですが、いろんなご意見を頂いておりまして、たいそう面白い。ご協力ありがとうございます。

 

例えば、松田聖子さんや桑田佳祐さん、細野晴臣さんといった有名な方々の歌も教えて頂いているし、ヴィヴァルディの「四季」より「夏」という声も届いている。

素朴に「浜辺の歌」が好きだと書いておられた方もいらした。女性の方だった。

 

面白かったのは、ショパンの有名なノクターン。変ホ長調のものを挙げてらした50代男性の方。なぜこれが夏なのだろうか?曲調からはそう思えないけれども、もしかしたら夏に出かけたある場所でこの曲がかかっていたそのときの空気が印象的だったり、あるいはお子さんがいらして夏休みにこの曲を練習していた、とかいろんなことが想像できる。

 

あぁ~、楽しいな。

 

こうしているととても脳内もリラックスしてくるから不思議だ。ついさっきまで私は頭が忙しすぎてもう頭は一歩も歩けない状態、となっていたからだ。小説に練習に運動に暗譜に、と頭が忙しい。

写真は、ジムに行くときのバッグ。(頭が)忙しすぎて今日は諦めた。

 

そんな、今日でした。

この日に弾くコンチェルトが頭も身体も大運動会です

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

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