『黒』 2019.0524

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こんばんは。

本日も眠くて仕方がない田中幾子の枕日記をお届けいたします。

 

8時半  起床。朝食後、練習をする。

12時  山に行く。

13時  帰宅、昼食。

 

今日の前半を書きだすと、こんなものである。

 

このあと、ジムでサウナに入るなりピアノの練習をするなりしているのですが、

結論としては、もう眠い。そして、既に寝間着に着換えている。正に枕日記と称して差し支えないであろう条件が揃っていると思われる。

 

で、案の定本日も音階セヴィシックの麗しい時間を経てパガニーニをさらっておりました。

 

不思議なもので、やっているうちに身体にすんなり入ってきている。これは、やっているうちに自分の理想形が見える感じ。現在のところの理想形なのだが、これが見えるとだんだんとその作品、その作曲家が好きになり興味が湧いてくるし、もっと弾きたくなってくる。

 

実は、中高生の3年間ほどヴァイオリンをやめていたという黒歴史をもつ私なので、再開してから10年ほどは恐ろしく下手くそだったし、それこそパガニーニのような超絶技巧は自分の生涯で触ることはない、と思っていたので改めて不思議だなぁと思う。

これが、理想形のイメージを持てないものは絶対に弾けるようにならないのだ。と私は自分自身について思う。

 

で、身体も虚弱だからか、奏法も独自路線を突き進んでいるところがあり、最たるものは左手の押さえる力をかけない、というところだな。指の力が弱いからそうしないと弾けないのだ。でも、ヴァイオリン奏法の基本は左手は指板を強く叩く(昔のソリストなんか叩く音が聞こえるくらいだったという)というところから始まるから、今の弾き方にしていくのも相当悩みもあったし、それこそ左手でピチカートをやるパガニーニは絶対無理だと思っていたのだ。

救いだったのは、私の先生も「押さえなくても音が鳴るから、いいのよ。」とおっしゃっていたこと。それと、旧ソ連の大ヴァイオリニスト、ミルシテインがそういった奏法を称賛していたという記事を弦楽雑誌で読んだこと。

それで、よりその路線で自分の奏法を開拓している最中でございます。

 

この路線を進むにつれて、

体力との兼ね合いや、本番の緊張感でできること、集中力。等々全体のバランスをよく考えるようにもなってきた。

なので、練習の合間を縫って体力増強のために里山散策にも出かけているわけです。

 

そうこうしているうちに、かのパガニーニにおいても理想形のイメージを抱けるほどになってきたことが、自分としても嬉しい驚きなのです。

 

ですが、今日は暑かったね。

 

だから、お昼ご飯は世間に甘えて楽しんじゃった。

冷凍のアクアパッツァ向け魚介類(半額であった)でパエリア。ビールだけは我慢してノンアルである。

加えて、インスタ映えするような写真まで撮ってしまった。(インスタに載せる予定はない。)

 

そんな、今日でした。おやすみなさい。

 新境地を開拓しております ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

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