2019.0811『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

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ギタリスト富川勝智(以下とみー)とのオールパガニーニプログラム「パガニーニ・ミーティングス vol.2」8月11日に開催します。

まずは、前回の内容をご紹介。

曲目

ソナタ・コンチェルタータ(Vn・Gt)

グランド・ソナタ(Vn・Gt)☆

カプリス第24番(Vn)☆

バルカバ変奏曲よりムタ1(Vn・Gt)☆

ソナチネ1番・ラルゲット・ソナタ1番(Gt)

チェントーネソナタ第5番(Vn・Gt)

 

動画はアンコールより「カンタービレ」。

超絶技巧で知られるパガニーニ。オールパガニーニとは私もとみーも初めてだったのですが、それにしても改めて彼の悪魔的な魅力を肌で感じたものだ。

プログラムのうち☆マークを付けたものが超絶技巧曲。

グランド・ソナタは元々2重奏で書かれているのだが、現代ではギターソロでされることがほとんどで、原曲通りに弾いている人がいないということで取り組んだのですが、これがまぁギターの超絶技巧の凄まじいこと!隣で見ていて「よくこんなことできるなぁ~。。」と感心しながら伴奏しておりました。

カプリス24番は言わずもがなですね、アレです。

そして、これが日本初演ではと言われるバルカバ変奏曲。これは、カプリスが書かれた同時期に双璧として書いたものらしい。いやぁ、これも大変な難曲でしたよ!!あの時期の私、偉い。

短い変奏曲。それぞれ調号が恐ろしい変化をしてゆき、ギターの伴奏はこれまた複雑なリズムで入っている。なんてことだ。ちなみにムタとは、パガニーニ独自の用語で、「1セット」というような意味合いです。そして、これにはムタ3まである。我々はこのムタを制覇しようと企んでいる。果たして、それは可能なのか。見たところ、ムタ2はムタ1以上に演奏困難である。

 

で、このギターとのデュオはこれらの他にも日本初演レベルのものは数多くあって、またそこに凄まじくお馴染みの超絶技巧が満載だというのだから、なんとも行く末恐ろしい話である。

チェントーネソナタはね、きれいで可愛いの。平和でした。そして、ギターソロは愛らしく咲く一輪の花のようであった。澄んだ山の空気を思わせる清涼なひと時。これも聴いていて癒されました。

 

ここで、とみーと私の共通の知人である方が書いて下さった感想をご紹介します。この方もギター愛好家なので、聴き方が丁寧でいらっしゃるのです。

『パガニーニ・ミーティングス』★ヴァイオリン&ギターの調べ★を聴く!

 

 

ま、こんな恐ろしい道なんだけどね、我ら二人はここを突き進もうとしているわけであります。

 

8月11日『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

13:00開場/13:30開演

出演:田中幾子(violin)、富川勝智(guitar)

会場:東京・世田谷「エムズ・カンティーナ」
   世田谷区上馬4-4-8新町駒沢ビル2階
   (東急田園都市線・駒沢大学駅 徒歩1分)

料金:予約 2500円/当日 3000円 (自由席・ドリンク代600円別途必要)

ご予約&お問合せ:「エムズ・カンティーナ」03-6450-8111(留守番電話対応)

予約フォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S13353355/

主催:moment

 

 

やればやるほど憑りつかれるような気がしてくる。そのうち、私も悪魔的な魅力の女、とでも言われるようにならないかな。無理か。

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