『墨』 2019.1002

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今日は、人と弦楽四重奏について話していたら、無性に弦楽四重奏の中に入りたくなってしまった。

 

中に入る、とは私の感覚そのままで、一般的な表現でないので申し訳ないが、

 

弦楽四重奏や、オーケストラで演奏していると、

本当に音の中に入っているかのような、響きの渦の中に自分は浸っていて、和音の中の一つとして存在できているかのような、そんな無上の幸せを感じられるんだよなぁ。。。

 

ソロで弾いているときとはまた違う幸福感。

 

で、弦楽四重奏って、わりと地味な分野で、絵画に例えるならば墨絵のような世界。

でもって、私はまたこの墨絵が大好きだときたもんだ。

 

墨一色って、格好いいじゃあないですか!

 

その潔さ、奥深さ。

 

たまに、植物の絵を描くことなんかもするのだけれど、これも鉛筆一本だけでやることが、実は一番好きなんです。濃淡がね、楽しいよね。

 

とまぁ、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の話しをしているとここまで頭の中で膨れあがってしまって今に至る。

もし、聴いてみたいというお方がおられたら、ベートーヴェンのラズモフスキー第1番作品59をお聴きになってみてください。その他にも、山ほどあるけどね。

 

そんな、今日でした。写真は仕事の帰り。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

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