手縫い

『地』 2019.0627

私の毎日と言えば、まず練習。合間に散歩や山歩きや運動。このルーティンがメインで、ヴァイオリニストらしそうなキラキラした世界にはとんとご縁がない。お洒落なレストランやカフェに行くこともない。物欲もあまりなくて私が持っている大半の服飾品は母の手縫いやおさがりなど。そしてそれが気に入っている。ちなみに普段愛用の外出バッグと本番用の荷物入れも、母の手縫いの布製です。

楽器屋さんがある代官山に出向いても、用を済ませたらすぐ帰ってしまうことがほとんどだし、リハーサルや本番で楽しい街に行ってもそう。とにかく今はやることが多いのだ。

 

と、長々と地味暮らしの内情をご説明したのには理由がある。

 

それは、今日の写真も山だから。

 

私の行く山には本気で「これ、ドラクエとかで敵が出てきたら間違いなく滑り落ちて重症を負うやつだよね。。。」と思わせるような箇所がちょくちょくあって、里山の癖に常に危険と隣り合わせな局面では、「私、これを乗り越えたら精神強くなってヴァイオリンも上手くなるかも。。。!!」と信じるしかないような瞬間があって、今日もそれでずいぶん鍛えられました。リアルドラクエだぜ。この場合の敵は己ということで。

 

おかげで、帰宅したあとのご飯が美味しかった。平和って幸せだ。

 

そんな、今日でした。写真は、どう見ても迷宮への入り口。

本番の内容はむしろ派手です。ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

コンサート詳細追加情報 お客様感謝祭「青の時代 vol.3

『薔』 2019.0514

こんばんは。

本日は、実によく音楽をやった日でありました。

 

朝は朝食後に軽い散歩をし、音階を弾き、ピアノのハノンとバッハを練習し、午後は Yuuki くんのリハーサル。20日の曲が全部できて、ピアノで弾くものも決まった。

夕方は買い物に出かけ、夜はパガニーニの練習。

 

弾くときの話ばかりで申し訳ないのだが、

 

普段楽譜を見て練習するとき、いかに楽譜の音の羅列をみて無意識のうちに考えて弾いているのか。そのことが自覚できてきた。

その証拠に、私はコードだけの譜面だとその先の音楽的なイメージが湧きにくい。だから慣れるのに時間がかかる。

クラシックを初見で弾いても、ここまで不慣れな感じにはならないから疑問だったのだけど、少しその理由がわかった。

 

一緒にやってるベーシストが「これは楽譜じゃなくてメモだから。」と言っていたのが面白かった。

 

メモをみて弾く。

 

そういえば、生前の父はいつも胸ポケットにメモ紙とボールペンを入れてよく数式を書いていたなぁ。メモから広がる世界もあるんだな。

 

写真は、リハのときに撮ってもらったもの。母(こちらは生きている)の手縫いの洋服なんです。学生時代から未だに着ている。身体に合っているから着やすいの。

 

そんな、今日でした。

ギターは弾かないけどソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」