東京

『稀』 2019.0727   

山と自宅の往復で忙しい私でも、たまには街に出る。

写真をご覧になればご説明もいらないでしょう。そう、街中のケーキ屋さんでの一コマである。

 

と、この上なくつまらない始まりの今夜の田中幾子漢字日記でございます。

写真のここは、東京都世田谷区のフランス菓子店「オーボンビュータン」です。ここの喫茶室に入ったのは初めてなのだが、実は思い出の店なのであります。

 

ボストンで知り合ったあるご家族が、日本ではこのお店のすぐ近くにお宅を構えておられ、双方とも帰国してからもお付き合いが続き、そちらからよくここの焼き菓子を頂いていたのです。で、我が家における感想が非常に芳しく、特に何かにつけて味にうるさい母も納得するものでしたから、現在では田中家の女どもは日本橋高島屋店にそれを買いに行く、という一家総出でファンとなったわけであります。

 

つまり、口に合って美味しいから家族全員孫子に至るまで大好き、という話である。実に平凡でつまらん話しで申し訳ないが、田中幾子の中にも平凡は存在するという新たな事実が今ここに発覚している。

 

それにしても喫茶室も行ってみたかったから、嬉しかった。お紅茶も美味しかった。

 

ちなみに、ヴァイオリニストとしては、店名後半の「ビュータン」に反応するのでありますが、それについてはまたの機会に。

 

そんな、今日でした。

そのうち、お菓子をテーマにした曲を書いてしまうかもしれない。ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

『寒』 2019.0323

2019年3月23日。関東地方は冬の寒気に逆戻りしました。ところによっては、みぞれや雪が降った地域もみられるということです。

 

寒い。

私は寒がりだから、こんな日は何もできやしない。

 

寒がりに育った理由としては、私の母は日本の最北の街北海道稚内の生まれであり、北国のようなポカポカ空間を佐賀の家でも維持したから、というのが私の分析であります。

(ちなみに、東京生まれの父は、かの聖路加病院でおぎゃあ!と産声をあげた、というのが生涯の自慢でもあった人でした。他に自慢することがなかったのに違いない、と今改めて確信したのですが、この夫婦は東京で結婚したのち、夫の赴任先が佐賀となり、私以降の子供は佐賀で産まれたため、私は佐賀出身なわけであります。)

 

とどのつまり、寒がっております。

寒くて、ろくに物事が進まないので、今日は自作の「雨女」の主人公の女性について、考えていました。曲と合わせてお話しを書きたいんだよね。

主人公の名前も決めてある。依子さん。周囲にはよりちゃん、と呼ばれるかな。

私のようにおでこまっぴろげな髪型じゃなくて、ボブスタイル。風に吹かれると柔らかな髪が軽く舞うけど、本人はそれが可愛らしいと思われていることなんて、気が付いていない。あと当然、私とは違ってちゃんと気遣いもできる、社会人なんだ。

と、そんなイメージを膨らませて、よりちゃんを描いてみて

 

やっぱり、よりちゃんの色は明るめのグリーンやオレンジ。ビタミンカラーと言われる色だな、と思ってます。

可愛いんだよ。男性からみた可愛さというより、同性から見て可愛い人。

このよりちゃんの人生が、雨に降られることがあっても、幸せを感じられる方向にいくといいなぁ、そんなお話しにできたらなぁ、と思っています。

とはいえ、さして文章もうまくない私。お話しなんて書けるのかな?

と、不安に駆られている。

 

そんな、今日でした。

 

よりちゃんの曲も歌います!ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

 

よりちゃんの曲「雨女」ピアノショートバージョン

夕暮れのメロディ

晩秋のメロディ

 

2018年11月25日、晩秋の夕暮れ時にじっくり聴きたい「夕暮れのメロディ」と題した演奏会を開きます。

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