楽譜

『譜』 2020.0128

こんばんは。アイティです。

 

今日は、母校の大学図書館で3/12『幻楽夜話』で使う楽譜をいろいろと調べてきた。今回は、ヴァイオリンのために書かれた曲ではない作品も演奏するため、下調べが必要なのだ。

アレンジ、というやつをするのですが、

アレンジするにも材料が必要。

それも、良質な材料がよろしい。だってさ、センスいいものは古くたってセンスいいのよ。芸術ってそんなものよ。

 

で、資料として使うために結果として大量にコピーをし、実際に音を出すのはうちに帰ってから。

ほら、早速見つけたよ。「これ、音おかしいんじゃ?」スコアと照らし合わせる。「う~、この音採用したのかぁ。(無言)」

オーケストラの曲をヴァイオリンとピアノで弾いたりするのですからね、それ相当の工夫というものが必要になるわけで、で私みたいな人はこの工夫が超絶楽しいったらありゃしない。

 

何せ、人生かけて遊んでますからね!

 

写真は、サラサーテのツィゴイネルワイゼン。自演盤は残された楽譜と違う音を弾いている。

そんな、今日でした。

 

『肌』 2019.0926

今日は、ギターのとみーと『パガニーニ・ミーティングス vol.3』のリハーサルだった。

相変わらず、面白いやつだ。

 

例えば、音楽用語でもあるイタリア語。パガニーニの時代で用いられていたときの意味合いと現代では違うとか(我が国の古文と現代文が違うようなものか?)、楽譜の造りが悪くて見にくいからやりづらい、うんたらかんたらとか、とみーでないと出てこないようなことがいろいろ口をついて飛び出してくるのだ。

 

こう考えてみると、とみーと私にはきっと多少の共通点があって、

2人とも音楽記事の執筆をしていることや、音楽全般への知識への欲求があることなんかがそうかな、と思う。

あいつは大学の先生だし、私は亡き父がそうだった。

加えて、哲学科出身の母や法学を学んだ姉は常に物事の背景や理由を踏まえ理路整然とした物言いをする女たちだし、

私の育った環境も、学者肌のとみーにはそれこそ肌が合うのかもしれないな、と思った。

 

ま、なんにせよ

 

いい音楽。そして気持ちがいい2人でいること。

これが一番だな。

 

そして、私的本日のハイライトはやつのセリフ。

「(これ)毎日さらうから。」

 

どう考えてもやれるはずがない癖にそんなこと軽々しく言っちゃった瞬間が面白かった。実際やらないらしいです。そりゃ、無理でしょ。

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

『富』 2019.0512

お待たせ致しました。田中幾子でございます。

 

いやぁ、驚きました。

 

昼間まで元気にリハーサルしていて何事もなかったのに、急に発熱したと思ったら38度まで上がるんだもんな。しかも翌日も下がらない。おかげで楽しみにしていた「雨女」のレコーディングが延期になってしまった。(でも日程はすぐ決まりました。良かった。)

ま、でも熱以外の症状もなく、今日は無事に社会復帰できました。

ご心配おかけした皆さま、お心遣いありがとうございます。

 

で、今日は寝込んでいたぶんを取り戻すためのバタバタデーとなり、夜はとみーのところで会議に参加していた。といっても参加者は私ととみーの2人だけだが。

議題は、我らの「6月9日 パガニーニ・ミーティングス」のプログラムについてである。

 

とみーはですな、非常に面白い男で

今回のためなのかよく知らないが、パガニーニのデュオ曲の楽譜をいつの間にか、あれこれかなり買い込んでいて、それがまた日本では初演なのでは??と思われるようなものもいくつかある。そうでなくても、パガニーニをわざわざヴァイオリンとギターのデュオでやる人は少ないというのに、更に初演レベルときたら話題性だけはたっぷりだと思わざるを得ない。

それで、その中から選んだ曲の楽譜を私にくれた。

 

ほんとに、くれたんです。しかもヘンレー版。

 

(ヘンレー版とは、クラシック界においては印籠のような楽譜とも言えると思っている。アカデミックなこの世界においてかなり重用されるヘンレー社による原典版のことです。)

 

なんでも、「持っているのに間違えてまた買っちゃった」(よくある)現象らしい。

 

とは言っても、楽譜もらうのは嬉しーよね!しかも、ヘンレー版だぜ!

 

なので、私は今大層大喜びなのである。

 

そういえば、人生で楽譜をもらったことは2度目じゃないか。。。?1度目は、ずいぶんと前に「イザイを弾いてほしい」と言われて頂いた。そんなことされたらそりゃあがんばるさ。あぁ、昔ボーナフ先生に先生が出版なさった練習曲集を頂いたな、あれも嬉しかったな。今でも大事にしている。

 

あ、私に楽譜をくれた人は(今のところ)みな男性だ。

 

く~、とみーは私の3人目の男か。

 

なんてつまらん結論に至りながら、本日の田中幾子は終了でございます。

 

そんな、今日でした。

こっちでもパガニーニは弾いてるソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『眠』 20190404

眠いです。

今朝起きたのは午前9時。そして、私が眠さを自分自身に訴え始めたのは午後7時半すぎ。

どういうことだ。

 

そもそもが虚弱体質で、睡眠時間は8時間必須な人間です。それを下回ると、胃痛やら頭痛やらが訪れる。私は私の虚弱を語ると、とめどなくなってしまう。夜が更けるどころか明日の日が暮れる。

 

で、今日もやった特訓。

 

個人的にたいそうハードな内容なのですが、まぁ確かにこれを続ければ、肉体も演奏も精神も鍛えられるわ、と強く実感できているので、相変わらず続けています。

で、今日はちょっと特訓がんばったの。お昼寝もしなかった。

それで、もう眠いの。

 

だから、こないだの戦利品がまだ楽しめてないんだよなぁ。早く遊びたい。

古い匂いからして、最高だよ。

 

あと、私ラヴェルのピアノ曲の譜面がほしい。持ってないの。ソナチネとか、いいよなぁ。

 

ふと、今日の特訓を思い返してみれば、バッハのソナタ1番のアダージオが、これまでよりとてもきれいに楽に弾けたんだった。うん、そうだった。

明日もがんばろっと。

 

そんな、今日でした。

 

『紙』 2019.0309

今日も、練習以外にネタがない日でした。

何をどう練習して、どこの部分がどう変わったとか、そういう話は五万とあるのですが、そんなこと書いてもしょうがない。詳細は聴いて頂くしかない職業なので、ホントにネタがない。ご飯はご飯でたくさん食べたけど、練習で忙しくて、今日はあまり印象に残っていない。今日は、マジメだったんだな。

そんなわけで、たいして書くこともないのですが、

明日持っていく楽譜の中で、ちょっと変わったものがあって、

うちに、それこそ五万とあるようなコピー(そんなにあるはずないな、と今冷静に思った)。いらなくなったコピー譜の裏をいつもメモやらなんやらに使っていて、

明日は、本番でこれを使います。

他のものは、全部暗譜で、リハーサルでしか楽譜は使わないんだけど、

今回は、これの裏面を使う。

 

詳しくは、明日の本番で、ということですね。楽しいことになるといいな。

 

そんな、今日でした。明日はがんばるぞい。