Notes

『秋』 2019.1010

昨日は、一日食欲にまみれた日だった。

およそ、私は食欲がないときというのがない。

身体が弱い、などとぬかしておきながら、食欲だけは常にある。そんな、女なのだ。

 

ま、風邪のときとか稀に食べられないときもありますけどね。

 

食欲の秋とか、世間では言うけれども、そもそも食欲に季節は関係がない人生を送ってきている。

あとついでに、読書の秋だとか、スポーツの秋、芸術の秋。

このあたりも一切無縁だ。

 

だって、本は常に読んでたいし、スポーツは常に苦手だし、音楽と美術は好きに決まっている。

この、「〇〇の秋」とはなんなのだろう。そこに迎合しない私とは一体なんなのであろうか。

 

そう、自問自答しながら

今日も神田の老舗店の醤油ラーメンをすするのであった。チャーシューが脂ぽくなくて美味しかった。早く、栗のお菓子食べたい。

 

そんな、今日でした。写真は、台風のために室内避難したパキラ。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

 

『田』 2019.1009

今日は山に行ってきた。

山といっても、私が通うそこはいわゆる里山である。だから、登山ではなく散歩の延長のようなものだ。

 

で、今日は気持ちがいい快晴であったので、ゆっくりと歩き回りながら自分でこしらえたサンドイッチを食べるということまでしてきた。

 

それにしても、過去の偉大な作曲家たちは大自然の中を散歩することで霊感を得て創作していたそうなのですが、あれって天才でないと霊感は降りてこないですよね。

この春から多ければ週に数回は山歩きに勤しむ私であるが、山の自然から何か創作のタネを感じたことはないうえに、これからもそれはないだろうな、と断言できてしまう。

 

なぜなら、

 

山歩きしながら、近隣の田んぼでとれたお米は美味しいだろうな~とか、里芋の葉っぱがずいぶん大きくなったから、ここらでとれる里芋はさぞかし立派だろうな、煮物にしたらずいぶんと美味しいんじゃないかしらとか、この木の栗は甘いのかしらとか、自然の中で飲む三ツ矢サイダーは最高に美味しいな~

とか、そんなことしか考えてやしないのだ。

 

今日も、歩きながらお昼に食べるサンドイッチが楽しみで仕方なかった。。。

 

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

『読』 2019.1007

最近、読書量が急に増えた。

元々、かなりの読書好きで活字中毒、小学校のときは二宮金次郎ばりにランドセルを背負ったまま登下校中に読書し、お菓子の箱に入った能書きに至るまで読み耽るたちなのだが、

この数年は、音楽活動が忙しく、ほとんど読んでいなかった。

 

だってだって、読んでたら何もかもしなくなっちゃうんだもん。

 

あとまぁ、楽譜を読むということがかなり読書に近い行為のようで、いろいろと音楽の研究をしたりすると、あまり読めなくなる。

 

不思議ですなぁ。

 

なんだが、とかく最近は読書が楽しくて、特に現代の作家による小説を読み漁っているのだ。

 

池井戸潤に石田衣良、こないだ読んだ湊かなえ。。。

 

これまでは、読書のときには音楽のようにあまり分析できていなかったのだけれども、それもできそうになってきた。だから、非常に面白い。

 

こうなると、もっともっと。となってくる。それが気持ちいいし、楽しい。

 

あ~早く、自分でも次を書きたいな!

 

素直すぎてつまらん日記だな。そんな、今日でした。

 

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

 

『湊』 2019.1004

昨日は、個人的な用事で半日ほど神田のあたりにいた。

帰りも遅くなったので、たいしたこともせず寝入ってしまったのだが、

 

今日も今日とて、

 

たいしたことは、していない。

 

何をやったかな、山には行った。私の行く山には、まだ蝉が鳴いている。彼らは、一体いつまで鳴いているのだろう。

こおろぎを、初めて現物を見た。今まで鳴き声しか知らなかったのだ。

 

田んぼの収獲の様子を愛でながら、うまい空気を吸う。

 

練習なんかもしたのだけれども、それ以上に最近楽しくて仕方がないのが読書であって、隙あらば本を読んでしまう。

今日、新鮮な発見があったのは湊かなえさんの作品。恥ずかしながら、今まで一度も読んだことがなかったのだ。

これは、私には大きな驚きだから、もうちょっと読み返そう。

端的に言うと、男性の描写がうまかった。私にはそう思えた。

 

誤解を恐れずに言うと、女性的な作品があまり得意ではなくて、マンガで言えば戦闘シーンがバンバンあるような熱い少年マンガが好みなので、どうも小説にもそれを求めてしまうようなのですが、

今回の作品は、恋愛ものなのに、面白かった。

 

小説面白い。小説面白いよ。みんなもっと小説読んだほうがいいよ。

 

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

演奏動画

『墨』 2019.1002

今日は、人と弦楽四重奏について話していたら、無性に弦楽四重奏の中に入りたくなってしまった。

 

中に入る、とは私の感覚そのままで、一般的な表現でないので申し訳ないが、

 

弦楽四重奏や、オーケストラで演奏していると、

本当に音の中に入っているかのような、響きの渦の中に自分は浸っていて、和音の中の一つとして存在できているかのような、そんな無上の幸せを感じられるんだよなぁ。。。

 

ソロで弾いているときとはまた違う幸福感。

 

で、弦楽四重奏って、わりと地味な分野で、絵画に例えるならば墨絵のような世界。

でもって、私はまたこの墨絵が大好きだときたもんだ。

 

墨一色って、格好いいじゃあないですか!

 

その潔さ、奥深さ。

 

たまに、植物の絵を描くことなんかもするのだけれど、これも鉛筆一本だけでやることが、実は一番好きなんです。濃淡がね、楽しいよね。

 

とまぁ、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の話しをしているとここまで頭の中で膨れあがってしまって今に至る。

もし、聴いてみたいというお方がおられたら、ベートーヴェンのラズモフスキー第1番作品59をお聴きになってみてください。その他にも、山ほどあるけどね。

 

そんな、今日でした。写真は仕事の帰り。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

『竹』 2019.1001

生来、身体が丈夫でないので

今年の春になってから、山歩きを始めた。

 

最近は、週に一度くらいしか行けていないが、行けるときは連日通うなどしている。

 

元々、アウトドアは得意でもなんでもないんだけど。

 

でも、

 

自分が好きなのは、竹が奏でる音なんだ。

そう気がついたのは、ずっと昔に遊びに行った箱根の森でだった。

 

竹が奏でる風の音は、他の木々とずいぶん違う、まっすぐな節、さらさらとした葉、あまり強い音でないのに、実際の風はまっすぐに私の肌をめがけてくる。

 

あの音を聴くだけでも、

 

あぁ、ここに来た甲斐があった、、、。

 

そう、思えるのです。

 

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

Diary.2019 Aug

『休』 20190801

『始』 20190803

『凶』 20190804

『慣』 20190805

『立』 20190806

『案』 20190807

『誓』 20190808

『指』 20190809

『安』 20190810

『危』 20190811

『盆』 20190812

『型』 20190813

『良』 20190814

『枝』 20190815

『次』 20190816

『弓』 20190817

『夏』 20190818

『忘』 20190819

『左』 20190820

『望』 20190821

『変』 20190822

『己』 20190823

『表』 20190824

『眼』 20190825

『代』 20190826

『遊』 20190827

『備』 20190828

『困』 20190829

『覚』 20190830

『去』 20190831

『懐』 2019.0930

先週末はクローズドのコンサートで、チェロとデュオ演奏をしていた。

その日のメインの曲は、ヘンデル作曲ハルヴォルセン編曲の『パッサカリア』という曲。これがなかなか手強い技巧的な作品なのですが、久しぶりのチェロとのデュオは楽しかったな。

 

最近、いろんな編成で演奏することがあって、

一番多いのは自分一人っきりのヴァイオリン一本。次にとみーのクラシックギターとのデュオ。それから、フルート四重奏やポップスのサポートなんかが今年はあった。カホンと歌、なんかも面白かった。ピアノと思いっきりデュオ演奏するのは11月24日『美会夜会』で久しぶり!という感じだ。

 

それにしても、いろいろな編成でやっているとそれぞれの楽器の特性、音の出方や響き方なんかがそれぞれ全く違っていて、それが実はアンサンブルにも大きな影響があることに気が付いてくる。

 

とみーのギターに慣れてきた私は、チェロとやると懐かしさで胸がいっぱいになる。

 

あぁ、チェロってすごくいい楽器だな、もっともっとやりたいな。

そう、思う。

 

そのうち、ヴァイオリンとチェロのデュオ曲を何か書くかもしれない。だとしたら、それはその大好きなチェリストとのためだ。

早く、また一緒に弾けるといいな。

 

そんな、今日でした。写真は、神田明神の近く。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

『肌』 2019.0926

今日は、ギターのとみーと『パガニーニ・ミーティングス vol.3』のリハーサルだった。

相変わらず、面白いやつだ。

 

例えば、音楽用語でもあるイタリア語。パガニーニの時代で用いられていたときの意味合いと現代では違うとか(我が国の古文と現代文が違うようなものか?)、楽譜の造りが悪くて見にくいからやりづらい、うんたらかんたらとか、とみーでないと出てこないようなことがいろいろ口をついて飛び出してくるのだ。

 

こう考えてみると、とみーと私にはきっと多少の共通点があって、

2人とも音楽記事の執筆をしていることや、音楽全般への知識への欲求があることなんかがそうかな、と思う。

あいつは大学の先生だし、私は亡き父がそうだった。

加えて、哲学科出身の母や法学を学んだ姉は常に物事の背景や理由を踏まえ理路整然とした物言いをする女たちだし、

私の育った環境も、学者肌のとみーにはそれこそ肌が合うのかもしれないな、と思った。

 

ま、なんにせよ

 

いい音楽。そして気持ちがいい2人でいること。

これが一番だな。

 

そして、私的本日のハイライトはやつのセリフ。

「(これ)毎日さらうから。」

 

どう考えてもやれるはずがない癖にそんなこと軽々しく言っちゃった瞬間が面白かった。実際やらないらしいです。そりゃ、無理でしょ。

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

『動』 2019.0924

元来、出不精だし一人で過ごす孤独が好きだ。

 

読書好きの私は、家に閉じこもって一人きりでひたすら読み耽りたくなる。そのようにして、一人で大作曲家のスコアを眺め、ピアノで弾いてみて。。。という遊びとも研究ともつかない時間に身を任せたい。

 

それでいて、その欲求が過ぎればただ単に身体を動かしたくなる。

 

山の空気を吸い、家ではバレエを練習する。楽器の練習はそのあとだ。運動で身も心も軽くなった幾子のほうが扱いがいいからだ。

 

そういえば、自転車は乗れない。

 

危ないから乗るのをやめて、と家族に懇願された。

 

傍から見ていて危険を感じるくらい、下手くそな乗りようだそうだ。

 

走るのも、苦手。

 

得意な運動は、なんだろう?子どもの頃は障害物競走が得意だった。あれだけは、2位。1位になることは滅多になく、逆に3位以下になったことはなかったような気がする。

 

虫や両生類、爬虫類が怖くて仕方ない性分だから、山も長いこと避けて生きてきたのだけど、人より年月を生きる木々と、彼らが奏でる風の音に私の全てが洗われるから通うしかない。

 

こうしてみると、最近は動と静のありようが変わりつつあるようで、まだその変化に慣れないでいる。

まぁ、そうして私も生きている、ということで。

 

そんな、今日でした。山で見かけた彼岸花。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』