今日はいろいろと諦めた日でした。
最たるものは、ジムに行くことを諦めたこと。あとは、挙げればきりがない。
そもそも身体が弱いから、やりたいことをやりつくせないのだ。特に、このような気候の変動が大きいときには仕方ない。
と、自分を慰めています。
それにしても、最近の私の興味の対象は専らパガニーニ。それとカール・フレッシュである。
カール・フレッシュとは、ヴァイオリンの優れた音階教本を残した人であり、その人名が教本名となり(ハノンと同じ理屈ですな)、音階と言えばカール・フレッシュ、というのがヴァイオリン業界の常識である。(初歩者は小野アンナです。こちらも素晴らしいので、これをお読みの初歩者は丁寧にさらうこと。)
先日、ハイフェッツがパガニーニの協奏曲は録音しない、という肝が冷えた話をご紹介したが、このハイフェッツが恐ろしいほどカール・フレッシュ好きだったの。
毎日よくカール・フレッシュをさらったのですって。
ハイフェッツという人は、晩年にはマスタークラスを開講し、世界中から優れた若手が受講していたのですが、ここでのこれまた恐ろしい話がね、
入学して最初の1年は音階だけ。
どんなに弾けても音階だけ。
徹底して音階以外レッスンしなかったらしいの。。。
恐ろしい話だと思いませんこと!?
あとハイフェッツの恐ろしい話と言えば、ピアノもとんでもなく上手かったということだな。
やめてくれ。
あぁ、本音が出てしまう。普段は隠そうと努力しているのに、今夜はまるでだめだ。諦めるほかないや。
そんな、今日でした。今日も間もなく寝るよ。写真は、最近の山散策で見つけた木苺(だと思っている)。目の醒めるような愛らしさには、敵わない。
音階は披露しません。 ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」