私がそういうタイプなのか、それとも今がそういう時期なのか。
音楽において、変化が激しい。
それは、テクニック的な意味もあるし、音楽的な意味もある。
だから、毎日練習していて、毎日変わっていく。
この、変化が如実に現れるのは、実は暗譜との兼ね合いの部分においてなのだ。
暗譜というのは、私の場合は、楽譜の見た目とともに動きで覚えている配分も大きい。よって、テクニックの変化があるとその影響をもろに受け、覚えているはずの箇所を失敗する。音楽的な変化からも同じことが言える。リズムの捉え方が変わると必ず失敗する。
こういうことが、実に多い。
簡単だと思っていた、例えばパガニーニの『カンタービレ』のような今まで幾度となく演奏してしてきている作品においても、そうなる。
そうなってしまうと、もちろん怖い。
だから、練習をする。
練習の結果、また次なる変化が生み出されるのであるが、
練習以外に変化の先の栄えある芸術を導きだすものは、存在しないから。
写真は、今日のおやつ。おやつと称して、これにバゲットを添えて食するのであるから、大した食欲である。
そんな、今日でした。
ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は年内ラスト8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』