バッハ

『走』 2019.0629

今度のソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」 で演奏予定の一人コンチェルトは、大変忙しい曲であり、そのせわしなさが聴くぶんにはとても楽しくていいのだが、弾くには大変。そんな作品である。

このところ、それにかかりきりになっているのですが、

やっとこさ、暗譜の目途がたってきた。

 

現在の無伴奏活動を始めてから、どれもこれも暗譜でないと弾けないから今年は暗譜の年とでも言えるほど暗譜しているのですが、

 

それにしても、バッハもコンチェルトも

 

まるで、全力疾走しているかのようだよ。弾き終わったら息も絶え絶え、という感じだよ。

 

ヴァイオリン弾いてて疾走するとは夢にも思っていなかったな。合間の運動も考えると、身体と頭を使うことの境界線がまるでわからなくなりそうだ。走るのなんて苦手なのにさ。

 

と、わからなくなっているところで本日終了のサインが出ている田中幾子でございます。

 

写真は、夕飯に食べたビーツのトマト煮。近所の八百屋さんで買ったビーツ。美味しかった。

 

そんな、今日でした。

あなたの夏の3曲も募集中!お客様感謝祭「青の時代 vol.3

『癒』 2019.0628

今日ふと気が付いたことがあった。

3月からソロコンサート「青の時代」を始めて、おかげさまで3回目を迎えることになる。そして、ギタリストとみーとの「パガニーニ・ミーティングス」も8月に2回目がある。

ソロコンサートのときには、無伴奏バッハの他に一人コンチェルトと称してメンデルスゾーンやブルッフを弾いてきた。(今度は違うものを用意している。)

パガニーニはもちろん、あの恐ろしいパガニーニを弾いている。

 

気が付いたこととは即ち

 

練習スケジュールが大変なこととなっている、ということだ。

 

今の今まで気がつかなかった。私ってばかだ。

 

自分でやっておきながら、この練習が続くことに気がつかなかったのだから。

 

そう思いながら練習して疲れ果てたところにおうちバレエでぴょんぴょん飛び跳ねているとだいぶ心身共に楽になってきた。やっぱり、好きな運動は癒してくれるんだな。と再確認した今夜。

 

写真は、愛用の弦の袋。

そんな、今日でした。

本番の緊張がないと人生楽しくないからソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

コンサート詳細追加情報 お客様感謝祭「青の時代 vol.3

 

 

『待』 2019.0617

こんばんは!お待ちかねの田中幾子のお時間でございます。

昨夜は、二子玉川 Gemini Theater での Wha, サポート演奏してまいりました。終演後にみんなでおしゃべりしていたら、終電時刻となってしまいたいそう遅く帰宅したのです。文字通りバタンとキューッと眠り込んでしまったので日記更新とはなりませんでした。

 

昨日気が付いたのは、私は音楽を様々な視点から見ることが好き、ということだな。

 

だから、ヴァイオリンとピアノの両方で演奏できるととても面白く感じる。

 

そのせいか、今日はとても創作意欲が湧いて、2つほど小さい作品を作っていました。たいそう面白い。最近の即興行為もいい刺激となっているようです。

 

あぁ~、楽しいからもっともっとやりたいなー!!

 

写真は、昨日のステージ。こんな感じでバッハなども弾いておりました。そういえば、「夏の3曲」はお返事頂いているので近々発表してみようかな。引き続き募集しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

ヴァイオリンとピアノどころか、歌もございます。  ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『明』 2019.0605

今日は、とみーとパガニーニ・ミーティングスの最終リハーサルだった。

とにかく、今回は二人とも曲が難しい。幸いにして、「二人とも同時に難しい」曲はないため自分のやることに集中していられるが、これがこの内容で同時に難しかったら大変なことになる。

デュオで二人とも難しい曲といえば、私の一番の思い出はベートーヴェンのクロイツェルソナタだなぁ。あの1楽章には恐ろしい箇所がある。(これ、今年11月24日に盟友藤井麻理ちゃんと共演予定なので、よろしければお越しください。)

 

とはいえ、今回の曲にも「私は難しく、とみーはやりにくい」ものがあるから、それがわりと恐ろしい。何しろ、この辺りには私は正直パガニーニの狂気を感じている。だが、相手は歴史的偉人だ。文句は言いようがない。まぁ、腕の見せ所ではあるとも言える。そこは、とみーを信じて任せるしかないんだ。こんなのは、任せられるやつにしか任せられない。だから、あいつは戦友なんだ。

という、やりがいたっぷりな今回なのですが、

 

今日のリハーサルも気持ち良かったな~。

 

とみーのスタジオは、うちと違ってお日様の光が燦々と入ってくる。

 

パガニーニの持つ、イタリアらしい明るい美しい旋律を奏でながら、自然の日の光を感じて、あぁ私は音楽しているなぁ、と心から思えた。

 

それでいて、私の明日は先日サポートした歌の Yuuki くんのコンサート(来週末だ)のリハーサルで、またピアノも弾くから、夜はハノンと音階とバッハをさらっていました。これはこれでいいんだ。パガニーニ漬けで頭も身体も疲れているところにちょっとしたリフレッシュになる。ピアノを弾いていると、ピアノってすごい楽器だなぁと心底思える。ここから出てきたはずの無数の名曲たちをもっと知りたいという欲がいくらでも湧いてくる。ピアノにおける今の私の目標は、ピアノでもっと音楽的な演奏ができるようになりたい、だ。

 

で、明日はそれのあとに、パガニーニの曲の中でテクニック的には難しくないところを練習するつもり。もっとこう弾きたい、という自分の願いを叶えるために。

 

写真は、とみーのスタジオ。私は本とCDは極力買わないようにしているけど、あいつは結構買うんだな。私はこういう本棚に囲まれて過ごしたいぜ。

 

そんな、今日でした。

ヴァイオリニストたるもの、ソロコンサートでもパガニーニを弾かなければいけないかもしれない

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『弾』 2019.0527

今日(というか昨日だ)は、神田 SHOJIMARU で演奏してきました。

演奏した曲目は以下の通りです。

 

My Favorite Things 

Message in a Bottle/ The Police

ガヴォットとロンド/バッハ

オペラ「イーゴリ公」より「ポロヴェツ人(韃靼人)の踊り」/ボロディン

There Must Be An Angel / Eurythmics

 

今日はまた、自分としては面白い発見があったなぁ。

エコーのかかり方を聴いていると、その残響や響き方から、弾きなれたこの曲のスタッカートをもっとこうしよう、バッハのこれはもっとこういうテンポにしよう、など、それまでに思ってもいなかったやり方が見えてきて、その研究がとても興味深そうだ、ということ。

クラシック向けの会場で演奏するときも、もちろん会場により残響などは違うため(例えばすごく残響が長い教会とか)、そういったことも考えるのですが、

やはりライブハウスのエコーは、私には強烈な印象だな。

 

20分ほどの出番でしたが、今日もまた大変緊張していて、終わったら汗びっしょりだった。弾きながら上述のようなことを考えていたからだったかもしれない。

それにしても、お客様方が熱心に聴き入って下さってて嬉しかったです。ヴァイオリンの無伴奏でできることを、もっとやっていこうと思いました。スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

さーて、明日からまたパガニーニがんばるぜ。今日はロ長調の音階さらったから、また違う調にして。何しろ、今度のパガニーニは調の変化が恐ろしいからな!

 

そんな、今日でした。お休み!

ここでは更に破天荒 ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

『神』 2019.0526

今日は、明日 神田SHOJIMARU で演奏する曲を練習していた。

いつものようにバッハとポップスを組み合わせた内容なのですが、

恐ろしく暑い今日の陽気、エアコンをつけていてもなかなかしんどかったな~。

 

なんとか仕上がって、ひとまず安心したのでした。

 

それにしても、このライブハウス活動。

ライブハウスでオープニングアクトやセットチェンジ時間で演奏させてもらうということもあまり例がないことだそうで、スタッフの方々がとても工夫して私の出番を作って下さっている。

明日も、そうなんだよね。

 

そうやって、「クラシックをいろんな方に聴いてもらいたい」という私のわがままに応えてもらい初めて可能になる、一つ一つの本番。

大事に弾きたいな、と思い練習していました。

 

明日の詳細は、以下のとおりです。

 

神田 SHOJIMARU

出演 魚住英里奈、Rinan 、田中幾子

開演20時(開場19時半)

入場料 2000円(ドリンク別)

私の演奏は、20:40から20分間です。

 

皆さまのご来場をお待ちしております。

 

 

写真は、子どものころから使っている譜面台。ボストンで買ってきたんだよね。スーパーで売っていた。

感謝でいっぱい。そんな、今日でした。

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

『譜』 2019.0515

恐らく私は書物と同じように、楽譜を見ることも好きなのだと思う。

だからこの日記にも写真を載せたくなるのかな。

 

例えば、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の1楽章、ソロのパート譜でいえば2ページめにあたるところにあるようなアルペジオは見ているだけで感動してくる。なんて美しいものを書き残したのだろう、と譜面そのものに立ち昇る美しさを見ているわけだ。

そこで言えば、バッハの無伴奏の譜面はまるで漢文のように見える。それも、白文。これを書き下し文にすることがバッハの演奏だと思っていて、その作業が終わるまではそもそも練習にも取り掛かることができないような作品群である。

 

で、見ていて圧倒されるのは例えば、ピアニストな作曲家の作品。シューマンやブラームスのピアノのアルペジオには、ヴァイオリンには出せないある種の色気を感じるのだ。(※ドビュッシーやラヴェル、フォーレなど、いわゆるフランスもののピアノは残念なことに私には譜面からは容易に音楽の想像がつかない。)

 

ピアノは、とても好きな楽器だが、

ピアノがもつ透明な音色であの音列をやるから、

 

ものすごく色っぽく感じるのかな。。

 

そんなの、私だけかな。

 

答えが出ない、でもずっと探している。ちっちゃいときからずっと。

 

 

写真は、こないだとみーのところに行った途中の渋谷マークシティ。久しぶりだなぁと思ったらLa.mama に行くのと同じルートだったからで、La.mama には3月以来出演していないからだった。

そういえば、今年は La.mama から始まったもんな、と自分の記憶の理由を思い出す。

 

そんな、今日でした。

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

2019.0609 出演「パガニーニ・ミーティングス」

歴史に残るヴァイオリニストと言えば、まずその名前が挙がるパガニーニ。

実は、クラシックギターの名手でもありました。

この度、パガニーニが残したギターとヴァイオリンのデュオによるオールパガニーニプログラムをご披露します。

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『時』 2019.0507

私の日常をお伝えするという名目のこの漢字日記なのですが、

私の日常といえば、

 

夜は眠い。

 

昼は練習。

 

それしかない。

 

ヴァイオリニストというキラキラしていそうな職業でありながら、

美しく映える写真を撮れるような場所には滅多に出入りしないし、そういった飲食物も口にしない。

 

私の実態と言えば、今日も音階を練習し、ギターとのパガニーニをさらい、ピアノのハノン教本に感動し、バッハの舞曲を弾いて楽しかった。

そんなものである。

 

というわけで、本日も実に地味な一日を過ごしたのだが、ちょっとした試みを始めた。

それは、時間を決めて練習するということ。

 

何せ、練習する内容が多く、多岐にわたるものだから、

それぞれを納得するまでやっていると体力も気力も崩壊してしまうのだ、ということを最近認識した。

なので、制限時間を決めて全てその範囲で行う。

 

これはこれで、今までとは違う集中力が磨かれそうなので、初日としては満足した次第であり、その過程でどうしてもバッハの舞曲を弾きたくなってある意味遊んでいたのであります。

なんだかね、このパルティータ2番の舞曲たちは心と耳を洗うよね。。。

 

そして、今は普段はほとんどBGMをかけないのだが、珍しく流し聴きしているのはチャイコフスキーのオーケストラ作品。私は特に4番交響曲が好きだ。この人の音にある変な奇妙な濁りが大好きだ。それこそが人生だ、と言いたくなるのだ。チャイコを聴きたくなったのは、パガニーニのデュオをさらったからだろうな。幼い頃に楽しかった子供向けの作品エア・ヴァリエのような楽しい旋律がたくさん、その頃に楽しかったバレエで踊ったチャイコフスキー。

そんな、時の流れが私もある。

 

そんな、今日でした。