パガニーニ

『癒』 2019.0628

今日ふと気が付いたことがあった。

3月からソロコンサート「青の時代」を始めて、おかげさまで3回目を迎えることになる。そして、ギタリストとみーとの「パガニーニ・ミーティングス」も8月に2回目がある。

ソロコンサートのときには、無伴奏バッハの他に一人コンチェルトと称してメンデルスゾーンやブルッフを弾いてきた。(今度は違うものを用意している。)

パガニーニはもちろん、あの恐ろしいパガニーニを弾いている。

 

気が付いたこととは即ち

 

練習スケジュールが大変なこととなっている、ということだ。

 

今の今まで気がつかなかった。私ってばかだ。

 

自分でやっておきながら、この練習が続くことに気がつかなかったのだから。

 

そう思いながら練習して疲れ果てたところにおうちバレエでぴょんぴょん飛び跳ねているとだいぶ心身共に楽になってきた。やっぱり、好きな運動は癒してくれるんだな。と再確認した今夜。

 

写真は、愛用の弦の袋。

そんな、今日でした。

本番の緊張がないと人生楽しくないからソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

コンサート詳細追加情報 お客様感謝祭「青の時代 vol.3

 

 

『夢』 2019.0623

先週は、姪の誕生日だった。今週は姉の誕生日だ。

という、我が家の人間以外の方々には無意味な情報から始まる今日の田中幾子日記である。もはや、情報ですらない、と思う。

 

実は、先日のパガニーニ・ミーティングスの準備をしていたときに心密かに抱いていた夢があった。

それは、ご褒美にバターケーキを焼くこと。

去年の冬にブランデーに漬けたレーズンで焼きたいと思っていたら、今年に入って急に活動が大きく変わったことでまるでそのような暇がなく、ここまで来てしまった。

なので、これだけパガニーニがんばったんだから、私は絶対やりたい!やるんだ!!

 

と、心に決めていた。そして、今日はやっとその時間が取れそうであった。

なのに、焼けなかった。

 

理由は、

 

卵が一つしかなかったから。

 

あまりにも夢をその宝箱の中に放っておくと中で嫌な発酵をしそうな気がするから、明日早々に卵を買って夢を慰めようと思っている。

 

写真は、ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」の練習をしていたら、山に行きそびれたので部屋の植物で自分を慰めた様子。夢も自分も慰めるとは、これまた忙しい人生だ。

そんな、今日でした。

夏の3曲も引き続き大募集! コンサート詳細追加情報 お客様感謝祭「青の時代 vol.3

『奮』 2019.0609

今日はとみーとのパガニーニ・ミーティングスの演奏会でした。恐ろしく楽しかった。

いい写真や動画も撮れたので、コンサートのプログラムとともに改めて記事にしたいと思っていますが、私はカプリス24番を弾きながら物凄く興奮して、大変だった。

 

休憩中は控室で放心していた。

 

後半にも、またかなりの難曲があったけれど、それはカプリスより楽しく弾けた。

 

楽譜スライドショーを背景に流すのも、なかなか素敵だった。それに、とみーのギターソロがすごく良かった。やっぱりとみーは、ソロが一番好きだな。そんなことを思ったりしながら聴いていた。

 

興奮のせいか、今夜はすぐ寝付ける気がしない。でも、明日もリハーサルで楽しい日だから、きっと大丈夫だ。それに、この私たちの「パガニーニ・ミーティングス」はシリーズ化できそうで、2回目の日程は間もなくお知らせできる。あぁ、嬉しいな。

 

そんな、今日でした。お越しの皆さま、ありがとうございました。とみーもありがとね!

『江』 2019.0608

飽きもせず、日々山へ向かっている。

今日も、練習して散歩して練習して体操して練習してお昼ご飯を食べて練習して山に行き練習して夕食、そして現在へと至る。

 

よくもまぁ、こんなに山へ行くものだ。

もう、田中幾子ではなく、山江幾子だ。

 

そんなつまらないことを思いつく余裕は、まだあるらしい。

明日のパガニーニ、がんばります。

写真は、夕食のもの。キャンベルのクラムチャウダーに野菜を加えて、冷蔵庫の中身をあらかた使いました。私はこの手の料理を、冷蔵庫料理と呼んでいる。そこに小物として無関係なレモンを添えてみたところがあざとい女である。

 

そんな、今日でした。

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『違』 2019.0607

おかげさまで、今日も充実した一日でした。

おしまい。

 

とでも言いたいくらいもう眠いのである。

 

パガニーニのような難しいものをやっていると、頭の使い方も身体も、尋常ではなくなるからかもしれない。右手も左手も同時に忙しいんだもの。全身大運動会、といった感じである。音の行き来もちょっと変なところがたくさんあるし、相当神経使っていると思う。

昨日の朝、 Yuuki くんの音源を聴いていて思ったのは、ポップスはまるで映画を見ているようだな、ということ。比べたら、クラシックは難しい教科書を理解して覚え込むところから始まり、それを自分の理解として語ることができるようになるまで血肉にするのだから、頭の使い方がまるで違うんだな。パガニーニに限らないけど、クラシックにはこの難しい教科書というものがたくさんあって、その内容がまた普遍的で素晴らしいんだよな。ポップスに感じた「映画の音楽化」とは、同じ音楽と呼ぶには全く違う要素だな、と思う。この違いが面白いけどね。もし、同じような要素の音楽だったら、こんなにたくさんの活動を同時に行うことはできないだろうな、と思う。

ところで、クラシックには即興的なところはない、と思われがちなのですが、そんなことはなく、実は正に即興であるメロディをある曲の中で弾くつもりです。楽譜上、そうしても良さそうなんだよな。

 

明日も、練習しよ。

写真は、今日の午後の山。田んぼになっていた。

 

そんな、今日でした。

 

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『指』 2019.0606

こんばんは。田中幾子のお時間でございます。

 

えぇ、本日はだいぶ疲労が蓄積しておりまして、この時間にしてもう既にグデグデという感じというか、数時間前からずっとそうだよ。パガニーニと暑さでやられちゃってますね。

 

そんな今日は、昨日予告したとおり Yuuki くんのリハーサルでした。世田谷区のリハーサルスタジオで執り行われました。執行したのは、彼の他に打楽器プレイヤー、ベーシスト、そして私である。

 

ふと、会話にこんな単語が飛び出てきた。

 

「指パッチン」

 

あ、指パッチン!

 

指パッチンと聞くと、同時に思い出すのは口笛である。

 

私、どっちもできたことがないから。

 

それだけの話である。

 

そんなふうにして、楽しいリハーサルは進み、来週の彼のコンサートまであと2回ある予定だ。

それにしても、打楽器は楽しいなぁ!繊細で軽やかで、打楽器という楽器群を扱うのは相当センスがいると思われる。そんなセンスを目の当たりにできるから、打楽器の人との共演は大好物だ。

 

そんな、今日でした。パガニーニは朝練習した。

写真は、共演の打楽器プレイヤー中山ユキさんの楽器群。奥には主役の Yuuki くん。

打楽器も指パッチンもございませんが ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

 

『明』 2019.0605

今日は、とみーとパガニーニ・ミーティングスの最終リハーサルだった。

とにかく、今回は二人とも曲が難しい。幸いにして、「二人とも同時に難しい」曲はないため自分のやることに集中していられるが、これがこの内容で同時に難しかったら大変なことになる。

デュオで二人とも難しい曲といえば、私の一番の思い出はベートーヴェンのクロイツェルソナタだなぁ。あの1楽章には恐ろしい箇所がある。(これ、今年11月24日に盟友藤井麻理ちゃんと共演予定なので、よろしければお越しください。)

 

とはいえ、今回の曲にも「私は難しく、とみーはやりにくい」ものがあるから、それがわりと恐ろしい。何しろ、この辺りには私は正直パガニーニの狂気を感じている。だが、相手は歴史的偉人だ。文句は言いようがない。まぁ、腕の見せ所ではあるとも言える。そこは、とみーを信じて任せるしかないんだ。こんなのは、任せられるやつにしか任せられない。だから、あいつは戦友なんだ。

という、やりがいたっぷりな今回なのですが、

 

今日のリハーサルも気持ち良かったな~。

 

とみーのスタジオは、うちと違ってお日様の光が燦々と入ってくる。

 

パガニーニの持つ、イタリアらしい明るい美しい旋律を奏でながら、自然の日の光を感じて、あぁ私は音楽しているなぁ、と心から思えた。

 

それでいて、私の明日は先日サポートした歌の Yuuki くんのコンサート(来週末だ)のリハーサルで、またピアノも弾くから、夜はハノンと音階とバッハをさらっていました。これはこれでいいんだ。パガニーニ漬けで頭も身体も疲れているところにちょっとしたリフレッシュになる。ピアノを弾いていると、ピアノってすごい楽器だなぁと心底思える。ここから出てきたはずの無数の名曲たちをもっと知りたいという欲がいくらでも湧いてくる。ピアノにおける今の私の目標は、ピアノでもっと音楽的な演奏ができるようになりたい、だ。

 

で、明日はそれのあとに、パガニーニの曲の中でテクニック的には難しくないところを練習するつもり。もっとこう弾きたい、という自分の願いを叶えるために。

 

写真は、とみーのスタジオ。私は本とCDは極力買わないようにしているけど、あいつは結構買うんだな。私はこういう本棚に囲まれて過ごしたいぜ。

 

そんな、今日でした。

ヴァイオリニストたるもの、ソロコンサートでもパガニーニを弾かなければいけないかもしれない

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『返』 2019.0604

今日も練習。練習の合間に散歩をし、練習し、家で体操し、練習する。

無限ループのようだが、体力の限界があるので、案外ループするのも難しい。

 

この数日は、ピアノもほとんどさらっていない。ひたすらパガニーニを弾いている。

合間の体操は、最近逆立ちもどきを取り入れているのですが、加えて気持ちがいい運動は、でんぐり返しである。

でんぐり返し。

なんなんでしょうね、この名称は。

 

前転と呼べば、もう少し格好が付きそうであるが、要するにやっていることはでんぐり返しなのです。

 

これは恐らく人により体質のタイプがあると思うのですが、

私の場合は、子供のころに得意だった動きを取り入れると身体の力が抜けやすいような気がしている。

で、実際やってみると気持ちがいいものだから、調子に乗って何回もやっている。

 

いい年して、公開でこんな話をして、まさに恥知らずが進行しているようですが、そこまでして練習しているのだ、とどうか暖かく見守っていただければ幸いです。

 

で、写真は昨日載せられなかった夕飯。いさきを大根と煮て、ぶり大根のようにしてみました。今日もこの残りを食べよ。

そんな、今日でした。

舞台で、でんぐり返しはしません

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」