ヴァイオリン

『動』 2019.0503

練習に明け暮れている。

それしかない。それしかないのが我が人生だ。

 

終わり。

 

と、なりそうな気分です。

 

楽器を弾くのはとても疲れることで、体力も気力も使い果たす。

世間では、ヴァイオリンは軽々と弾いているものだと思われているふしもあるようだが、私はそうではなく

 

少しの音、少しの動きであっても

 

細心の注意を払って、全身でその音を表現するのだから、

体感的には大変な運動量となるわけであります。

 

日ごろの練習であってもそうなのだから、本番となると緊張も相まって一層激しい状態となる。

 

そんなわけで、最近飲んでいるのは画像のドリンク。

 

ポップスやロックの舞台では「ステージドリンク」というものが存在し、飲みながら演奏していいのだと聞いた。

なるほど。

確かに、大汗かいて激しいパフォーマンスをしたあとには必要だ。

なら、私も。

 

ということで、最近のライブハウスステージではこちらを飲みながら演奏しています。

 

バッハもね、他の曲もね、無伴奏じゃないときだってね、

弾いているときの私はアスリートだ。(当社比。)

 

そんな、今日でした。

5日は、みんな聴きに来てね。

 

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

 

『肩』 2019.0502

非常にニッチな話題で恐縮なのだが、

私はヴァイオリンを弾くときに、肩当てをしない。

 

ご存知でない諸氏のためにご説明申し上げますと、肩当てとは楽器の裏側に取り付けるものです。楽器を挟みやすく安定しやすくするためのものです。

いろんなタイプがあり、木製(滑り止めとして薄いゴムのような素材も貼られている)や、プラスチックのような製品もありますし、革でできているものもある。

ヴァイオリニスト、ヴィオリストにとっては、実は常にホットな話題でもあります。

 

だって、自分の骨格にあったものを探すのはなかなか大変よ。

 

私も子どもの頃はいわゆるKUNの肩当て(最もメジャーと言っても過言ではないと思う)をつけていて、そののちは肩当ての旅に出ていたのですが、いつの間にか肩当てなしの状態に落ち着きました。旅の間には、滑り止めの薄いゴム製品を代用したりもしていたな。私の師事した先生のうちお一人は、革布をご自分で切って作成されていました。自作も珍しくない。

 

なんだけど、

まぁ、本体(この場合、私のことだ)をご覧頂ければお分かりの通り、

私は首が短い。

腕も短い。肩幅もそんなにない。なんと言っても

手が小さい。

 

(個人的にこの手の小ささを「業界最小サイズ」と称しております。)

 

そうすると、演奏のための運動をする体積の中で肩当てが占める割合が、相対的に大きくなるのではないか?

 

そう、考え

 

なしで弾くことに至りました。

 

私の場合は、肩当てがないと左手の高い位置に移動することが楽になる。あと、案外低い位置というのは手の幅が広くなるため(ギターと同じですね)これもないほうが指を開きやすい。

安定性については、逆にいうとあまり安定させず弾く、ということになりました。これも慣れだと思うのだけど、いつも体重移動しながら弾いているからそれで合っているのかもしれない。

 

こんなふうにして、弾き方って一人ひとり全く違ってくるから面白いよなぁ。

と、結論づけてもう寝ます。

 

今日の写真は、いつもの例の山。こんな風景もあるんだ。面白いよね。

そんな、今日でした。

本体をご覧になれます。ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

 

『初』 2019.0501

田中幾子のお時間でございます。

始まりました。今夜のバランスボール日記。

 

今日もやっていたことと言えば、練習である。ヴァイオリンを弾き、ピアノを弾き、歌を歌う。「雨女」を歌うこととピアノの間奏を弾くことと両立させることがなかなか難しい。

私はあまり声が出るほうではないので、歌声を聴かせるというより、歌詞を聴いてもらうつもりで今は練習をしている。

そうすると、普段の話し方に近い声の出し方になってくるのですが、

 

簡単なようで、楽器を鳴らしながら同時にそれを行うのがまだなかなか慣れない。

 

なんですが、ピアノで弾ききれないメロディを演奏しようと思うと、歌うしかないから、歌っています。

で、この「雨女」プロジェクトは牛歩の歩みながら進んできていまして、それも楽しみだ。

正に、自分にとっては初の試みとなるし、令和元年は私にとっては「雨女」の年と言えるようになるのではないかな、とちょっと自分に期待もしている。

ただ、物凄い大冒険なんだよなぁ。。。うまくいくかな。。

 

実は大きな不安も抱えつつ、冒険の世界へと飛び込むに違いない。だって小学校2年生のときのあの輝かしい夏休み。あのときから私は心の大冒険が好きで仕方ないのだから。

今日の写真は、練習中に掃除を代行してもらっていらルンバが、いつの間にかポツンと停止していた様子。切ないけれど、いつもありがとう。

 

そんな、今日でした。

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

『去』 2019.0430

今日はまた練習に練習に練習。夜は、知り合いのお嬢さんのコンサートに出かけていました。

今日の練習は、それはそれは新鮮な発見があったなぁ。

 

それは、バッハが楽しくなってきた。

 

これって、私にとっては「音階楽しい!」とか「セヴィシック大好き!」のような鮮やかな感情で、こんなことってあるんだ、とまで思う。

だって、ピアノで言えば旧約聖書ですよ?(新約聖書のベートーヴェンが楽しくないとは言っていない。むしろガンガン盛り上がれる。)やはりずっと教科書のような存在だと思っていたのかな。自分より遥かに遠く高く、楽しむような対象ではない、というような。

 

なんですが、

やり続けてみるものだなぁ、と思いました。平成最後の日に、気が付けて良かった。大きな味方がついたような気がする。新時代はこれでがんばっていこう。

写真は、帰り道に。

過ぎ去るトラック。

 

そんな、今日でした。

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

『清』 2019.0428

こんばんは。

今日もたいして話題がない。

 

やったことと言えば、練習。以上。そんな、今日でした。

 

と、閉めたい気分である。

 

まぁ、練習以外のこともやっているはずなんですが、

例えば、料理とか。わりと作るほうだから。今日は意外と冷えるからラザニアを焼いた。オーブン料理は、身体が暖まりますよね。

 

あとは、練習に飽きて曲を作っていた。間に合えば、5月5日に弾けるかも。

 

それと、不思議なのは

なぜ、バッハを弾いているときより、音階のときのほうが、清潔な生き方をしている気がするのだろうか。子どもの頃から、練習はまず音階から!レッスンでは音階を徹底的にさらいなさい!と言われてきた育ちなのだろうか。

これは、きっと私だけではないと思う。

音階も、いろんなさらい方がありますけどね、それぞれ試そうとするだけで1時間なんてあっという間。コンサートが多いとなかなかその1時間をとるのも大変になってくる。けど、奥が深いよなぁ。シンプルだけに。

明日も、音階さらおう。

 

そんな、今日でした。

写真は、その作りかけの曲のメモ。

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

 

『疲』 2019.0426

今日は練習の予定をきちんと立てていた。

昼間の用事が済んで、18時から22時までさらう、と。

 

その前の用事から帰宅中に、「今日は絶対12時には寝よう。」と、決めていた。

 

と、いうのは

まぁ自律神経の働きなんかが良くないタイプの虚弱なので、お医者様に疲れないようにしなさい、と最近言われているからです。

とは言え、これが意外と難しい。

そもそも、短時間でバン!と集中してやるほうなので、4時間くらいの練習のときも集中の加減はあれど、4時間は集中しているわけです。で、そうすると、4時間後には大変疲労している。いつもの使い物にならない状態出来上がりというわけです。

で、最近の私は練習の他にも創作的なことに取り組み、身体のために散歩やジム(専らサウナ)にも行っているから、わりと、疲れる。

 

今までは、それらの活動の他に練習は疲れ果てたその先までやっていたのですが、疲れないようにするために、今日は絶対に4時間(小休憩や間のストレッチ含む)でやめる、と決めていたのです。

 

なのですが、

 

4時間経つ前に、眠くなってきた。

 

眠いと、もう弾けない。

だから、日記やって、もう寝るの。

 

練習は、変ロ短調の音階(音階、アルペジオ各種、反復進行、半音階、3度、6度、オクターブ、フィンガードオクターブ、10度、ハーモニクス。ここまでやって音階をやった、という感じ)、基礎エチュード。曲を少し。ピアノのハノンからいくつかの調の音階やアルペジオ、バッハのインベンション3番、ショパンの大作を少しかじる。

音階はいいね。清く正しい生活を送っているような気分になれる。

 

そんなふうにして、がんばってるから5月5日『青の時代 vol 2』にはぜひたくさんの方に聴いてもらいたいな。新しい作品にも挑戦します。

写真は、こないだの吉祥寺ブラックアンドブルー、サウンドチェック後。ビールは私のではない。ライブハウス、あまりまだよくわかっていないけど、こういう雰囲気なのかな?

 

そんな、今日でした。

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

 

『和』 2019.0422

今度24日水曜日に、いつもお世話になっている原宿カーサモーツァルトで「和美  wa・bi 」というコンサートで演奏するので、今夜はそのリハーサルでした。

 

これは、日本の音楽を伝えようという内容で、

日本の古い歌から、現代風(だけど、歌詞はとても日本的)な歌というプログラムになっています。

そう、これは歌のコンサート。私は伴奏や対旋律、一曲ソロもあります。

 

この歌の方は、不思議な女性で

初めてお話ししたのは、去年の大晦日でした。

体調不良に悩む私に「日に当たってないでしょ、日当たり悪いところに住んでるから、毎日午前中のお日様を浴びなきゃだめだよ。」と真実ズバリなアドバイスをしたお姉さんです。

歌い方は、まるで大地や地球のような大らかな力強さを感じます。

普段、クラシック以外の音楽をまるで聴かない私だけど、なんかいいんだよな。

 

コンサート詳細はこちら。

4月24日 原宿カーサモーツァルト

開演19時半(開場19時)

入場料2500円(ドリンク代別途)

 

唄 愛鷹有羽

ヴァイオリン 田中幾子

ピアノ nao

ベース 東純二

 

写真は、さっき帰ってきて食べた黒蜜寒天。

そんな、今日でした。

 

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

『脱』 2019.0420

今日は昨日の疲れが残っていたのですが、わりと練習ができた一日でした。

この練習、というやつは、あっという間に時間が過ぎる。

気が付いたら4、5時間経っていたりする。

 

私の練習は、かのメニューインが晩年の指導のときに言っていたという時間配分をベースにしていて、それは15分ほど弾いたら5分休むというようなやり方にしている。

メニューインいわく、とかく長時間の練習で身体を壊すヴァイオリニストが多いから、このペースを守るように、と言っていたと何かで読んだのだ。

まぁ、実際には30分弾いて15分休んだり、10分弾いて1分ほど休んだりしている。

これ、わりと集中力を持続させないとうまくいかないやり方だと思うので、人によっては合わないかもしれない。

私も、元々は2時間集中するやり方がやりやすかった。けど、まぁ程よい緊張感を長時間保つのも、いいものだな、と思う。

 

短い小休止の間は、ちょっとした家事だったりストレッチだったり。敢えて練習の内容を忘れるのがいいんだな。だらんとしたいときは単にバランスボール座ってTwitterを眺めていたり。そんなふうにして、ヴァイオリンとピアノとやると一日はあっという間だ。昨日の疲れの残りがあるのか、今夜は夕飯も食べる気分にならなかった。ちょっと食べると疲れちゃう日もあるんだな。

 

甘いものが食べたいな。冷蔵庫にリンゴがあったから、明日はアップルパイにしよう。パイ生地を買ってこよう。

写真は、今日の午睡のあとに(言い訳がましいですが疲れてたの)軽いお散歩した近所の神社。あらゆる光の中でこもれびは最も愛おしい。

そんな、今日でした。

ソロコンサートでやるものをがんばってさらっております。 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

 

『外』 2019.0413

サムネイルと記事下部にある写真をご覧ください。

何かというと、私の足先である。

 

また、つまらんものをお見せしてしまって大変申し訳ないのだが、今夜はこの私の足の話です。

 

あのね、私は生まれつき

外股なんです。

 

バレエを習っていたから足が開くというより、生まれつきの外股でいつも足が開いている。

楽器を弾くときには必ず開いている。

ピアノを弾くときにも股から開いている。

 

あと、階段の昇り降りも開きます。そのほうが、身体が安定するから。

 

だからさ、小学校の時は全校生徒に笑われたのよ。

なんでかって、表彰状をもらって(当時の私は今以上にアーティスティックで表彰されるような機会があったのだ)舞台から階段を降りるときの足が外股だったから。

一番笑われたのは、卒業式の練習のときだったな~。そのときは、麻疹と水疱瘡を併発して数か月学校を休んでいたから、階段を降りるのにも身体がふらついて、より見事に股から開いていたのだった。

 

自覚したのは、姉妹で和服姿の写真を撮られたとき。

三姉妹(私は真ん中)の中で、私だけが足先を開いていた。さすがに「あ、これはいかんな。」と思い、和服の撮影時には足を閉じるように気を付けるようになりました。(※弾くときはムリなので、振袖であっても堂々と開いて立っている。)

 

で、明日の本番は

またいつものように開いて弾く。立つときも、座るときも。

 

私の外股を見たい人がいたら、しかとその眼に焼き付けて頂きたい。

 

写真はねー、今日のお散歩コース。

そんな、今日でした。

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

『苺』 2019.0409

こんばんは。田中幾子日記のお時間です。

連日のように特訓していると、さすがに心身が慣れてくるようで、先週までのようには疲れなくなってきた。加減というものも、覚えてきたからだと思うのですが、まぁいい傾向である。

であるのですが、

やはり特訓の日は疲れる。

 

なので、今日も、いつものように、もう、眠い。(声を大にして言いたいくらい大事なことだから、釘をさすように点を打った。)

 

で、関係ないのですが

私は今日はショパンのバラード3番の冒頭を少し練習していた。えーと、先週「図書」を入手したときの戦利品の一部だ。

ショパンの音楽は本当にリズミカルで、大好きな「舟歌」もそう感じる。すごくゴツゴツした熱い漢っぽい骨太な音楽。前奏曲の1番もすごく好きだ。好きな演奏はたくさんあって選べないけど、フランスのサンソン・フランソワや、シプリアン・カツァリスが好みかなぁ、カツァリスはバッハもブラームスもグリーグも好き。ベートーヴェン交響曲リスト版は感動したなぁ。

 

とか言い出すと終わらない。すみません。大変申し訳ない。

 

大体ね、正直なところヴァイオリン曲というのは、どの作曲家においてもメイン分野とは言い難いのですよ。バッハもベートーヴェンもモーツァルトもフランスのラヴェルも。

だから、作曲家のことを知りたかったら、彼らのメイン分野を知るべきで、それはモーツァルトなら、オペラやピアノ曲、交響曲。。となってくると思うの。

ちなみに、ヴァイオリン曲をメインに書いた作曲家で傑出しているのはフリッツ・クライスラーだと思うな。あの作品群の完成度の高さを前にしたら、どうもこうも身動きが取れない。(でも、作曲家としての知名度は低いのね。愛の2曲と可愛いロスマリンは誰でも聴いたことあるのに!)

 

ヴァイオリンのこと知りたかったら、いろんなもの聴いたほうがいいと思って聴いているうちに、ショパンも大好きになったんだけど、

あれはヴァイオリンで弾くもんじゃない。ピアノでないと。

 

と、思います。

 

でね、今日はおやつに苺を食べました。お砂糖かけて豆乳かけて潰すの。美味しかった。

 

そんな、今日でした。

ショパンは弾かないけど、ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2