創作

Performed by I.T

アイティのオリジナル楽曲をご試聴頂けます。

 

『工場地帯午前0時』

『冒険ピエロ』

『雨女』

『夕景』

『見晴らし台まで』

 

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『遠』 2021.0923

文章を書きたいという欲があるのであれば、物語を構築することはするべきだな。

私は今日も寝込んでいた。以前住んでいた目黒区ではない青葉台の部屋が肉体の力を損なわさせると感じ急遽身を寄せた親元の家。ここは非常に遠い。都心だけでなくそのあたりに出るのだって所要時間を要する。元々地方出身で地方から地方(例:佐賀県から福岡県博多)へ毎週レッスンで通っていたからこそ可能であって耐えられる。なのだが、半端ではない疲労、そうかあのときは親の送迎ひたすら車だった。それに特急電車に高速バス。特急電車はもちろんあれ、小田急ロマンスカーみたいなやつですよ。

おかげさまで、家にいることでの肉体のマイナスは解消されているが、欲深い女の私はこの機会に体力増強と創作に励んでおり、それによって常に疲労に苛まれている。速く強くなりたい。

それで、長時間の移動による疲れというのは、私の場合熱が出たりなどであって、だいたい1日2日寝ていれば事足りる。

 

1日2日寝るだと!??そんな暇ない、親元にいる間に精一杯努力して肉身も表現も作り上げさっさと切り上げて出ていくべきではないのか。そうして、親に仕送りをするというのが本当ではないのか。己がいかにていたらくでいたということは関係ないのだ。これはこの世で生きる真理、じりつしかないでしょ自立、言い聞かせる自分の相手も自分。

 

じゃあー、どうするかって

 

省庁によるコロナ禍支援策の事業者向けうんたらかんたらやってちゃんとユア・オーケストラの準備を行い、私の次の構想である新曲リリースについて考え、そして愛するロックミュージシャンたちと次のライブのことを話し合うのだ……こういうの全部お布団の中からやるの、偉くない?偉い、偉いんだ。お布団。

 

速く、物語のお話を言いたい。言えますように。写真は、練習のお供、母お手製によるものです。そんな、今日でした。

 

 

 

『成』 2020.0810

今夜もバレエの練習をしていて気がついたことがあった。

 

夢は、音になりたいというのが子どもの頃からあって、それは子どもらしい夢であったかとヴァイオリンをやめていた頃なんかは思っていたのだけれども、そうじゃなくて私は未だに少女だった頃と同じ夢を持ち続けている。

去年から始めたヴァイオリン一本活動でそのことに気がついたのだけれども、

ここに来て、その夢の源となる自分の存在を発見した、ついさっき。

 

それは、

踊っているとき、ひたすら私は流れゆく音楽に想いを馳せ、憧れる。この感覚を音にしたいとヴァイオリンを練習すると音への憧れが焦がれて仕方ない、あぁ今のこの音になりたいよ、この瞬間のこの音に!

そして、私はいつもバレエにも音楽にもその遥か底辺から物語が語りかけてきているかのように思うから、その聴こえない声にも耳を傾けてなんとかしたいとじたばたとする。だって、お話しのないものなんて存在しないから。

 

今夜は、遥か幼い頃から一貫してあったものを見つけたのだ。それは私自身だ。良かった。

 

 

 

そんな、今日でした。

 

こんな思いで作ったコロナ禍ソロアルバム『我儘なソリスタⅡ』

Photos

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『芯』 2020.0726

ちょっと前に、微熱が続いていたことがあったから、いくらか検査したり相談をしていた。私のことを知っている方はご存じかもしれないが、実は元来虚弱体質であるので、微熱といった不定愁訴的な症状は幼少のときからの付き合いだ。いくら検査しようと、何も出てきやしない。そういった人生を歩んできているので、今更という感じではあるのだが、人から薦められたものを一通り行い、結果何も出てこなかった。

 

ただまぁ、人に相談しているうちに、いい発見があって、それは身体の中心線を鍛えるということ。

中心線というのは、身体の脊髄のあたりを上下に通る細い線で、この芯がしっかりしていないと演奏なんてのはできやしないから、割合気をつけてはいるほうであるのだが、これを今まで以上に意識するというのだ。というのは、この線上に大事な神経がいくつも通っているから、脊髄の働きが良くなり、結果血の巡りが良くなるからだ。

 

で、これが

身体の具合と共に、演奏上にも非常にいい。

 

あぁ、今まで気を付けているほうだと思っていたけれども、そうではなくて、

自分のためにずっと求めていくのだな、と思った。自分の芯を。

 

全てにおいて、芯を求めよう。そう思ってこういった写真も撮っている。

 

そんな、今日でした。

『録』 2020.0709

地味にオリジナルアルバム二枚目を作成していたのですが、とうとう発売日や内容に目処がたってしまった。

だって、昨日、来週のコンサートのリハでギターの富川せんせにゲスト参加頼んだら二つ返事でオッケーで今日録音したんだもん。渋谷のせんせのスタジオで。おかげさまで超いいの録れたよ!ギターの音がしっかり入ってて聴いているだけで幸せだ!私好みの金属っぽさに深い音色!

 

こーなったら、何が何でも間に合わせるしかないぜ……と、豪雨(誇大表現)の中帰宅したら真っ先にピアノに向かって2回くらい練習して、難しくて自分じゃなかなか弾ききれやしない私的伝説が幾多あるオリジナルピアノソロを録りきったのでした。良さそうなものが録れたから、いいかもしれない。

 

私の夢の一つにさ、

富川せんせとのデュオで、ヴァイオリンの共演はピアノでなくてもギターもいいんだってことを知ってもらいたいというのがあって。二枚目には彼に参加してもらいたかったんだよな。なので、がんばって7/19『Paganini Meetings5』に発売できるようにやります。

 

そんなわけで、たくさん録音しきって軽く放心している今だよ。あ、ピアノに向かう前にうがい手洗いは済ませたからね!19日は皆さんぜひできる範囲で聴きにいらしてね!

 

そんな、今日でした。写真は、彼が使ってるマイク。

『曲』 2020.0625

曲を書くときに、無意識のうちに昔から親しんできたものを書こうとしている。

昔から親しんできたものというと、ベートーヴェンやヴィヴァルディ、チャイコフスキーといった大家で、もちろんそんなものを私が書けるはずがないので、ここで言うのは、彼らの音楽の形、構造のことだ。

クラシック音楽の用語で「ソナタ形式」というのがあって、主にその形をやろうとする。ヴィヴァルディの時代にはソナタ形式はないんだが、面白い構造であることには変わりない。(ソナタ形式については、以前こんな解説を書いています。『パガニーニの呪文』

 

アルバム『我儘なソリスタ』を発売する前に思いついたメロディがある。なかなかいい旋律なのだ。ただ、どうも私はこれを活かせないでいる。そんなこんなでアルバムは出来上がり、私は今他の曲も書いている。歌の曲も2つできた。

ふと、気が付いたことは、歌の曲のようなシンプルな構造のものをあまり考えられないのだ。2つの歌の曲はするするできてしまって、作った気がしなかった。リズムが歌っぽいからそうしたという理由だ。

歌の曲というのは、歌詞があるから、曲の構造はごく単純でわかりやすいものが多い。クラシックもポップスも関係ない。ベートーヴェンも歌の曲は書いてますけど、私が親しんできたのは、オーケストラ作品にピアノソロだから、彼がここぞとばかりにあらゆる形式や構造の組み立てを凄まじく練り上げた作品、まるでそうでないと音楽でないような気がしていたんだ。

 

でも、歌の曲もいいよ。モーツァルトのオペラアリアなんて、すっごくシンプルな形ですごく楽しいメロディ。そんなのがわんさかいる。

 

ここで、頭を切り替えて、歌の曲のような形もトライしてみようかな、そう思った次第であります。

そんな、今日でした。

 

写真は、よくわからないメモ。

 

 

『溜』 2020.0624

気候のせいか、しばらく寝込んでいたのでいろいろなことが溜まりに溜まっている。で、生きるのに必要な物事から片づけていくから、楽器の練習が一番最後となってしまった。というのは、練習する前にそもそも調整に預けていた楽器を取りに出向くことから行わなければいけなかったからだ。

取りに行った日は、久しぶりの外出に疲れ果てて、少ししか弾けなかった。

翌日は、練習してみたら身体を動かす神経がなまりすぎていて言うことを聞かない。今日は古来からの芸術家たちがよく言っているつまらないことを数多く片づけたため時間がなく。

と、こうしている間に、やりたいこと、自分が芸術的にやらなければいけないことが溜まっていく。溜まりに溜まっていく。

 

ここで今、ふと気が付いたのだが

 

こういうとき、私はいつも溜まる、と感じる。

 

なんだけれども、もしかしたらこれは貯まっていっているのかもしれない。

 

私の芸術の元が。

 

 

そんな、今日でした。

写真は、暑くなってきたから出した扇子。

『戻』 2020.0613

作曲も手掛けているヴァイオリニストなのですが、私の作曲はまずピアノで行う。

というか、今のところピアノ以外では作曲をしていない。

 

というのは、音楽全体を見渡すのにはやはりピアノという楽器が私には都合がいいからである。恐らく、ベートーヴェンやモーツァルト、ブラームスといった元々ピアニストだった作曲家の作品を勉強し続けてきたことが大きいのだと思う。特に、ベートーヴェンは勉強になるから、彼のピアノ曲はうまく弾けずともやらないといけない。

それと、常に自分が演奏する曲のピアノ伴奏部分も必ず弾くようにしているのも大きい。ピアノ伴奏譜には、ピアノの音とヴァイオリンの音の両方が印刷されてあるから、曲がきちんと見えてくる。こうしてピアノの動きも頭に入れたうえで自分のパートを覚えている。

 

で、こういった作業がまるで読書に近いようなのです。

だから、生来の活字好きで本の虫であるはずなのに、音楽をすればするほど本が読めなくなる。

 

こんなジレンマを抱えていたのだけれども。

 

このところ、アルバム作成などで作曲のペースが上がったからなのか、日々即興も発表し創作行為に身を置いているからなのか、

 

作曲しながら、読書も楽しめるようになってきました。

これは、非常に喜ばしいことであるから、こうして日記に記している。感覚が戻ってきて良かった。

 

ちなみに、私は文庫本が好きです。枕元でも出掛ける鞄の中でも、身近にいられるから。

写真は、読みかけのロシア文学。トルストイの「アンナ・カレーニナ」とお気に入りの栞。あぁ、この読み耽る時間の楽しいことよ。

 

そんな、今日でした。

『試』 2020.0604

もう疲れてるんだよ、私は。

だって、いっぱいやったから。

 

何をやったって、練習!!!

 

そうなんです、私は本日も己の練習に励んでおりました。何しろ、やるネタが多すぎる。あの、日々の動画の練習かというとそうではなくて、あれは実はほとんど練習していない。申し訳ない。長くて15分くらいだと思います、覚えるのも含めて。

そうではなくて、おかげさまで皆さまにご購入頂いているソロアルバム『我儘なソリスタ』第二弾のためである。

 

何しろ、自分でやろうと思ったネタをいざその通り取り掛かってみると、非常にやりづらかったり、やたらと難しかったりするものだから、私という女には気が抜けない。なんなんだ、自分って。

まぁでも、そのおかげでこの状況にあっても毎日楽しく目標に一人突き進んでいられるわけであるから、非常に幸福なことであるとしか言いようがないと思う。その自覚はあるの。

 

そんなわけで、仕上がったら第一弾とともに毎日大量に宣伝を致すこととなるゆえ、ぜひ楽しみにお待ち頂きたいです。

 

ははっ。

 

ちなみに、最近試しているのは、話し言葉のような勢いがある文章、です。文章でもなにか目指したい。敬愛する作家の方々にほんの一歩だけでも近づくことができますように。

 

そんな、今日でした。写真は先日お世話になった現場でのお供。楽しかったぜー。