2018.11.10 蒼い空気

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溜まる疲労

あまり知られていないことのようだが、ヴァイオリンの演奏は体力も精神力もとても使う。というより、使い果たす。人によるのだろうけれど、元来丈夫でない私は常に精魂尽き果ててしまう、ということが多い。

つい一昨日、バッハの無伴奏曲にイザイの大作をいくつも演奏したら、翌日は廃人のようになってしまっていたけど、それもいつものこと。

 

やっと回復してきたな、と思った今日。もうすぐ演奏するモーツァルトのロンドを練習していたら、この澄み切った気分はそういえばどこかで感じたな、と思った。

そうだ、あの満月だった。

 

大自然に囲まれた中の満月は、まるで蒼かった。

 

あの空気、思い出すだけで気持ちがきれいになっていく。

そうなろう。

 

 

 

 

 

 

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