田中幾子ソロコンサートシリーズ「青の時代 vol.4」8月25日に決定しました。
まずは、前回のご報告。オリジナルとクラシック、ポップスと盛り沢山でした。
曲目
ヴィヴァルディ/『四季』より『夏』第3楽章
モーツァルトメドレー(フィガロの結婚序曲・アイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章・ピアノコンチェルト22番より第2楽章)
夏のメドレー(『夏祭り』JITTERIN’JINN・『イパネマの娘』カルロス・ジョビン・『浜辺の歌』成田為三)
即興アドリブリクエストコーナー
バッハ/無伴奏ソナタ第1番よりフーガ
自作小説『雨女』サウンドトラック曲集
・『雨女』 唄(歌詞:湯木緑)
・『静物画』Piano solo
・『春ウララ(仮)』
・『メトロ』Piano solo
・『雨女』メインテーマ
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲より第3楽章
実は、本番2日前から熱で寝込んでしまい、本来演奏予定だったコンチェルトは取りやめにしました。非常に難曲なので万一熱が下がらなかった場合に失敗する可能性があったからです。それでいつも演奏しているメンデルスゾーンにしたのだけれども、何度弾いても名作は素晴らしい、と実感したのでした。
バッハのフーガは、当面はこの1番にしっかり取り組んでいきたいと思っています。回数を重ねることで見えてくるものがあると思う。
モーツァルトのメドレーは、有名どころだけを切り取ってつなげた私アレンジ。実は、終わり方がモーツァルトならでは、のリズムなんだな。
夏のメドレー。これは、先日募集していた「あなたにとっての夏の3曲」から選びました。多くはメッセージで寄せされたのですが、総勢26名の方からいろんな「夏」を教えて頂きました!面白かった。個人的には、ボサノヴァを演奏するのは苦手だったのですが少し涼やかな音色にできたかな?と自画自賛。
あと、ヴィヴァルディの『夏』はこの季節ならではだよなぁ。激しい嵐がヴァイオリンの単音でどれだけ出せるのか。時は突き進む、自然や人間がどうあれど。この嵐には感情はなく、過ぎ去ったあとの景色も見えない。そんな印象。
アドリブリクエスト。お題は
・寒い7月(ト短調)
・クリムト展の感想(ニ短調)
:富士山麓の湖でのバカンス(ヘ長調)
今回は具合が悪かったから動画撮影をすっかり失念してしまったのですが、それぞれイメージする調性がすぐ思い浮かんだから、それをもとに展開してみました。お題のあとに記したのがそれです。クリムトはね、彼の女性の美しさや柔らかさはニ短調の響きだと思ったから。
そして、執筆中の小説『雨女』のオリジナルサウンドトラックというイメージで書いた曲を組曲のように並べてみた。
『雨女』メインテーマは、ト長調でヴァイオリンの曲なのです。で、歌のほうはニ長調で構成も違う。で、最近レコーディングした音源をライブ用に伴奏だけ流せるようにして、ヴァイオリン版はそれで演奏しました!個人的にはこれが一番面白かった。
で、アンコールはいつものボロディン『韃靼人(ポロヴェツ人)の踊り』。
エッセイは熱でいまいちだったな。熱と創作のことを書いたよ。
こんな感じでございました。
次回は、まずは取りやめにした難曲コンチェルトだな!これはぜひ夏の暑い間にお聴き頂きたい。
あとは『雨女』以外のオリジナル曲を書きたい。他の出しものも、もっともっと趣向を凝らしていきたいな。あぁ~、やりたいことがありすぎるよ!!
以下、詳細です。
『青の時代 vol.4』
日時:2019年8月25日(日)13:30開場/14:00開演
出演:田中幾子 (violin, piano)
会場:東京・世田谷「エムズ・カンティーナ」
世田谷区上馬4-4-8 新町駒沢ビル2階
(東急田園都市線・駒沢大学駅 西口徒歩1分)
料金:予約2500円/当日3000円(自由席・ドリンク代600円別途必要)
ご予約&お問合せ:「エムズ・カンティーナ」03-6450-8111(留守番電話対応)
予約フォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S13353355/
主催:moment
ぜひ、皆さまで夏の田中幾子の面白さをご堪能頂きたい。