デュオ

『録』 2020.0709

地味にオリジナルアルバム二枚目を作成していたのですが、とうとう発売日や内容に目処がたってしまった。

だって、昨日、来週のコンサートのリハでギターの富川せんせにゲスト参加頼んだら二つ返事でオッケーで今日録音したんだもん。渋谷のせんせのスタジオで。おかげさまで超いいの録れたよ!ギターの音がしっかり入ってて聴いているだけで幸せだ!私好みの金属っぽさに深い音色!

 

こーなったら、何が何でも間に合わせるしかないぜ……と、豪雨(誇大表現)の中帰宅したら真っ先にピアノに向かって2回くらい練習して、難しくて自分じゃなかなか弾ききれやしない私的伝説が幾多あるオリジナルピアノソロを録りきったのでした。良さそうなものが録れたから、いいかもしれない。

 

私の夢の一つにさ、

富川せんせとのデュオで、ヴァイオリンの共演はピアノでなくてもギターもいいんだってことを知ってもらいたいというのがあって。二枚目には彼に参加してもらいたかったんだよな。なので、がんばって7/19『Paganini Meetings5』に発売できるようにやります。

 

そんなわけで、たくさん録音しきって軽く放心している今だよ。あ、ピアノに向かう前にうがい手洗いは済ませたからね!19日は皆さんぜひできる範囲で聴きにいらしてね!

 

そんな、今日でした。写真は、彼が使ってるマイク。

レパートリー ヴァイオリンとクラシックギターデュオ作品

パガニーニ/チェントーネソナタ集、ソナタ・コンチェルタータ、オペラ集、カンタービレ、バルカバ変奏曲集

ピアソラ/カフェ1930、チキリンデバチン、他

シャイトラー/ソナタニ長調

カルッリ/セレナーデ

サラサーテ/プレイエラ、アンダルシアのロマンス

 

他、多数

 

 

レパートリー ヴァイオリンとピアノのデュオ作品

ヴァイオリンとピアノで演奏する作品のレパートリーです。

 

ソナタ

ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第5番、第9番「クロイツェル」

ブラームス/ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」、第2番

フォーレ/ヴァイオリンソナタ第1番

ラヴェル/ヴァイオリンソナタ「遺作」

サン・サーンス/ヴァイオリンソナタ

フランク/ヴァイオリンソナタ

グラナドス/ヴァイオリンソナタ

グリーグ/ヴァイオリンソナタ第3番

ドヴォルザーク/ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ

シューベルト/ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番、第2番

 

他、ヘンデル、ルクレール、バッハなど

 

小品

ヴィターリ/シャコンヌ

コレルリ/ラフォリア

クライスラー/中国の太鼓、シンコペーション、タンゴ、序奏とアレグロ、ロンディーノ他

モーツァルト/ロンド(クライスラー編)

ウィニアフスキ/ロマンス、オベルタス、華麗なるポロネーズ、スケルツォ・タランテラ

ドヴォルザーク/4つのロマンティックな小品、母の教えたまいし歌、スラブ舞曲第2番

チャイコフスキー/アンダンテ・カンタービレ

ラフマニノフ/ヴォカリーズ

シベリウス/小品各種

 

他、定番の作品など。随時更新します。

『湊』 2019.1004

昨日は、個人的な用事で半日ほど神田のあたりにいた。

帰りも遅くなったので、たいしたこともせず寝入ってしまったのだが、

 

今日も今日とて、

 

たいしたことは、していない。

 

何をやったかな、山には行った。私の行く山には、まだ蝉が鳴いている。彼らは、一体いつまで鳴いているのだろう。

こおろぎを、初めて現物を見た。今まで鳴き声しか知らなかったのだ。

 

田んぼの収獲の様子を愛でながら、うまい空気を吸う。

 

練習なんかもしたのだけれども、それ以上に最近楽しくて仕方がないのが読書であって、隙あらば本を読んでしまう。

今日、新鮮な発見があったのは湊かなえさんの作品。恥ずかしながら、今まで一度も読んだことがなかったのだ。

これは、私には大きな驚きだから、もうちょっと読み返そう。

端的に言うと、男性の描写がうまかった。私にはそう思えた。

 

誤解を恐れずに言うと、女性的な作品があまり得意ではなくて、マンガで言えば戦闘シーンがバンバンあるような熱い少年マンガが好みなので、どうも小説にもそれを求めてしまうようなのですが、

今回の作品は、恋愛ものなのに、面白かった。

 

小説面白い。小説面白いよ。みんなもっと小説読んだほうがいいよ。

 

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

演奏動画

『墨』 2019.1002

今日は、人と弦楽四重奏について話していたら、無性に弦楽四重奏の中に入りたくなってしまった。

 

中に入る、とは私の感覚そのままで、一般的な表現でないので申し訳ないが、

 

弦楽四重奏や、オーケストラで演奏していると、

本当に音の中に入っているかのような、響きの渦の中に自分は浸っていて、和音の中の一つとして存在できているかのような、そんな無上の幸せを感じられるんだよなぁ。。。

 

ソロで弾いているときとはまた違う幸福感。

 

で、弦楽四重奏って、わりと地味な分野で、絵画に例えるならば墨絵のような世界。

でもって、私はまたこの墨絵が大好きだときたもんだ。

 

墨一色って、格好いいじゃあないですか!

 

その潔さ、奥深さ。

 

たまに、植物の絵を描くことなんかもするのだけれど、これも鉛筆一本だけでやることが、実は一番好きなんです。濃淡がね、楽しいよね。

 

とまぁ、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の話しをしているとここまで頭の中で膨れあがってしまって今に至る。

もし、聴いてみたいというお方がおられたら、ベートーヴェンのラズモフスキー第1番作品59をお聴きになってみてください。その他にも、山ほどあるけどね。

 

そんな、今日でした。写真は仕事の帰り。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

『竹』 2019.1001

生来、身体が丈夫でないので

今年の春になってから、山歩きを始めた。

 

最近は、週に一度くらいしか行けていないが、行けるときは連日通うなどしている。

 

元々、アウトドアは得意でもなんでもないんだけど。

 

でも、

 

自分が好きなのは、竹が奏でる音なんだ。

そう気がついたのは、ずっと昔に遊びに行った箱根の森でだった。

 

竹が奏でる風の音は、他の木々とずいぶん違う、まっすぐな節、さらさらとした葉、あまり強い音でないのに、実際の風はまっすぐに私の肌をめがけてくる。

 

あの音を聴くだけでも、

 

あぁ、ここに来た甲斐があった、、、。

 

そう、思えるのです。

 

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

『懐』 2019.0930

先週末はクローズドのコンサートで、チェロとデュオ演奏をしていた。

その日のメインの曲は、ヘンデル作曲ハルヴォルセン編曲の『パッサカリア』という曲。これがなかなか手強い技巧的な作品なのですが、久しぶりのチェロとのデュオは楽しかったな。

 

最近、いろんな編成で演奏することがあって、

一番多いのは自分一人っきりのヴァイオリン一本。次にとみーのクラシックギターとのデュオ。それから、フルート四重奏やポップスのサポートなんかが今年はあった。カホンと歌、なんかも面白かった。ピアノと思いっきりデュオ演奏するのは11月24日『美会夜会』で久しぶり!という感じだ。

 

それにしても、いろいろな編成でやっているとそれぞれの楽器の特性、音の出方や響き方なんかがそれぞれ全く違っていて、それが実はアンサンブルにも大きな影響があることに気が付いてくる。

 

とみーのギターに慣れてきた私は、チェロとやると懐かしさで胸がいっぱいになる。

 

あぁ、チェロってすごくいい楽器だな、もっともっとやりたいな。

そう、思う。

 

そのうち、ヴァイオリンとチェロのデュオ曲を何か書くかもしれない。だとしたら、それはその大好きなチェリストとのためだ。

早く、また一緒に弾けるといいな。

 

そんな、今日でした。写真は、神田明神の近く。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

『動』 2019.0924

元来、出不精だし一人で過ごす孤独が好きだ。

 

読書好きの私は、家に閉じこもって一人きりでひたすら読み耽りたくなる。そのようにして、一人で大作曲家のスコアを眺め、ピアノで弾いてみて。。。という遊びとも研究ともつかない時間に身を任せたい。

 

それでいて、その欲求が過ぎればただ単に身体を動かしたくなる。

 

山の空気を吸い、家ではバレエを練習する。楽器の練習はそのあとだ。運動で身も心も軽くなった幾子のほうが扱いがいいからだ。

 

そういえば、自転車は乗れない。

 

危ないから乗るのをやめて、と家族に懇願された。

 

傍から見ていて危険を感じるくらい、下手くそな乗りようだそうだ。

 

走るのも、苦手。

 

得意な運動は、なんだろう?子どもの頃は障害物競走が得意だった。あれだけは、2位。1位になることは滅多になく、逆に3位以下になったことはなかったような気がする。

 

虫や両生類、爬虫類が怖くて仕方ない性分だから、山も長いこと避けて生きてきたのだけど、人より年月を生きる木々と、彼らが奏でる風の音に私の全てが洗われるから通うしかない。

 

こうしてみると、最近は動と静のありようが変わりつつあるようで、まだその変化に慣れないでいる。

まぁ、そうして私も生きている、ということで。

 

そんな、今日でした。山で見かけた彼岸花。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

 

 

『遊』 2019.0827

11月24日のピアノとのデュオコンサート『美会夜会』で演奏予定の、とある難曲がある。

ウィニアフスキという、ポーランドの人のそれはそれは格好いい曲なのだが、私は実はこの人の作風が好きで、技巧的な音列の奥にある歌心、ピアノとのやり取り、こういったことにとても胸が躍るのです。

 

実は、何年か前に本郷にある輸入楽譜専門店「アカデミアミュージック」という、クラシック音楽の世界の人なら誰でも知っている名店なのだが、そこでこの曲の楽譜というより、注釈書に近いようなものを見つけたのだ。

 

それは、セヴィシックという、ヴァイオリンにおけるハノンのような教則本を書いた人による、それの練習本。

セヴィシックの教則本は、子どもの頃からそれこそ大好きである。楽しいんだよね。まるで辞典を読んでいるようで。(私の過去エッセイSecret log『読む辞書、弾く辞書』というのがあります。セヴィシックと辞書のお話し。)

だから、見かけた途端に一目散にレジに向かい購入してしまった。それがいかほどの難曲であるかということも重々承知していながら、である。

 

で、昨日からその内容を練習している。わずか2小節のために数十種類の練習法が書いてある。あぁ、すごいな。セヴィシックは本当にすごい。

 

つまり、遊んでいるようなものですよ。感動もするし、上達もするし、最高のひと時ではないか。

『美会夜会』は、久しぶりのクラシック演奏会の形なので、曲目は近々全て発表致します。

 

写真は、山の里芋。こいつはこいつですごいなぁ。

そんな、今日でした。

 

『指』 2019.0809

こんばんは。

微熱が下がらない田中幾子でございます。

 

まぁでも今日は、熱でもわりと身体を動かせたので、正午から夜までのリハーサル2件もなんとか弾くことができた。とはいえ、平熱のときと比べるといろんなところが働かない。立っているのもなかなか辛いしなぁ。

今日気が付いたことは、

熱があると、指先の疲れも速いということ。

 

あまり指が強いほうではないので、普段から指板を押さえる力は極力少なくしているのですが、皮膚に受ける衝撃というのが、練習するとそれなりにあるもので、やはりバッハの無伴奏やパガニーニ、コンチェルトなどは音が多く和音も多いから指先の皮膚の疲労が生じやすいのです。

で、熱だと、これが普段の半分くらいの時間でそうなってくるようなんだな、両腕や肩も同じく。

 

幸い、明日も家にこもることができるから、ゆっくりしながら日曜に向かうことができます。良かったぁ~。

ちなみに、今回のヴァイオリンとギターのパガニーニデュオの超絶技巧曲はまた大変奇怪で物珍しいものとなっております。私も、こんなものを弾くとは露ほども思っていなかったよ。面白いよ。

 

写真は、昨日に続いて姪っ子加工シリーズ。手抜きである。

そんな、今日でした!

指が痛くてもがんばる。ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』