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2021.1/17『Paganini Meetings8』

昨日は我らがオールパガニーニシリーズPaganini Meetings7を無事開催でき、ご来場の皆様大変ありがとうございました。

「パガニーニってこんなに面白かったの!?」って声もあり、そう。そうなんです。

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『Paganini Meetings7』11/1 14:00~

パガニーニ。

世間一般でのイメージは超絶技巧、伝説のヴァイオリニスト……、ちょっと詳しい人なら悪魔のようなヴァイオリニスト、だろうか。

 

実は、彼は同時代の音楽家たちにもっとも影響を与えた人だと言われている。

そうそうたる歴史的音楽家たちが、総じて彼の演奏を聴きに行き、涙し、生き方を変えるほどの影響力があったようだ。リストを始めシューベルト、シューマンのところは夫婦で驚いたようだ。ワルツで有名なヨハン・シュトラウス、あのショパンだってそうだ。ずっとあとになってロシアのラフマニノフもパガニーニのカプリスを元にした、更に悪魔が飛び交いそうな曲を書いている。パガニーニの主題による狂詩曲。ラプソディーのことだが、狂った詩とはまさにパガニーニのイメージそのものだ。

 

特に、リストが受けた影響は顕著だったようだ。このリストという人も音楽史において革新的なことをやっている。きっとその元になったのがパガニーニだったに違いない。

 

パガニーニ。その人の曲はどうなんだろう。

いわゆる超絶技巧が繰り広げられる協奏曲は、音楽としては目新しいものはない。だって、パガニーニは自分のテクニックを知られまいとして、オーケストラが初見でも弾けるような簡単な伴奏しか書かなかったからだ。彼は、演奏会のその日にしか譜面を渡さなかったしすぐ回収した。

 

無伴奏で弾く24の奇想曲。これはなかなか奇想天外で珍しい。

 

更に言うと、彼の晩年に書かれたバルカバ変奏曲。これは、その奇想曲と双璧として書かれたもので、奇想曲並の超絶技巧を必要とする上にギターの伴奏がまた微妙な具合で効いている。実は、これこそがパガニーニの作曲家としてのセンスの発露がある作品ではないかと思う。オーケストラ伴奏の曲とは、まるで異なる妙なるセンス。演奏は非常に難しい。技巧の他に、独特な何かが必要となるのだ。なぜ、ギターとのデュオにはそのような要素を入れたのか。それは彼がギタリストでもあったからなのだろう。そう思う。

私は、このバルカバ変奏曲集をギタリスト富川勝智氏と取り組み続けているから、彼のギター視点での音楽作りを肌で感じている。

 

パガニーニはギタリストだった。その知られざる事実を元に、彼の音楽性をお聴き頂くシリーズ『Paganini Meetings』。次回は11/1です。ヴァイオリニストとしては、彼が同時代の天才音楽家たちを天に昇る心地にまでさせたその音色と表現力を追求したく思います。

パガニーニ・ミーティングスVol.7

2020年11月1日 

14時開演(13:45開場)

出演 Vn:アイティ Gt:富川勝智

会場 M’s cantina

入場料 前売り2500円、当日3000円(ドリンク別途)

ご予約 03-6450-8111 t-moment@kmd.biglobe.ne.jp

主催     moment

 

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

 

 

Photos 2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍ソロアルバム『我儘なソリスタⅡ』

コロナ禍での音楽活動。オリジナルアルバム『我儘なソリスタ』第二弾!

 

 

前作同様、制作は感染の危険を避けて、宅録。そして重ね録りを中心としました。売上も前作と同じく『我儘なソリスタ』コンサート開催予定だった会場のエムズカンティーナと分配します。

先日、おかげさまで1枚目の売上をお渡しできました!嬉しかった。お買い上げ下さった皆様、ありがとうございます。

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次回パガニーニは2020.0905 Paganini Meetings6

本日、オールパガニーニコンサート『Paganini Meetings5』無事開催でき、お越し下さった皆様、ありがとうございました。何しろ、この歴史的なパンデミックの中での開催である。やるほうも、来るほうも尋常ではない。それぞれ多くのものを抱えてきていると思う。私は、ひたすらに彼の美しい音楽と、奇妙なリズムに翻弄されました。

 

加えて今日は、私アイティの2ndアルバム『我儘なソリスタⅡ』先行発売を行った。今日の共演者、ギタリスト富川勝智氏にも参加してもらったアルバムだ。終演後早速聴いてくださったお客様からは「涙が出そうです。」「最後の曲へ行く流れがとても好きです」といったご感想を頂いた。何しろ、売れないヴァイオリニスト。その一言だけでもたいそう嬉しい。

 

そう、私は売れないヴァイオリニスト。

これをお読みの皆様は十分ご承知のことだろうが、昨年から今の活動を始めて以来、今のところ一向に売れる気配がない。そこにきて、このパンデミックだ。どうしろというのだ。弾く以外にアピールする道がないというのに。

 

でも、こんな私でも支えてくれる人たちがいて、今日のギタリスト富川氏もそうだ。私は富川せんせ、と呼んだりしているが、それは彼が音大の先生だからであって、私は大学の先生という人に親愛を感じているのだ。私の亡き父が大学で数学を教えていたからだ。

 

今日の本番の準備、アルバムのレコーディング、それ以外でもとてもいい時間を過ごせて、改めて「あぁ、私は生きた音楽の中にいないとダメ」と思った。細かいことは気にしない、私が化粧しようがしまいが気にしない、音を外そうがそうでなかろうが「今日はそういう調子なんだね」と言ってくれる。だいたい、今までだって、こういう会場でやりたいとか、この共演者たちとやりたいとか、そういったことをぜーんぶ「うんいいよ、わかった」って言ってくれる。しかも実力派。そんな人滅多にいない。

 

だから、私は今度9月5日にこの6回目をやります。

 

それ以外に私がいる道はないから。

 

ま、どーせ、この先2年ほどは何もできやしないんだ。と、思うのでせっかくだからパガニーニについて詳しくなりたいし、いろんな作曲家を調べるついでの断片でしか出てこない彼のことについてもっと知っていきたい。もちろん、弾くうえで。

これも、富川せんせは「あー。いいよー。」って答えてくれるんだこの安心感!

 

さて、今日のプログラムです。

 

ソナタ・コンチェルタータ

オペラ曲集6より、ソナタ1、4、6

「24のカプリス」より13番、24番

ギターソロ

バルカバ変奏曲よりムタ1番

チェントーネソナタ第6番

 

次回9月5日も番号は違えど同じようなプログラムでお届けし、弾く人も同じですが、まるで違う音楽をお届け致します。

なぜなら、生きているからなんだ、売れようが売れまいが。どれだけ弾いたって悪魔な音楽、そして間抜けな愛らしい旋律。ここへの気持ちは変わるまい、永遠と。

 

写真は、会場エムズカンティーナの控室。読みたかった。

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2020.0719『Paganini Meetings5』

お待たせしました。とうとうコンサート告知です。告知していいのやらどうかだいぶ悩んではいたのですが、もー堂々とやっちゃうもんね。

 

悪魔的超絶技巧曲で知られるパガニーニだけのコンサート。共演はクラシックギタリスト富川勝智。パガニーニは、ギタリストでもあったのでギター曲もたくさん残している上、ヴァイオリンとギターの曲もあるのです。それが大変演奏が厄介なものも多いのです。この会は、わざわざその厄介なものを歴史の棚の底から取り出して皆様にお聴き頂こうという趣旨でございます。

 

てなわけで、今日は久しぶりに富川せんせとリハやったよ!およそ半年ぶりに会って、物凄ーく楽しかったよ!富川せんせのHPはこちら。私と違って立派なお方だよ!

 

曲目は、

クラシックギターとヴァイオリンのために書かれたアンサンブルや、かの有名な「24のカプリス」からカプリス24番(私が大変)、このカプリスと同時期に双璧として書かれギター伴奏が大変凝っている超絶技巧曲「バルカバ変奏曲」(私が大変)など、私が大変な曲をメインにお送り致します。あと、ギターも弾きにくいそうです。

ちなみに、パガニーニについて以前書いた記事があるのでもし良かったらお読み下さい。「パガニーニの呪文」

 

とにかく「バルカバ変奏曲」というのが珍しい。カプリスのような超絶技巧曲で結構面白いのに、めったに演奏されないんだものな。たぶん、共演してくれるギタリストがいないんだろうな。そう、ギターとのデュオって珍しいのですよ!だけど、すごくいいからぜひ知ってほしい!素敵で軽やかでお洒落な音楽になるんですよ!

 

どんなにがんばっても、満員電車ほどは密にならないコンサート。お客様方は皆様静かに座って聴いておられるのでご心配ないかと思われます。

詳細はこちら。

 

7月19日 14時開演(13時半開場)

入場料:前売り2500円、当日3000円(ドリンク別途)

会場:エムズカンティーナ

所在地:東京都世田谷区上馬4−4−8新町駒沢ビル2F

主催:moment

 

ご予約は、私のほうでも受け付けております。感染対策をしながら、皆さまのお越しをお待ちしております。

 

 

お知らせ CD『我儘なソリスタ』制作について

ご存じ、コロナウィルスの影響により、舞台芸術は当面公演が開催できません。私個人もとても大きな経済的打撃を受けています。なので、お世話になっている会場へ少しでも恩返しのつもりで、売上を公演と同じように分配するCD作成を企画しました。

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『願』 20200325

だいぶヤバイことになってきましたね。新型コロナウィルス。

さすがの私も、このことについて口にしないわけにもいかなくなってきた。

 

いや、こういう事態になって思い出すのは、第二次世界大戦中のウィーンなんですよ。

あのとき、目の前で家族や親友がゲシュタポに連れられていく、自分もいつ連れられていくかわからない、そんな状況下。

本当は禁止になっていた音楽会が毎晩繰り広げてられていたというんだよなぁ……。

 

史実につき、記憶が不確かなもので申し訳ないのですが、

 

ウィーンフィルや有志による音楽会。そこにものすごい人数が集いそれでなんとか精神を保っていた。ナチスによって上演禁止だったユダヤ人作曲家の作品なんかも演奏されていたんじゃなかったけな。だって、あの「パパパパーン」な結婚行進曲で有名なメンデルスゾーンも、映画『ヴェニスに死す』で音楽が使われたマーラーもユダヤ人ですよ。もっと言えば、歴史に残るヴァイオリニストにもユダヤ人は多い。例えば「愛の喜び」のクライスラーとかね。避けて通ることなんてできるもんか。芸術の前では人種は関係ないと言いたい。

それこそ、当時のウィーンフィルのコンサートマスター、シモン・ゴールドベルグだってユダヤ人だった。彼は連行されてしまって、戦後アメリカでリハビリ後また復帰したけれど。

 

ゴールドベルグが連行されたジャワ島の収容所でも、音楽は必要とされていて

秘密なんだけど実際は公然と音楽会は催されたんだよな……。

 

何が言いたいかというと、

 

音楽や芸術文化がないと人はだめになってしまう。

 

あの、気がおかしくなってしまいそうだった戦時中のウィーンでも音楽があったから人は明日を生きることができたし、それをわかっていたからナチスも目をつぶっていた。

 

そうして、そこまでしてやり続けていないと、

 

音楽って、できなくなってしまうものなんです。芸術家にとって、表現するということは、空気や水と同じようなものだから。表現の場がないと枯渇してしまう。我々が、この状況においても活動をし続けようとするのはそういった理由からなのです。

 

ここで、一つのツィートをご紹介させて頂くから、よろしければその文面にある通り、各ライブハウスのyoutubeのチャンネル登録をしてほしい。これをお読みの方々は、クラシック音楽や文学好きの方が多いのだと思うのですが、一人でも多くの方に登録して頂き、実際に各youtubeをご覧頂き、一定の条件をクリアできると各チャンネルは

・広告収入を得ることができる

・ライブ配信ができるようになる

よって、ライブハウスが現況でも収益を得られ、且つアーティストたちのライブ配信が可能になり、私のような末端音楽家でも活動の場を確保し続けられるようになる。

ということなのです。

 

やる場所さえあれば、私はいつだってどこでだって弾くぜ。山の上でだってな!

そんな、今日でした。

 

 

『譜』 2020.0128

こんばんは。アイティです。

 

今日は、母校の大学図書館で3/12『幻楽夜話』で使う楽譜をいろいろと調べてきた。今回は、ヴァイオリンのために書かれた曲ではない作品も演奏するため、下調べが必要なのだ。

アレンジ、というやつをするのですが、

アレンジするにも材料が必要。

それも、良質な材料がよろしい。だってさ、センスいいものは古くたってセンスいいのよ。芸術ってそんなものよ。

 

で、資料として使うために結果として大量にコピーをし、実際に音を出すのはうちに帰ってから。

ほら、早速見つけたよ。「これ、音おかしいんじゃ?」スコアと照らし合わせる。「う~、この音採用したのかぁ。(無言)」

オーケストラの曲をヴァイオリンとピアノで弾いたりするのですからね、それ相当の工夫というものが必要になるわけで、で私みたいな人はこの工夫が超絶楽しいったらありゃしない。

 

何せ、人生かけて遊んでますからね!

 

写真は、サラサーテのツィゴイネルワイゼン。自演盤は残された楽譜と違う音を弾いている。

そんな、今日でした。

 

『弾』20200116

今年は、サラサーテの年となりそうだ。

Twitter、Facebookページでお知らせしているが、3月12日に作家の津原泰水先生の解説を交えて文学に出てくる音楽という内容のコンサート『幻楽夜話』を開催する。既にお問い合わせも頂いているが、ご予約方法など詳細をご案内した告知ページを間もなく公開予定なので、もう少しお待ちくださいませ。

 

ただ、曲目はフライヤーで発表しているとおり、

クロイツェル・ソナタや、サラサーテのツィゴイネルワイゼンなどを演奏する。

 

そう、ツィゴイネルワイゼンだ。

 

去年、パガニーニを山ほど弾いていたときにはまさか自分が翌年にはサラサーテを弾くことになるとは思っていなかった。というのは、ツィゴイネルワイゼンのノリがいまいち掴めなくってずっと敬遠していたから。この人の他の音楽は大好物である。アンダルシアのロマンスとか。

でも、ジプシーヴァイオリンの話しを津原先生から教わっているうちに、なんとなく感触が掴めたんだよね。それで、できると思った。

で、今年は別でもこの人のカルメン幻想曲をやるかもしれなくって、こっちはまた大曲だ。

 

あと、4月18日に去年やっていた、ほんとに全部自分一人だけで弾くソロコンサートの改定版を開催予定で、この日はものすっごい大曲をやろうと思っていて、只今そっちも練習中。

で、今日はそんなのをやる前にゆったり音階を気分よく弾いておりました。気持良かった。

 

そんな、今日でした。