麗しい淑女の旋律、振り返った姿は悪魔だった。
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終演 美会夜会
本日『美会夜会』無事終演致しました。悪天候の中、お越し下さった皆様には心より感謝申し上げます。
今日の曲目。
シャコンヌ/ヴィタリー
序奏とアレグロ/クライスラー
ヴァイオリンソナタ/グラナドス
スケルツォ・タランテラ/ウィニアフスキ
バンケット/ I・T
朝もやの中へ/ I・T
雨女/ I・T
バレエ(コッペリアの音楽より)
中国の太鼓/クライスラー
ヴォカリーズ/ラフマニノフ
シンコペーション/クライスラー
クロイツェル・ソナタより第1楽章/ベートーヴェン
アンコールに
韃靼人の踊り/ボロディン(編曲 I・T)
大変な歴史的名曲の他に私の作品も演奏し、バレエも踊ってしまいました。
こうして、音楽と踊りが入る形の会はもっとやっていきたいな。
それにしても、これは伝わっているのかいないのか。私は声を大にして言いたい。
これらを全部暗譜している私は偉大だ。
そう、ショートピースからソナタまでピアノパートも頭に入れて覚え込んで弾く。全く簡単なことではない。
だけれども、過去の偉大な巨匠たちはこう言い残している。
「暗譜してからが練習です。」
うん。
暗譜したほうがより曲を理解できるし、ちゃんと自分のものになる。何よりも、集中できるから。
そこに、楽譜がある限り私は覚え続ける、とは言えないけれど
この暗譜能力(しかも短期間)については自分は偉大だと、自分で自分を褒めているのです。
暗譜しないと、ヴァイオリン一本で路上演奏もできないから。もっと凄まじくがんばるぜ。
ちなみに、世の中には暗譜に向いていない曲というものもたくさんあるので、そういったものはきちんと楽譜を見て演奏したほうがいいですし、私もそうします。
写真は、本番前の最終チェック姿。本番では、これといつもの黒のミニスカートでした。
ご来場、誠にありがとうございました。
パガニーニの呪文
クラシックギタリスト富川勝智(以下とみー)とオールパガニーニという難行苦行コンサート『パガニーニ・ミーティングス』も今度で9回目である。 続きを読む
保護中: 雨女 概要
保護中: 小説『雨女』登場人物
ふうあーゆー⑬
「!」
ハッと目が覚めたら自分のベッドの上だった。
あ、あれ。。。なんで、俺ここで寝ているんだ?
「お、起きたか?」
入ってきたのは、なんと、親父だった!
「あ、え、あれ、俺。。。あの。。。」
「祐樹、お前3日間も寝ていたんだよ。医者に来てもらったけど、なんの別条もないって。」
「え、えぇっ!?」
「今、見舞いにお前のおばさんが来ているよ。」
「え、え、あ。。。」
親父の声は普通だった。普通に聞こえた、ということだ。
猫の聴覚じゃなくなったのか?
手足を見ると、もう普通の人間に戻っているようだった。俺は、戻ったのか?
あれは、夢?で、でも3日間て?
叔母さんが部屋に入ってきた。
「ふーちゃん、大丈夫~?」
え、え、俺また猫の呼び名!と、思ったら叔母さんはふっと笑った。
「なーに、3日ぶりに起きたからびっくりしてるの?ふーってのは、君のパパとママの昔の猫の名よ。」
「ね、ねこ。。。」
「あの二人、若いときに一度別れてたらしいのよねぇ。勉強や就職のためって。」
そ、それって。。。(第13話終わり)
小説『ふうあーゆー』テーマ曲~時空の音色~ 作曲・演奏 Ikuko Tanaka
第一話からはこちら 小説『ふうあーゆー』
保護中: 〜時空のメゾン 街角のソリスタ〜
『解』 2019.0908
今日は、モーツァルトのフルート四重奏曲を演奏した。
割り合い、リハーサルを丁寧に時間と回数をかけていったのだが、
こうしていると
気が付かないうちに、いろいろなものが自分の中に入ってくるようだ。
面白かったのは、それのリハーサルの帰りのある日、
私のオリジナル曲で『メトロ』という曲が、いつかこれをピアノトリオにしたい、と思っていて、
そうしたら、
その帰り道でトリオアレンジのイメージがパッと思い浮かんだんだよな。
『メトロ』。公開当時より今のほうが断然カッコよく弾ける。
モーツァルトという人は、シンプルとよく言われるが、
もうちょっと追及すると、
絶妙なバランスで音楽を構成させている感じだ。
まるで、サーカスの妙技かな。
少しでも、タイミングがずれたり、バランスが取れなかったりすると身の危険どころか、命まで危なそうな、妙技の世界。その魅力。
ギリギリのところを交わしていくのだから、
実は、モーツァルトを演奏するというのは、非常に難しい。
で、その絶妙かつ微妙な繊細さの真っ只中で長い時間を過ごすと、何かしら入ってくるようで、
それが、とても大きい材料となりそうな気がしている。
なんだって、自分で弾くのが一番だよね。
何はともあれ、皆さま台風15号にはお気をつけください。
写真は、姪っ子監修画像。
そんな、今日でした。
『気』 2019.0906
気がついたら、ここ最近の私は数日前のこともすっかり忘れている。
不思議なもので、自分で書いた曲だとか、暗譜した作品だとか、こういったものは忘れないのだが、
その他の物事、
例えば、何曜日に誰と会ったとか、どこへ行ったとか、
もちろんお会いしたことやお話ししたもの、見たもの聞いたものといった内容はよく覚えているのだが、
時系列についてはだめだ。
すべからくして、記憶から抜け落ちる。
ただ、面白いのは
こうして活動が増えていくと
より暗譜や記憶の力は強くなっていく、ということ。
脳の使い方が変わるのだろうな、やることが増えるというのは。
で、最近の個人的新しい一歩は、
スマホカレンダーをやめて、紙に戻ったこと。
いやぁ、手で書くっていいものですねぇ。
写真は、山の周りに広がる畑の様子。
そんな、今日でした。
2019.1124 『美会夜会』~かっこいい曲しかやらない~
今年の集大成
2019年11月24日。
大親友のピアニスト藤井麻理ちゃんと、私の活動の最初からずっと力を貸し続けてくださる音楽サロンで、本年の集大成となるコンサートを開きます。