Notes

『盆』 2019.0812

お盆ですね。

 

今年のお盆は、いわゆるお盆らしいことをしない。信仰心がないと言われそうだが、私の言い分としては「がんばって活動するから、供養はそのあとでするからちょっと待ってて!」というところである。

 

何をするかというと、

 

熱で動けなかったぶんの練習。

熱で動けなかったぶんの作曲、小説。

熱でうごけなかったぶんの運動。

 

もう、これだけで予定はいっぱいだよ。。。今年の夏には花火なんてないよ、あ、そういえば夏祭りなら先月弾いたよ、ソロコンサートでジッタリン・ジンの『夏祭り』を弾いたんだった!

 

また、帰省については、父亡きあとの佐賀には親類縁者が元々おらず、母も東京で暮らしているため、生きているご先祖様を喜ばすのなら都内のデパート巡りが一番効果がありそうである。ちなみに、生きているご先祖様とは母本人の言である。そういう人である。

 

幸い私の熱は少し下がってきた。数日内には通常運転可能なのではないかと思われる。ふっ、くれぐれも目を離さずにご注目下さいませ、大変な働きをお目にかけますから。(予定は未定。)

 

写真は、きれいなところを見つけたから。

そんな、今日でした。

ヴァイオリン一本ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

 

『危』 2019.0811

今日はとみーとの『パガニーニ・ミーティングス vol.2』、お越し頂いた皆様、ありがとうございました。

梅雨明け以来、ちょこちょこ発熱していると思ったら、今週はずっと下がらなくて、今日もとうとう熱のまま本番となった。どうなることかと思っていたけれど、なんとか最後まで弾きとおすことができたから良かった。自分としては、今日の演奏は40点か50点かな。おかげさまで3回目は10月22日(祝、火)の18時からに決まったので、そのときには今日のぶんのリベンジもしたい。

 

それにしても、熱のときの演奏とは不思議なもので、

今日の後半はおかしかった。

 

「あ、前半よりすごく調子がいい!楽に弾ける!」

と、思いきや

思ってもない方向に気持ちがグイグイ進んでいってしまうのだ。

 

あたかも、

霧の中で美女にいざなわれて行った先が危険な沼地(ドラクエとかでありそうなシーンですね)というような、

「あ、これはもしかして、危険なほう!??」

と思い、がんばって軌道修正する。

 

実は、演奏しながら、そのような攻防を繰り広げていたのです。

いやぁ、熱のときの判断は危うい。あり得ない指使いやボーイング、フレージングをやりたくなってしまう。どこか遠くに行ってしまう。どこかがどこなのか、さっぱりわからない。

 

で、さっき熱を測ったら37.3。このまま実生活までどこかに行ってしまわぬよう、気を付けようと思う次第です。

で、次回の田中幾子は8月25日。新しい面白いものを引っ提げてお目見えしますのでお楽しみに!!

 

写真は、本番前の確認中。

そんな、今日でした。

ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

『安』 2019.0810

結局、今日も熱は下がらないままだ。昨日、日中はとみーと明日のリハーサルを4時間ほど行い、その後遠方まで別のリハーサルに出かけた。どちらも外すことができないものだったのだが、ちょっと無理しすぎたのかもしれない。

で、今日の午前中は布団から全く起き上がることができなかった。空腹なのに食欲も出ず、ひたすら寝入る。

 

午後になって、よろよろと食事の支度をし始めた。何せ、まっすぐ立っていることもできないから、野菜を切る手もおぼつかない。口からはため息以外出ない。

そんなふうにして、ごま油で豚肉と野菜を炒め、生春巻きの皮をもどして適当にくるむ。で、私はこれをポン酢で食べるのが好きだ。今日はゴマポン酢にした。近所のスーパーで売っているプレミアムなんたら、というオリジナル商品だ。

 

やはり食べると少し元気が出る。

そうして、ご飯と味噌汁を用意して梅干し(母のお手製)を添えた。

 

「あら。これ、いいお店の”しめ”じゃない。」

 

そう、思った。

 

かくして、私はちょっといい気分でご飯と大根の味噌汁を平らげ、その後スポーツドリンクを1ℓ飲み干し、だいぶすっきりしたところで、夜はなんと日課の不完全逆立ちとでんぐり返し、その他床運動もろもろまで成し遂げ、練習をし、

 

「あー。安心した。」

と、思った。

 

そんな、今日でした。

 

写真のスポーツドリンクは明日のステージドリンク。絶対このくらい飲み干すから。

ソロコンサートシリーズ「青の時代」ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

『指』 2019.0809

こんばんは。

微熱が下がらない田中幾子でございます。

 

まぁでも今日は、熱でもわりと身体を動かせたので、正午から夜までのリハーサル2件もなんとか弾くことができた。とはいえ、平熱のときと比べるといろんなところが働かない。立っているのもなかなか辛いしなぁ。

今日気が付いたことは、

熱があると、指先の疲れも速いということ。

 

あまり指が強いほうではないので、普段から指板を押さえる力は極力少なくしているのですが、皮膚に受ける衝撃というのが、練習するとそれなりにあるもので、やはりバッハの無伴奏やパガニーニ、コンチェルトなどは音が多く和音も多いから指先の皮膚の疲労が生じやすいのです。

で、熱だと、これが普段の半分くらいの時間でそうなってくるようなんだな、両腕や肩も同じく。

 

幸い、明日も家にこもることができるから、ゆっくりしながら日曜に向かうことができます。良かったぁ~。

ちなみに、今回のヴァイオリンとギターのパガニーニデュオの超絶技巧曲はまた大変奇怪で物珍しいものとなっております。私も、こんなものを弾くとは露ほども思っていなかったよ。面白いよ。

 

写真は、昨日に続いて姪っ子加工シリーズ。手抜きである。

そんな、今日でした!

指が痛くてもがんばる。ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

『誓』 20190808

最近、発熱が続いている。

元々、微熱体質なのだが、今年に入って始めた山歩きとその他もろもろの運動によりだいぶ改善されてきていたのだ。

とはいえ、体質というものが急に変わることはなく、

天候の変化や疲れにより風邪をひいたり熱を出したり、ということが月に数回発生していた。(体感的には去年までより減っているが、今年から忙しいというのもある。)

 

それが、この7月からは、

ほぼ毎週発熱するし、梅雨明け以降はほぼ連日。寝込むときもあれば、一日のどこかで数時間程度熱を出している。

 

で、今日もやっちゃった。

 

私は、11日の『パガニーニ・ミーティングス vol.2』の準備で忙しいのに、朝から熱が下がらない。普段は下がるのに、お昼にかけて上がる一方。あ~ぁ。全てを諦めるしかない。

 

予定をキャンセルし、ひたすら寝入るのですが、このときに私は布団の中で誓ったのです。

それは、

この夏は、仕事以外では日中に外出することはやめよう。ということ。

 

あぁ~、でもご褒美に出かけたいところとかあるんだよな!浴衣着たい、浴衣!

ジレンマに苦しみつつ、平熱に近づいてきたので日記を書いてます。

写真は、姪っ子〇〇えちゃん加工のもの。

 

そんな、今日でした。

これは日中にがんばります。ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

『案』 2019.0807

疲れを通り越して練習していたら、先ほどまで書こうと思っていた内容を脳のどこかに喪失してしまった。あーぁ、面白そうだったのに、なくしちゃったよ。まるでこないだなくした日傘のようだ。でもあの日傘は数時間後にはまた出てきた。そんなふうに、また出てくるといいな。

大体アイディアというのは、思いついたときが一番いい。

いい、というのは、やはりそれを考えているときにドキドキするし、楽しみで仕方ない状態。この興奮がたまらない。そんな感じがする。

 

でもさ、実際のところ、一番面白いのは

それを現実にするための作業。イメージを一つ一つ具体的に言葉にし音にし体裁も整えていく。この現実のところ。

 

ここが一番面白い作業だと思っているんだよねー。結構大変なこととか、現場ならではのやりにくさもあったりするのだが、そこをクリアしていくと、当初のアイディアからずいぶん離れたものができあがったりする。で、それが予想以上に良かったりするのだ。それもこれも共演者や周囲に恵まれているからそうなるんだろうな。

アイディア満載なんです。ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

 

『立』 2019.0806

立って弾くか、座って弾くか。

私は立って弾くことが好きである。

座っているとどうも「座り」が悪い。

 

なぜだろう、やはり全身が楽に使えるからではないかな。演奏というのは、見えていないようで足の脱力なんかも大事なものだ。どこをどう使っているか、説明などできないほど様々な動きを担っている。

でも、例えばチェロやピアノ、クラシックギターだって座って弾く楽器なのだ。

どうやって弾いているのだろう?私は自分も多少ピアノを弾くが、私の共演する友人たちはそんなレベルじゃなく弾きこなす。

私は、日常の練習もずっと立って弾くタイプなので(長いと6時間くらいか)尚更、座ってヴァイオリンを弾く感覚がわかりにくいなぁ。ヴァイオリニストによっては座って練習をする人もいるらしい。私なんて、最近の本番で難しい曲は靴も脱いで弾いてしまったりするし、常に楽器と自分だけでいたい願望が強いのかもしれない。

 

ちなみに、どっちのほうが演奏がいいのかは今のところ判別しようがない。というのは、一つの本番で立奏と座奏と両方で弾いた経験がないから。それに、座っていても本番ではとても楽しく弾いているから、実際のところは関係がないのかな。

 

ま、明日もめいっぱい練習しよ。

写真は、昼間作ったタンドリーチキンに使用したカレー粉。KALDYで買ったもの。チキンの写真は、見た目が不出来だったため割愛致しました。

 

そんな、今日でした。

これは立って弾く。独りコンチェルトもやるから。ソロコンサート「青の時代」ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

『慣』 2019.0805

不思議なもので、何度も行っていると慣れるという事象が生じる。

恐らく、脳の働きのメカニズムによるものなのだろうと思うのだが、それでもやはり不思議なものである。

 

というわけで、

 

とみーと私はあの恐ろしいパガニーニのデュオに慣れてきた。

 

前回からおよそ2ヶ月経つし、その間我々は互いに連絡も取り合わない。リハーサルの日程と内容の相談を数回メッセージしただけだ。

 

それでも、人は慣れるものなのだなぁ。

まぁ、本番というものの力はそこにあるかもしれない。特に私はかなり緊張がひどいほうだから、尋常ではない状態で披露したものは魂の記憶も強いのかもしれない。ちなみに、私は互いの緊張感を共有し合える人との共演が心地よい。なんか、戦友って感じがするんだよね。

 

写真は、これも若干慣れてきた自撮り。

ぼっちヴァイオリンにも慣れてきた。ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

『始』 2019.0803

小説を書き始めた。

今回公開したのは、1、2週間ほど前に一晩で書き上げたもの。自分としてはいわゆるライトノベルというジャンルに属するような出来ではないか、と思っている。

なぜ、これを書いたのかというと、

 

本来取り掛かるべき私の『雨女』が難航しているから。

 

仕方ない、これまで小説というものをまるで書いたことがないんだもの。そう思って、一旦離れて全く違うものを書いてみよう、と思った。そうしたら20分くらいでテーマと内容がイメージできて、あとは書くだけとなった。

子どもの頃から、創作するときにはこうやって完成図が見えていると楽に簡単にできるんだよな。しかも、いいものができやすい。

 

ただ、最近作曲も取り組むようになってからは、時間をかけて練っていくやり方でも案外いいものを作れるようになってきた。いろんなやり方に慣れていきたいです。

 

で、これのテーマ曲のイメージも半分くらいできあがっているから、細部を仕上げて練習してお披露目できるようにしたいと思っています。

 

パガニーニシリーズやソロコンサートと含めて、いろいろと楽しんで頂ければ幸いである。

そんな、今日でした。

テーマ曲はこちらでお披露目予定。ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

 

『休』 2019.0801

案外知られていない事実だが、音楽家には耳の休息が必要である。

これは、ほかの分野の方々はどうなのだろう。画家は眼を休めたり、小説家は書物から離れたりするのだろうか。私はよく知らない。

 

プロの音楽家はきっとみなそうなのだと思うのだけれども、音楽を耳にした瞬間に無意識のうちにかなりのことを考えてしまうから、聴覚というより脳が働くんだよね。弾き方、アンサンブル、バランス、テクニックと芸術性、録音物なら録音の仕方、どういう人に向けた音源作成なのか等々。ちょっとしたBGMだってそうなってしまう。

 

で、最近気がついたのは、

山歩きは最高に耳の休息となる、ということ。

 

まず、街中の音が聴こえてこない。アスファルトをこするタイヤの音、電車の音、店屋から流れ出る音楽や宣伝文句、これらがこの首都圏ではアスファルトと更に建築物により互いに反響しあって大音量となっているものが、入ってこない。

 

聴こえるのは、鳥の鳴き声、虫の羽音。蝉の大音量だって山の中ではたいして反響しない。土は音を吸収するのだ。全ては柔らかい音となる。

これは都会に生きる音楽家には必要なことなのではないかな、とも思うようになってきた。

 

というわけで、本日も大変幸せな田中幾子なのです。こういう時間があるから、パガニーニも創作もがんばれる。今夜は、お遊びで書いた小さい小説が思いのほか面白い出来となったから、公開できるように準備しよ。

 

写真は、淹れたいからわざわざこういうのを探して買う、麦茶。

そんな、今日でした。

こちらは田中幾子の音でいっぱいである。ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』