Notes

Diary.2019 Sep

『歩』 20190901

『友』 20190902

『露』 20190903

『溜』 20190904

『抜』 20190905

『気』 20190906

『津』 20190907

『解』 20190908

『図』 20190909

『指』 20190910

『眠』 20190911

『匂』 20190912

『許』 20190913

『色』 20190914

『国』 20190915

『続』 20190916

『不』 20190917

『弦』 20190920

『髪』 20190922

『原』 20190923

『動』 20190924

『肌』 20190926

『懐』 20190930

『湯』 2019.1025

今日は、コーヒー牛乳を飲んだ。

瓶詰のやつだ。

 

瓶詰のコーヒー牛乳、珍しいですよね。最近は。

どこで売っているんだろう。

 

ということで、今日の出先は温泉です。

近場の温泉で昼間っから楽しんできた、背徳な午後。少し前まで私は高等遊民を自称していたのだが、それを思い出す。

 

思えば、佐賀では人生の一部を温泉と共に過ごしてきた。

虚弱な母が温泉に行きたがり、車で数十分行けば数百円の入湯料で入れる温泉。山の中のところとかさ、すごく古くて飲み物とかも売っていなかったと思う。温泉に入るだけ。あとは、嬉野や武雄温泉も良かったなぁ、でも遠いからそんなには通えなかった。通える範囲にできたスーパー銭湯のような温泉も良かったなぁ、近いし安い。

 

そういえば、高校のときの夏休みは勉強合宿というのがあり、保養施設のようなところでひたすら授業と自習という悪夢のような数日間を過ごしたのですが、

この施設のお風呂が天然温泉で、

当時の私は、温泉に入ると効果てきめん。2時間後くらいには睡魔が襲ってきてしまうのだ。だから、合宿の自習時間もほとんど眠りについてしまい、周囲の顰蹙を買った。

仕方ないじゃん、自然現象なんだから。(私にとっては。)

 

これから、もっと通いたいなぁ。これでもっと身体が強くなれたらな。

そんな期待をする、そんな今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

『浸』 2019.1024

今年の演奏会は、残すところ11月24日『美会夜会』だけとなった。

ちょうど年始の1月から、ライブハウスのオープニングアクトやバンドの転換時に演奏させてもらうようになって、全て一人のソロコンサート『青の時代』も3月に始め、合間にギターとの『パガニーニ・ミーティングス』、ポップスのサポートでヴァイオリンとピアノを弾き、レコーディングもあり、歌も歌い、コンテンポラリーダンサーと出会い、神田ヴァイオリン娘たるものも始め、先週末は池袋でジャズセッションもしたりしていて、

なんとも、頭が忙しい。

 

無伴奏のバッハのパルティータの他、コンチェルトやちょっとしたオケの曲も一人きりで弾いている。そうすると頭が忙しいんだな。伴奏部分も弾いているしな。

 

『美会夜会』は、私が最も大事に思っている曲の中から、一人では決して弾けないものを選んだ。

これらは、今までも弾いてきていて、唯一ウィニアフスキの「スケルツォ・タランテラ」だけが人前で演奏したことがないんじゃないかな。

そうすると、あらゆる準備がゆったりと進められる。暗譜も、仕上げるのものんびりと。。。

 

こうしてじっくり作品に向かい合いながら時を過ごすのは贅沢だなぁ、曲と仲良しになれて深く知ることができるから幸福だ。。。

まるで温泉にでも浸かっているかのような気分となってきて気持ちがいい。気持ちいい練習ができて幸せだからもう眠い。

 

そんな、今日でした。

 

写真は、母が送ってくれたカゴバック。こんなの持ってお出かけしたいよ。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

『奮』 2019.1023

昨日は『パガニーニ・ミーティングス』の3回目だった。

3回目だし、今までしていないことをやろうと、私が決めたのは『24のカプリス』から2曲弾くこと。

昨日は、13番と24番を演奏した。

 

13番は、今まであまり弾いたことがない。(というか、カプリス全体そうなんだけれど。)でも、出だしの柔らかな曲調と中間部の激しさのコントラストが好きなんだよな。

あと、練習していて気が付いたのは、この13番は私のテクニックに合っていること。だから、弾きやすい。

 

パガニーニの、ギターとのデュオ作品において言えることは、簡単そうな曲が弾きやすいとは限らないということだ。なんかリズムが変なところに来たりする。

それよりも、この13番のほうがずっとすんなりと自分の中に入ってくる。超絶技巧曲なんだけれどもね。

 

しかし、このところ路上演奏も始めたせいなのか、一人で弾くときの自分のテンションが手に負えないほどだ。高すぎる。心拍数はまるで全力疾走しているかのようで、実際にはそこまでではないのであろうが、体感的にはそこまでいっている。

だから、昨日もカプリス2曲弾き終えたあとはガクッときてしまっていた。

お客様には、「悪魔のようなパガニーニ」を感じて頂けたようで何より。

 

それと、昨日の発見は舞台上でとみーを先生、と呼び始めたこと。なんか、自然にそうなったんだよね。

そんな、昨日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

『技』 2019.1021

明日はオールパガニーニプログラム『パガニーニ・ミーティングス』の3回目だ。

パガニーニ、ずっと前は超絶技巧なんてのはただの見世物で音楽的にあまり意味はない、練習としては必要だけれどもわざわざ披露するようなものじゃあない。そんなふうに考えていたんだよな。

 

でも、一昨年に今の楽器になってから考えが変わった。

 

考えてみれば、それまでの楽器は音大にも入れないくらいのレベルのものでピチカートやフラジオレットはとても鳴りが悪い。上手いとか下手じゃあないのだ。道具としての楽器の造り。このあたりの事情は、ヴァイオリニストでないと理解しにくいかもしれないのだけれど、名手が名器を使うのは当たり前のことだな、と思えてくる。

 

たまにテレビで安価な楽器と名器を比べるような企画がされているけれど、

 

安価な楽器で一晩のリサイタルができるのだろうか。豊潤な音色、艶やかさに華やかさ、ときにはゾクッとするようなささやき、息遣いのような音、よく調整されたグランドピアノと演奏するならば余計に楽器のポテンシャルが必要となるだろうし、楽器の値段とはそのポテンシャルについていると言えると思う。

 

今の楽器になってから、バッハを人前で弾くようになり、イザイもやりパガニーニ。。。とヴァイオリニストにとって重要なものに取り組めるようになったから、やはり楽器と音楽は切り離せないものだな、と思う。

パガニーニ、もっとがんばろう。

 

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

演奏動画

『気』 2019.1019

ギターのとみーとデュオを始めたのは、去年の3月からだが、考えてみるとそこから現在に至るまで、ピアノやチェロといった相手よりも何よりも一番共演回数が多い。

不思議なもので、なんだかんだ気が合うのか、2人で試しながらやっていくのが楽しい相手だ、と互いに認識し合えたんだろうな。なんでだろうな。

 

そんなふうにして、近頃は出会いが多く

 

神田の『海老原商店』のおかげで本物のダンサーやダンサーを支える周りの方々ともお友達になれたし(皆さん、バレエ出身者だったりする)、

作家の津原泰水先生の講座のおかげで、文学好きの方々ともお友達になれた。

 

これが、その界隈により人々のもつ空気というのがまるで違うのだけれど、

音楽も、バレエも、文学も

それぞれの空気がとても良いんだよなぁ。

 

バレエの人たちは、心地良いという感じ。言葉ではないところで感じ合うのは音楽に近い。ここでの言葉はとても本質的で真理を突いている表現が多いし、

文学の人たちは、この上なく愉しい。言葉の応酬のセンスの良さには脱帽する。

 

こうして、ご一緒させて頂くだけでも、私も変わっていけるような気がしてならないよ。

そうしたら、またギターとできる曲作ろう。

 

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

パガニーニの呪文

クラシックギタリスト富川勝智(以下とみー)とオールパガニーニという難行苦行コンサート『パガニーニ・ミーティングス』も今度で9回目である。 続きを読む

『減』 2019.1014

最近、いろいろな人と出会うことが多くてとても楽しい。

7月に、たまたま神田須田町の『海老原商店』前を通りかかってオーナーの海老原義也さんと親しくなり、およそ1週間後にはそこで開かれたコンテンポラリーダンスイベント「エビラボ」でバッハのシャコンヌを弾き、ダンサーたちに踊って頂いた。

コンテンポラリーダンサーさんたちは、みな元々はクラシックバレエ出身だという。実際、そばで拝見していても立ち居振舞いなんかも美しいのだ。もちろん、肉体そのものも。

そんなわけで、長いことバレエをやっていなかった私のバレエ熱が燃え上がり、そこからおうちでバレエ動画を見ながら練習する、というおうちバレエを始めることとなった。

 

そうするとですね、あのですね

血のめぐりが良くなるのか、

 

酒が呑めなくなった。

 

正確には、これまでよりも酒量が必要ではなくなってきた、というか。

 

弱いものを、ちびちびやれば十分。これまでの大量の酒は、一体私のどこに消えていたのだ?と自分でも謎めいた人体の不思議を感じるが、

特に、いい動画を見つけて毎日始めた9月からは減った。

 

いいことですよね?

 

いい人に巡り合い、酒の量は減る。

 

とはいえ、呑まない人生はやってこないだろうなと家系を思いながら、夜は更ける。

そんな、今日でした。

 

写真は、先月の「エビラボ」の様子。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

 

『観』 2019.1013

いろいろと手を広げていくと、それぞれの見え方や感じ方が変わってくるから面白いものだ。

例えば、私なんて今の楽器になる数年前はバッハの無伴奏は決して演奏したくないと思っていたものだ。なぜなら、以前の楽器は音大に入るのも無理なくらい安価で、とてもバッハを弾けるような響きが全く出なかったからだ。

でも、今となっては街角でもバッハを演奏するまでとなった。

 

作曲をするようになると、今まで弾いてきた曲の見え方も変わるし、物を書けば読み方も変わる。

これは、当たり前だし想定の範囲内なんだが。

 

最近、自分でも驚いたのは

映画を観られるようになったこと。

 

映像がずっと苦手で、特に映画は刺激が強すぎて、いいものを観ると夜眠れなくなってしまう。音楽や読書で極限まで使い果たした神経に映像は強すぎる。

ずっと、そうだったのだけれども、

 

このところ、むしろ楽しく観ることができるようになってきた。

 

思うに、ロックなライブハウスでオープニングアクトや転換時にクラシック弾いたり、歌もピアノも全部一人の完全ソロコンサート、街角でもやるようになったり、どれもこれもヴァイオリン一本だもんな、受ける刺激も自分の変化もずいぶん大きいのだろうな。

山に行き、スティーブ・マックイーンの『ゲッタウェイ』を観て、練習して。

今から小説に取り組んで、バレエやる。

 

そんな、今日でした。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』

『数』 2019.1011

子どもの頃から活字が好きだ。

主に、日本語が好みで次にアルファベットだろうか。数字はそうでもない。

そう、数学者の娘のくせに、数字には全くと言っていいほど愛着がわかないのだ。

 

なんのイメージもないのかというと、そうでもなくて、

2や4といった偶数には柔らかさを感じるし、5のバランス感、13の怖さ、17となると逆に面白さを感じる。

 

こんなふうにして、見た目から受ける印象というものが、そもそも私がその分野を好きになるかどうかというところにおいて重要となってくるため、

 

このイメージと、いわゆる数式というもので行わないといけない事柄の差異がとても気になってしまう。

何をやっているのか、意味がわからなくなってきてしまうのだ。

 

漢字だったならば、漢字なら、見た目や読みと文中においての役割の相関性が理解できるのだが、

数字からは、それが得られない。

 

そういえば、高校時代は数学の試験で英語並のレベルに丸暗記したときだけ100点中80点だったな。英語の30倍くらい時間がかかってめんどくさいからその一度でやめたんだった。

 

でも、でもね!

演奏のときには数えてるから!ひたすらカウントしてますから!

 

 

そんな、今日でした。写真は今日のお出かけ先。

2019年の集大成!11月24日「かっこいい曲しかやらない」ヴァイオリン・ピアノデュオ『美会夜会』 原宿カーサ・モーツァルトにて。

 

オールパガニーニシリーズ 10月22日『パガニーニ・ミーティングス vol.3』