バッハ

『山』 2019.0311-2

私は強欲な女であるから、今日は日記を2回書くのだ。だって、さっき書いたのは、昨日の日記だもん。

 

昨日のコンサート明けて今日は、山に行ってきました。朝起きた瞬間から、自然にまみれたくて仕方なかったからです。

公共交通機関を乗り継いで、1時間ほどのところにある山。雨上がりでぬかるんでいるところも多くて、舗装されているところしか歩けなかった。舗装されている道がある山を山と定義していいのかどうか疑問に思うところではありますが、

ここでは、私にとっての山、

ということでお願い申し上げます。

 

風もなくて、木のざわめきもない。鳥のさえずりに耳が癒される。

とても気持ちよくて、帰り路はなんと、交通機関を利用せずに徒歩で街まで帰ったのです。

途中、道を間違えたりして、正味2時間かかった、我が下山。

下山後(つまり本来の意味での下山のみならず、街までの帰路も含めて下山と呼んでいる)、まずやったのは

マックでポテトとコーラである。

 

こんなの、半世紀ぶりだ。。。

 

と、思えるほどの、爽快感。実際、何年ぶりだったんだろ。

 

しかも、そのあとは、ジムでサウナに入る。

 

しかも、そのあとは、バッハの練習をする。(16日の阿佐ヶ谷で演奏します。)

 

なんて、なんてことなんだ。

 

山のあと、サウナに入ったら。そのあとはビールでしょう。そこを敢えてバッハの無伴奏。

頭がおかしいんじゃないか、と思いつつ、今日の強欲な一日を閉めようと思います。

 

そんな、今日でした。

終演 2019.0220 渋谷 La.mama 曲目

渋谷 早春の夜

 

昨夜は、渋谷 La.mama の2019.0220 渋谷La.mama 『平成最後のどんでん返し?! 喝!タルイバンド1stアルバム出すんだってよGIG at TOKYO』
オープニングアクト、セットチェンジ中に演奏しました。

以下、曲目です。

バッハ 無伴奏パルティータ第3番よりガヴォットとロンド
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲第3楽章
ボロディン オペラ「イーゴリ公」よりポロヴェツ人の踊り(韃靼人の踊り)
映画「サウンド・オブ・ミュージック」より「マイ・フェイバリット・シングス」
The Police   Message in a Bottle

など。

(写真は、控室からステージに向かう通路。本番前です。緊張しているのに、あまり顔には出ないらしい。)

実は、前日に風邪で寝込んでしまったので、
演奏予定だったバッハの他の作品が弾けなかった。残念です。

なのですが、

クラシックとロックが入り混じった曲目は、楽しんで頂けたようで良かった。
こういった活動を始めて、ますます感じていることですが、
本当に皆さまクラシック音楽への造詣が深い。
だから、客席の空気も春のように暖かい。
ストラヴィンスキーや、パガニーニ、と言われたり。
私ももっともっといろんな可能性を広げていこう、と思います。

あと、興味深いのは、自分自身の変化。

ロックの曲など、
原曲のまま弾けない作品を、自分で組み立てて覚え込む作業がとても楽しい。
暗譜って気持ちいい。

それにしても、
私はこういう話は生真面目になっちゃってつまんないなぁー、AB型に多いらしい。(AB型なんです。
私の血液型については、ちょっとした小話があるので、それはいずれ。
実のところ、なんでもこうやってネタにするような女なんです。)

 

ただただ、楽しい本番でした。
昨日もありがとうございました。

そんなわけで、昨日もお知らせした私の出演情報はこちら→2019.0310 出演「青の時代」

 

 

『緊』 2019.0220

La.mamaでの本番終了~。。でお疲れな今。

3回目でだいぶ慣れてきたはずなのに、

今日は今日でとても緊張した!足もがくがくしてた。

 

なのですが、3回目の今日が一番楽しかったです。皆さん、すごく聴き入って下さってて、拍手が暖かかった。

本日の曲目、詳細は近日中にアップします。今までも弾いている曲だけど、どんどん面白くなってくる。楽しいなぁ。

 

そんな、今日でした。

 

最新出演情報はこちら→2019.0310 出演「青の時代」

『謎』 2019.0218

今日は、20日に渋谷 La.mama で弾く曲の練習と、
3月10日のソロコンサートでやるオリジナルを書いていたんだけど、

やっているうちに、
うずうずピアノの古典的作品を弾きたくなってきたから、
うちで音出しできる時間帯ギリギリまでバッハのインベンションをいくつか弾いていた。

ヴァイオリニストなのに、なんでそんなにピアノやるかというと、

音楽の源だと思うから。

 

ピアノでもバッハ弾くのは、
私がピアノも演奏するようになった2年前に、
毎日の練習法を、仲良しピアニストの藤井麻理ちゃんに尋ねたら

「バッハ弾いて!」

と言われたから。
(ちなみに麻理ちゃんとは今秋と来年春に共演予定です。)

 

ヴァイオリンじゃ解明できない、音楽の謎。

ピアノなら、見える気がする。

 

同じように、ギターも源だと思うからもっとやりたいの。

せっかく、トミーとも音楽やってるし、うちにもあるから。

 

でも、そこまでなかなかたどり着かないよー。

 

そんな、今日でした。

 

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2019.0131 渋谷La.mama 「chemical drive」

2019.0112 渋谷 La.mama 曲目

 

 

2019.0220 渋谷La.mama 『平成最後のどんでん返し?! 喝!タルイバンド1stアルバム出すんだってよGIG at TOKYO』

行った先には、楽しみしかないから

 

2019年2月20日。

渋谷 La.mama『平成最後のどんでん返し?!
喝!タルイバンド1stアルバム出すんだってよGIG at TOKYO』のオープニングアクト、
セッティングチェンジにまた出演させて頂くことになりました。今度で3回目です。 続きを読む

『雪』 2019.0209 

雪の中、
都内某所でハイドンのジプシートリオを弾いてきた。

なんだか、興に乗ってしまい、
リクエストされてバッハの無伴奏や、
即興演奏なんか(頂いたお題は「雪」だったー)もやり、
とても盛り上がっていい会だった。

曲の解説や作曲家の話、
名演奏家たちの子供時代の話なんかもたくさんしてきた。

 

んだけど、寒いから、相当疲れたらしい。

 

クタクタの日だけ着ることを許している、
母からのプレゼントのカシミヤのセーター着て、
晩ご飯も食べずにだらける算段を建てているところ。今日はお昼も食べてない。

だって、疲れたんだもん。

 

そんな、今日でした。

終演 2019.0125 曲目

照明にびっくり

先日出演した二子玉川Gemini Theaterでのこと。

まず、演奏した曲目をご紹介します。

 

ドヴォルザーク 4つのロマンティックな小品Op75より第2曲
バッハ 無伴奏パルティータ第2番よりシャコンヌ
IKUKO TANAKA モーツァルティーナ
バッハ 無伴奏パルティータ第3番よりブーレ、ジーグ
イザイ 無伴奏ソナタ第3番「バラード」
他、ヘンデルやフィオッコなど演奏しました。

(写真はサウンドチェック中。暗譜の確認。キーボードが出ているのは、他の出演者の方のためです。)

 

演奏中にとてもびっくりしたのは、照明。

今からシャコンヌを弾きます、と構えた瞬間に暗転して真っ暗!あ、真っ暗で見えないわ、と思ったのですが、

そういえば、私、シャコンヌ弾くときはいつも目を瞑って弾いていたわ、と思い出したのでした。

そのあとも、変奏ごとにどんどん照明の色が変わっていくことで
「ここは、こういう印象なんだ」と、
会場のスタッフさんが曲に抱くイメージを感じられるなど、とても面白い体験でした。

それにしても、
舞台で一人で演奏したりお話ししたりすることにまだ慣れなくて
(特にお話しのほう)、時間がわからなくなってしまい、
持ち時間をオーバーしてしまいました。関係者の皆さまごめんなさい。
反省。

クラシックの演奏会では、持ち時間というものがなかったり、
お話しするようなカジュアルな雰囲気の演奏会を行う場所は時計が見えていた(要するに部屋のようなところで行っていた)など、
いろいろと違いがあるのですね。
私がまだ慣れないので、それらの背景を慮って下さる皆さま、ありがとうございます。

 

あと面白かったのは、

ライブハウスというところは、
クラシックのコンサートホールと違って、会場の音響設計の概念が違う。
今まで、会場の反響で音の響きを聴いて弾いてきたのですが、
ライブハウスでは、PAさんがその響きを作るのですね。
これも聴こえ方が全く違うので、
最初は戸惑ったけれど、逆にお任せすればいいんだ、とわかってからずいぶん安心して弾けるようになりました。

当たり前といえば当たり前のことなんだけど、
実際に体感するとまた違うものですね。

終わってから、
ディレクター兼マネージャーさん(この方がまた大変なクラシック好き!ヴァイオリンもかなりお詳しい)といろいろお話ししていて、
こういった場所でクラシックを聴いてもらうための実践的なアドバイスをたくさん頂いて、

「あー、こういうライブハウスというところは、音楽をやる人を育てる場所なんだなぁ。」

と、本当に実感しました。

 

などなど、面白かったことと反省することと悲喜こもごもな今のお話しでした。
お越し下さった方々、ありがとうございました。