クラシック

『忘』 2019.0819

今日も思う存分練習をした一日だった。

昼は山に行き、少し休んだら練習をする。

 

ヴァイオリンを弾き、ピアノを弾く。

全部、暗譜だから身体も頭も使い放題、という感じだ。(この場合の主体はどこにあるのかと言われると、使おうとする私自身、ということになるのか。)

 

この、自分で自分を酷使するのはいろいろできるようになっていくし、それが気持ちいいのだけど、一つ大きな欠点がある。

 

それは、

 

使いすぎて、他のことができなくなって今朝のことも忘れる。

 

ということ。

 

この事実はいいことなのか、悪いことなのか。わからないけれど、25日の本番に向けてやり抜くのみなのです。

そんな、今日でした。写真は、山の向日葵。

ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は年内ラスト8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

 

『次』 2019.0816

基本的に、目の前のことに全力投球してのちやむ、という人間なのですが

わりとすぐに切り替わるほうだ。

 

だから、目の前の練習に打ち込んであともう死ぬ、私もうだめ。

と、なりながら日記もやるし

なんだかんだ、体操したり軽い運動をして

本当にボロボロになって眠る。

 

こんなことを繰り返している。

 

だから、楽器から離れたときには全く違うことを考えていることが多い。

自分の音楽上の問題、練習で気を付けないといけないこと、こういったことは全く考えない。それらは全て楽器との時間で考える。

 

で、案外そうやって離れた時間に次のアイディアが湧いてくるんだよなぁ。

で、そのために必要な準備など、パパパッと考えて、あとはスケジュール調整。

予め決まっているものとの調整をし、練習の仕上がりを考えていく。急に頭が冴えてくる。

 

で、また楽器を手にしたら、目の前の練習に注ぎ込む。

この繰り返しが楽しいんだ。こんな楽しいこと、ないな~。

 

そんな、今日でした。写真は最近の山の様子。雨上がりの緑が美しい。

これもいろいろ考えている。ソロコンサート。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

 

『型』 2019.0813

私はAB型です。

これを言うと、ほとんどの人が「確かに!」「なるほど、よくわかる。」という感想を述べられる。

つまり、

とてもAB型らしい人間だ、ということなのだそうです。

 

とはいえ、自分ではそれはさっぱりわからない。どういうことなのか、理解ができない。

また、そもそも血液型に興味がなく、人の血液型もあまり覚えられない。家族のは知っていますけれど。

血液型なんて信憑性がないよ、と思っていたが、知り合いの経営者の方が面接を受けられる方々の血液型を推測すると的中する、と話していたので、そこから信用するようになった。

 

ちょっと前に言われた私のAB型評として面白かったのは、

「A型気質のほうでは、すごく真面目で丁寧できちんとしたことを言い、とても立派な人のように思えるのに、B型気質のいい加減さ、適当さにみんなびっくりしてしまう。二重人格にしか見えない。」

なるほど。驚かせてしまっているわけか。それは、申し訳ない。

「だからAB型ときくと、すごく納得する。」

ほう。そうでしたか。

 

この日記をお読みの方にも、私のことをとても変わった人だな、とか珍しい人だな、とか感じておられるかもしれないが、それは正にそうなのであって、

日本人の人口の1割しかいないというAB型は珍しい存在だろうし、変わっているという評そのものを持ち合わせているので、やはり私はAB型なのだな、というふうに思う。(なんの結論にも至っていないこういった文章を堂々と載せる辺りにも破綻した気質が見え隠れする。)

 

本日の写真は、また姪っ子加工です。

そんな、今日でした。

私の血液型以上に多面的なソロコンサートシリーズ「青の時代」ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

『八』 2019.0711

今日は、『雨女』歌版のレコーディング、仕上げの作業をしてきた。

エンジニアの方も、とてもアイディアやセンスがある方で、いろんな考え方や提案を元に一緒に作っていく。

私は、知らないことだらけだから、聴いた音で判断することくらいしかできないのだが、とても面白い作業だ。

 

今日のスタジオは、こんな言葉が飛び交っていた。

「あの、八百屋のさぁ。。。」

え、八百屋?八百屋さん!?今、作業の真っ最中なんですけど、プロはこんなときにそんなこと話題にできるものなの!???

 

と、思っていたら

 

ローランドの古いリズムマシーンをそう呼ぶらしい。

「808。骨董品ですね。」

エンジニアさんはそうおっしゃった。

 

へぇ。クラシックで耳にする「モツコン」とか「ベトコン」とか、知らない人からしたら違う意味に捉えられそうなあれですね。(それぞれ、モーツァルトやベートーヴェンのコンチェルト、という意味です。)

 

世の中、いろいろと面白いなぁ。写真は、試しにやったグランドピアノの音色のときに出るソフトの画像。

そんな、今日でした。

ソロコンサートシリーズ「青の時代」ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

 

『源』 2019.0519

今日は非常に眠い一日であった。

想像するに、先週の風邪以来いまいち体調がパッとしていないままなので、要するに完治できていないということだと思っている。

そんなわけで、本日もいつもの結論に至る。

 

もう、眠い。

 

今日の収穫と言えば、昨日の録音音源を聴いて自分の声とは違うような不思議さを感じたということと、

明日の Yuuki くんの本番での私のパートを仕上げられたこと。自分で作ったオクターブの羅列がうまくいくかな。弾いてみたら案外難しかった。オクターブをわけて弾く音列が好きだ。これはヴァイオリンやピアノにおいては殊更ニュアンスが美しい表現方法だと思っている。

ということを、この度の共演で発見したのだ。

 

ポップスやロックは、譜面になにも書いていないことも多いから、その場合は自分で弾く音列を創る。どうやって創ろうか考えることは、私はどういった音型が好きか、何をどうあてはめることが気持ちいいのか、そこを掘り出す作業とも言える。初めは探し方がわからなくて、闇雲に弾いていたけど、そういう耳で自分の愛する偉大なクラシック作品を聴くと無限に広がる世界が見えてくる。

そして、これが私の源泉であったのか、と自分の中に大きなものを見つけられたかのように思えるのだ。

 

そして今日はやたらショパンの舟歌を聴いている。ショパン作品の中でも最も好きかもしれない。バルカローレのテンポ感と浮遊感のあるリズムが最高に好きだ、速くも遅くもないこういうテンポは扱いが難しいと思うのに、そこにこんなにまで愉しみを詰め尽くしたショパンという人の独自性にとてつもなく惹かれている。それは思えば子どもの頃のバレエのレッスンで彼の音楽に合わせて踊っていたときからそうなのだ。

 

今、このようにして様々な活動を行っているとよく知っていたはずの作品たちの聴き方もまるで変ってくる。それが私がこの活動を行っていく理由の源泉でもあります。

なぜなら、もっと深く広くよく音楽を知ってわかっていきたいから。

 

そんな、今日でした。

写真は最近新調したイヤリング。いつものスカーフとセットで。

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『同』 2019.0510

今週末は予定が多い。

日ごろの私に比べたら、ということなのだが

 

今日は Yuuki 君という歌手の男の子とリハーサル。今度、彼のコンサートでヴァイオリンとピアノを担当することになったのです。(日時は News をご覧ください。)

明日は、私の「雨女」をレコーディング予定。明後日はとみーとパガニーニ・ミーティングスのリハーサルである。

 

ポップスの音楽というのは、楽譜にはコードしか書かれていないことが多く、どういう音をどういう雰囲気で弾くのかという情報は一切書かれていない。まぁ、即興の要素が強いんですね。コードの音ばかり弾いていてもつまらないから和声外音をどう入れようか、そこの工夫が面白いのかな、と思う。

 

ご存知のとおり、クラシックは偉大な作曲家が残したものを正確に弾くところから始まるわけですが、この正確に弾くということがそもそも大変難しい。昔、初めてベートーヴェンのヴァイオリンソナタに取り組んだときに出てきた彼特有の連続したスフォルツァンドや、突然のピアノなど、実際に弾くとなるといかに難しいのか痛感したのでした。それを経て基礎テクニックの向上により取り組もうと思ったのだったな。

 

で、即興的に創り上げていく音楽とクラシック、と考えていくと

 

本質的には、変わらない。

と、思うんだよな。

 

例えば私が大好きな仲良しのピアニストとやっていると互いの息や意思でどんどん音楽が熱狂的になっていく。タイミングも違う。どういくのか、ぐいぐい変わっていったりする。そのくらい「いっちゃえる」演奏ができる同士というのが一番の友達だと私は思っている。

もしかすると私の先生がおっしゃっていた「作曲家の言葉を借りて自分の考えを言う」、というのはこういうことかな、と思ったりする。何しろ、歴史に残る優れた言葉なのだから、それを借りるというのはすごいことだ。

 

で、創りながらやる音楽というのも、やはり同じ部分があって、その空気感を共有し合えれば思ってもみなかったメロディやリズムが自分の内側から勝手に出てくる。要は遠慮しないということというような気がする。案外やれば慣れるものなのかな、コード記号はまだあまり読めないけれど。

そんな面白さを感じながらリハーサルして、夜は明日のレコーディング用に(今まで全く書いていなかった)譜面を自分用に書き起こしたら案外手こずって。

 

と、そんな今日でした。

「雨女」の実演はこちら  ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『力』 2019.0424

今日は、「和」を唄うコンサートに出演しました。

今、帰ってきたところ。

 

私は宮城道雄の「春の海」をソロで演奏しました。

昔、ボストンで松坂先生にこの曲のことを教わったんだよな。アメリカにおいて、日本の曲を教わった。そんな話もした。

 

唄の、愛鷹有羽さんの力をそばで感じながら弾けたことが大きかった。私にとっては大きい暖かい存在の人だから。それにしても、緊張したな~。緊張しないことはないんだけど。

彼女の唄にあるリズム。呼吸や鼓動。それを音で表すのは、クラシックと違うようでベースは同じだと思ってる。

 

写真は、帰り道にいつも見えるマック。

そんな、今日でした。

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

『昨』 2019.0401

昨日の La.mama 。

今まで表の入り口付近をあまりちゃんと見ていなかったのですが、ちゃんと見てみると、私でも名前を知っているようなバンドやお笑いの人たちの写真やサインがびっしり。

最初にご挨拶に伺ったとき、ブッキング担当の方が「ミスチルやスピッツがここから出たんですよ。」

と、仰っていたのですが

改めて、その歴史を感じたのでした。

 

おかげさまでそのくらい、 La.mama で弾くことに慣れてきたようであります。

 

今回の曲目は、今までと代わり映えがするのかしないのか。

 

ヴァイオリン協奏曲より第3楽章/ブルッフ

ヴァイオリン協奏曲より第3楽章/メンデルスゾーン

ポロヴェツ人の踊り/ボロディン

Message in a bottle / The Police

There must be an angel / Eurythmics

My favorite things

無伴奏パルティータ第3番よりガヴォットとロンド、ジーグ/バッハ

無伴奏ソナタ第1番よりプレスト/バッハ

 

このようでありました。

 

ここで、その様子の一端をご覧下さいませ。

 

この他にも、昨日弾いた動画をアップロードできそうなのですが、何分動画編集が苦手なため、とりあえず今回のご報告ではこの一つにとどめておきます。

 

このライブハウス活動。いろんな人たちに広く聴いてもらえることと、クラシックの可能性を感じられるのがいいね。クラシック音楽は世界遺産のように素晴らしいのだから。その趣旨をロックど真ん中な La.mama でご理解頂けてご協力頂ける、その意味は大きいと思うんだよなぁ。

 

で、ここから得意とする脈絡のない内容へと突如移行するのですが、

2月から始めたこのサイトも日々の駄文の成果と申しますか、ページ数だけは無駄にございます。

 

それでね、これから人気記事とそうでないものとを時折 SNS で流そうかと思うの。実は、先週からフロントページにおいては「今週のトップ/ワースト」を毎日発表しているので、お気づきの諸氏もおいでだろうと思った上での決定でござる。

 

でありますゆえ、ご興味ご関心をお持ちの本サイト読者貴兄らにおいては、某のTwitterやFacebook、インスタグラム等をチェック頂きたいと思った次第なのよ。流し方についてはこれから熟慮致します。

ちなみに、本サイトにおいては記事タイトルと本文はあまり関連性がないことが多いというのが私の認識です。

 

ふー。

こういう、硬い、固い、堅苦しい、こういうのが好きなんだ!!

もぉ、このくらいでおしまいと致します。

 

そんな、今日でした。ラブ熟語だぜ。

 

 

『初』 2019.0316

今日は、とても不思議な感覚だった。

初の体験があった。

 

それは、バッハの無伴奏曲を、組曲として演奏すること。

いつも、演奏のときに、パルティータやソナタの中から抜粋でやっていて、組曲として演奏したことはなかった。

 

曲に入り込んで現世からどこか遠くに行っている瞬間と、曲が終わって、この世に帰ってくる瞬間。行き来するのが不思議な感覚。

クラシック専門の老舗名曲喫茶店で、とても古いバッハの音楽を、まだ新しめの私の楽器と、それよりずっと古い弓とで、無伴奏パルティータ第3番を全曲弾きました。

 

面白い体験だった。皆さま、ありがとうございました。

そんな、今日でした。

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2

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