『茸』 2019.0723

健康のために日々山に行っていると言うと、「お住まいはどちらなんですか?」と訊かれる。

それもそうだろう、一般的に山というのは生活圏にはないはずのものだ。一応この辺りだって首都圏なのだから。

なのだが、山に通い始めて数か月。すっかり山歩きが気持ちよくなってしまい、週に数回は行かないとどうも呼吸もうまくできないような気さえしてくる。

それで、山に行けないときのため、というわけでもないのだが、生活の中に自然を感じていたいから、観葉植物も家に置いている。

 

その中のひとつに、この長雨でキノコが生えた。

 

あ、山によくいるやつだ、と思った。ちなみに山にはもっと赤いのやピンクに近いようなものもいた。

 

処遇をどうしようか、思案中。種類もわからないため、素手で触ることもやめておこう、と思っている。

 

そんな、今日でした。

ソロコンサートシリーズ「青の時代」ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。次回は8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

『悦』 2019.0714

最近の私の目下の課題は、以下の事柄を一日に全て成し遂げることであった。

・練習(ヴァイオリンとピアノ両方)

・運動(散歩、山歩き、逆立ちやでんぐり返し、バレエの動き等)

・作曲

・小説の執筆

 

これらをすべて行い、かつ社会との接点を持ち、仕事場でもある住まいを快適かつ合理的に保つことはしばらくの間難しかったわけであるのだが、この数日それが可能となってきて、とても喜んでいる。

そう、喜んでいるのです。やったぁ!!てな気分なの。

 

案外家事というのは気分転換にとても良いから、この活動を始めてから家事がよく進んでいる。判断も速くなるし、そのぶん勉強したいことや合間の読書もできるようになって素晴らしい。

で、今日はこれまで訪れたことのない、普段とは違う別の山へ行った。雨でぬかるんでいたけれど、たいそう楽しく散策してきた。で、思った以上に疲れちゃったから、おうちに帰ってきてお昼ご飯はとりあえずビール。私も休日気分だった、ということで。

 

そんな、今日でした。

聴いてる方を「やったぁ!!」と思わせたい、ソロコンサートシリーズ。ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏など。8月25日エムズカンティーナにて。『青の時代 vol.4』

オールパガニーニプログラムシリーズ『パガニーニ・ミーティングス vol.2』

 

 

Diary.2019 June

『雨』 20190601

『動』 20190602

『返』 20190604

『明』 20190605

『指』 20190606

『違』 20190607

 

 

 

『江』 20190608

『奮』 20190609

『呑』 20190610

 

 

『幻』 20190611

『志』 20190612

『軍』 20190613

『募』 20190614

『食』 20190615

 

 

 

『待』 20190617

 

 

 

『鴨』 20190618

『豆』 20190619

『詞』 20190620

『損』 20190621

『佇』 20190622

『夢』 20190623

『盛』 20190624

 

 

 

『頭』 20190625

 

『枝』 20190626

 

『地』 20190627

『癒』 20190628

 

 

『走』 20190629

『予』 20190630

『地』 2019.0627

私の毎日と言えば、まず練習。合間に散歩や山歩きや運動。このルーティンがメインで、ヴァイオリニストらしそうなキラキラした世界にはとんとご縁がない。お洒落なレストランやカフェに行くこともない。物欲もあまりなくて私が持っている大半の服飾品は母の手縫いやおさがりなど。そしてそれが気に入っている。ちなみに普段愛用の外出バッグと本番用の荷物入れも、母の手縫いの布製です。

楽器屋さんがある代官山に出向いても、用を済ませたらすぐ帰ってしまうことがほとんどだし、リハーサルや本番で楽しい街に行ってもそう。とにかく今はやることが多いのだ。

 

と、長々と地味暮らしの内情をご説明したのには理由がある。

 

それは、今日の写真も山だから。

 

私の行く山には本気で「これ、ドラクエとかで敵が出てきたら間違いなく滑り落ちて重症を負うやつだよね。。。」と思わせるような箇所がちょくちょくあって、里山の癖に常に危険と隣り合わせな局面では、「私、これを乗り越えたら精神強くなってヴァイオリンも上手くなるかも。。。!!」と信じるしかないような瞬間があって、今日もそれでずいぶん鍛えられました。リアルドラクエだぜ。この場合の敵は己ということで。

 

おかげで、帰宅したあとのご飯が美味しかった。平和って幸せだ。

 

そんな、今日でした。写真は、どう見ても迷宮への入り口。

本番の内容はむしろ派手です。ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

コンサート詳細追加情報 お客様感謝祭「青の時代 vol.3

『盛』 2019.0624

独り盛り上がりが得意である。

独りで盛り上がって練習しているのだ。

 

そもそも、山に行くのも運動をするのも音楽や創作のためであって、それらについてもそれぞれ盛り上がりながら取り組んでいるため、私は独りで盛り上がることが非常に得意な女といっても過言ではないと思う。

 

もしかしたら、私は寂しい女なのか??とさっき自問自答したのだけれども、そんな疑問はすぐにどこかに消え去っていった。

なぜならば、

ケーキが焼けたから。

 

レーズンの風味がなかなか良かった。膨らみが足りないけれど、生地のきめ細やかさはしっとりとした味わいをより際立たせ、口に入れると胸にまで広がる充足感。あぁ。。。これは、こいつはまたやんなきゃだめだ。

 

夏の3曲も引き続き募集しております。明日、頂いたメッセージをまたいくつかご紹介しよ。

そんな、今日でした。

ソロコンサートシリーズ「青の時代」ヴァイオリン超絶技巧無伴奏、オリジナル曲、即興演奏ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

コンサート詳細追加情報 お客様感謝祭「青の時代 vol.3

 

『鴨』 2019.0618

そういえば今日は姪っ子〇〇えちゃんの誕生日だったと思う。しまった、まだなにも用意しちゃいない。

 

そんな焦りを感じつつ、今日は昨日書いた曲を練習してソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」への用意をしていた。

 

今回もなかなか面白いプログラムになりそうだ。私がイメージする「夏の曲」は練習しがいもある。楽しーぜ。

 

そういえば、募集中の「夏の3曲」。とある60代だという男性からこんなメッセージを頂いた。

“NHKで昔やっていた少年ドラマシリーズ「つぶやき岩の秘密」主題歌「遠い海の記憶」が私の夏の曲です。10代の夏休みの記憶です。”

四国にお住まいということで、私のコンサートに来られることは難しいそうですが、こうしてメッセージをいただけることはとても嬉しいです。

 

というわけで、その曲も聴いてみた。

物悲しいメロディがいいね。皆さんが思う夏の曲ももっと聴いてみたい。3曲といわず、1つでも。

 

 

そんな、今日でした。写真は、今日の山で見かけた鴨さん。あいつも動物好きなんだよなぁ。〇〇えちゃん。

これから当面この話題が続きます ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『軍』 2019.0613

最近、軍手が気になっている。

山に行くのに、それがあったほうがなにかと便利だよな、と思っていたから。

 

そうして、軍手のことを考えているこの数日です。

 

今日も、Yuuki くんのリハーサル。本番前の最終仕上げという日。

パーカッションのユキさんが手にささくれができたという会話で、「爪と指の間に保湿クリーム塗ると指先が荒れにくいらしいですよ。」と、先の冬に仕入れた美容知識を教えて差し上げた。なんでも、コンガやカホンをケースから出し入れするときに余計擦ってしまうということだった。

「でね、最強なのは」

私の熱弁は続く。

 

「それを塗った状態で軍手はめて寝ること!!」

「ぐ、軍手??」

あ、間違えた軍手じゃなかったよ~。木綿の手袋でした!

 

と、アホな会話に付き合わせてしまいました。

 

演奏は、皆さん素晴らしいです。

 

写真は、リハーサルスタジオから見える首都高、見下ろすと246。こういう人の往来が感じられる光景が好きだ。

 

そんな、今日でした。

ヴァイオリンは素手で弾きます。ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『江』 2019.0608

飽きもせず、日々山へ向かっている。

今日も、練習して散歩して練習して体操して練習してお昼ご飯を食べて練習して山に行き練習して夕食、そして現在へと至る。

 

よくもまぁ、こんなに山へ行くものだ。

もう、田中幾子ではなく、山江幾子だ。

 

そんなつまらないことを思いつく余裕は、まだあるらしい。

明日のパガニーニ、がんばります。

写真は、夕食のもの。キャンベルのクラムチャウダーに野菜を加えて、冷蔵庫の中身をあらかた使いました。私はこの手の料理を、冷蔵庫料理と呼んでいる。そこに小物として無関係なレモンを添えてみたところがあざとい女である。

 

そんな、今日でした。

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『違』 2019.0607

おかげさまで、今日も充実した一日でした。

おしまい。

 

とでも言いたいくらいもう眠いのである。

 

パガニーニのような難しいものをやっていると、頭の使い方も身体も、尋常ではなくなるからかもしれない。右手も左手も同時に忙しいんだもの。全身大運動会、といった感じである。音の行き来もちょっと変なところがたくさんあるし、相当神経使っていると思う。

昨日の朝、 Yuuki くんの音源を聴いていて思ったのは、ポップスはまるで映画を見ているようだな、ということ。比べたら、クラシックは難しい教科書を理解して覚え込むところから始まり、それを自分の理解として語ることができるようになるまで血肉にするのだから、頭の使い方がまるで違うんだな。パガニーニに限らないけど、クラシックにはこの難しい教科書というものがたくさんあって、その内容がまた普遍的で素晴らしいんだよな。ポップスに感じた「映画の音楽化」とは、同じ音楽と呼ぶには全く違う要素だな、と思う。この違いが面白いけどね。もし、同じような要素の音楽だったら、こんなにたくさんの活動を同時に行うことはできないだろうな、と思う。

ところで、クラシックには即興的なところはない、と思われがちなのですが、そんなことはなく、実は正に即興であるメロディをある曲の中で弾くつもりです。楽譜上、そうしても良さそうなんだよな。

 

明日も、練習しよ。

写真は、今日の午後の山。田んぼになっていた。

 

そんな、今日でした。

 

ソロコンサート 2019 0707「青の時代 vol 3」

 

『難』 2019.0425

今日は山に行ったり、練習したりしていました。それぞれ、いろんなことを感じた。

ずっとずっと遥か前から自分で感じていたことで、昨今は周囲にも理解されるようになったことがあるのですが、

 

自分で思う以上に、

私は芸術家気質で扱いが難しい。

 

ほんとに、自分でも難しいのです。

 

今日もさ、さっきまで Keynoters に連載している記事を書いていたんだけど、そこに載せる音源を少し聴くだけで、気持ちが溢れて仕方ない。

それを無視して次の文章へと進む。

その作曲家の彼の人生や作品を想うだけで、全てがいっぱいになってしまう。

 

その、繰り返し。

 

皆さまは、ご存知だろうか。それを知ったら眠れなくなる旋律のこと。読み物のこと。映画のこと。バレエのこと。

 

珍しい作品のこととは限らず

きっと巷に溢れているものだったり。

 

でも、囚われてしまうのです。

夜は更けるが眠れなくもなり、日中もなにも見えなくなってしまうのです。

 

私は、こんなに目が大きいのに

歩いているときだって、ろくに見えていやしない。あのいろんなものでいっぱいで、頭も忙しいんだ。

まるで、でくのぼうのような目だ。なんの役にも立ちはしない。だから転ぶんだ。

 

なんだか、中原中也のような気分もしていますが、こう公言するのは初めてだな。

 

今日は、少し練習できた。長い時間だったけれど、少し、という感じだ。

そんな、今日でした。写真は、笑顔のラママ。

ソロコンサートのお知らせ 2019.0505 「青の時代」 Vol.2